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2024年産ヤーコンの苗作り [ヤーコンの苗作り]

 毎年の繰り返しになるが、1000個規模(近年だんだん減らし、数百個ほど)でヤーコンの苗作りをするので、作業工程も3回になり、第2回目の作業以外は、ほぼ一日仕事(規模縮小で半日仕事)になる。
 第1回は3月中下旬に、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(上部の根塊)を掘り出し、これを切り分け、種芋とする。なお、切り口には腐敗防止と肥料効果を期待して草木灰を付ける(近年、草木灰が作れなくなったので省略)。
 第2回目の作業は、2、3日陰干ししておいた種芋の苗床への埋め込み。
 第3回目の作業は、4月中旬に発芽したヤーコンをポット苗にする。
 なお、例年のことですが、次のとおり<苗の無償進呈>を予定しています。
<2024年>
 期間:4月23日(火)~5月3日(金)<土・日・月曜日は除きます(当店定休日)>
 当方の所在地は、当店のホームページをご覧になってください。
  https://ph-miyake.jimdofree.com/店舗紹介/
 お渡しできる数量は、お一人10ポット程度までとさせていただきますが、あらかじめメールかお電話していただければ、数量増の相談に応じます。
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970
( 電話は、火曜~金曜日、9時半~18時に掛けていただけると有り難いです。)
(下の写真は2023年ゴールデンウイークのもの)
IMG_0346.JPG

<2024年産ヤーコンの苗作り>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
3.16今日、4~5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。種芋の塊は納屋へ収納。
 ヤーコン種芋イラスト.jpg

3.20本日、種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなったので、これは省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込め、あまり大きいと種芋ばかり生育する傾向があるから、10g程度にしている。
 切り分け作業は3時間弱を要した。できた種芋はムシロに広げ、母屋へ収納し、日陰干し。(例年、納屋へ収納しているが、明日と明後日は強烈な冷え込みが予想されるので、凍み防止のため母屋とした。)
 全部の種芋を切り分けたが、できた種芋の数は数えなかったものの、昨年より少なく、アンデスの雪は300個、アンデスの乙女は200個程度ではなかろうか。
<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
3.22明日からずっと雨につき、母屋に収納して日陰干ししておいた種芋の切口がまだ十分には乾いていないが、育苗床に埋め込むことにした。
 ネギの収穫跡を部分的にきれいに均し、むしろの幅と同じ幅で台形にする。
 去年とは違うやり方(より簡単)とし、種芋をびっしり並べ、テボで周りの土をほぐし取り、ざっと土を2cmほど被せる。むしろ1枚弱で収まった。
 明日から連日雨模様につき、種芋の腐り防止のため、苗床にむしろを乗せ、その上のビニールシートを被せ、周りを石で押さえておいた。
 雨が上がり次第、むしろもビニールシートも外す予定。かなり暑くなるようだから。
3.27今日やっと晴れてくれ、最高気温18℃となろうからビニールシート&ムシロ外し

<2023年産ヤーコンの苗作り>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(3月19日)
 今日、4~5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。種芋の塊は納屋へ収納。
(3月20日)
 一昨日掘り出した種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなり、昨年と同様に省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めるが、育苗数を減らしたから、10g以上にしている。
 切り分け作業は4時間弱を要した。できた種芋はムシロに広げ、納屋へ収納し、後日苗床へ植え付けることに。
 できた種芋の数は数えなかったものの、昨年の倍(アンデスの雪、アンデスの乙女ともに400個程度)ではなかろうか。
 明日から(すでに今日のお昼から)ずっと雨模様につき、種芋の芽出し育苗床を粗整地し、ビニールシートで広く覆っておいた(土があまり湿り気を帯びないように)。
 育苗床への植え付けは2~3日後、雨間を利用して行う予定。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月22日)
 明日からずっと雨につき、日陰干ししておいた種芋の切口がまだ十分には乾いていないが、急きょ育苗床に埋め込むことにした。
 ネギの収穫跡を部分的にきれいに均し、むしろの幅と同じ幅で台形にする。
 テボで溝を掘り、種芋をびっしり並べ、テボで土寄せし、土を2cmほど被せる。これを連続的に行っていき、むしろ2枚弱で収まった。
 例年、保温のためにむしろを乗せ、その上のビニールシートを被せるのだが、今年の3月下旬は暑いぐらいで、その必要はないが、明日から連日雨模様につき、種芋の腐り防止のため、同様の措置をとる。
(3月24日)
 暑いほどの陽気となり、暑さに弱いヤーコンにつき、むしろもビニールシートも外す。
(4月2日)
 ヤーコン苗場が乾いてきたので水やり。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月16日~17日)
 ここのところ暖かく、育苗床での芽吹きが、アンデスの乙女はごくわずかだが、アンデスの雪は2~3割程度となった。そこで、今日明日でポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」に草花用土(繰り返し使用)が溜まってきているので少しこれを足して使用。
 両品種とも今年は少々大き目の種芋(20g弱程度)としたので、ポットはすべて中サイスを使用。アンデスの雪は黒色ポット、アンデスの乙女はカラーポットとした。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠き。アンデスの雪は芽が少ないが、アンデスの乙女は細かな芽がたくさん出ているものがけっこうある。なお、今年はポット苗づくりを500個程度にするから、良さそうなものを選び、半分ほどは処分。
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットに入れる。
 出来たポット苗の数は次のとおり。苗トレイ1ケースで28ポット
  アンデスの雪   12ケース(336ポット)うち自家用2ケース
  アンデスの乙女   7ケース(196ポット)うち自家用半ケース
   合 計    19ケース(532ポット)うち自家用3.5ケース
 ポット苗を入れた苗トレイを畑の空きスペースに並べ、水やり。
 これから晴天が続くから、毎日水やりが必要となる。
(2023年4月29日の状態)
IMG_0348.JPG
(5月8日)
 発芽不良やごちゃごちゃと発芽したもの、大半は「アンデスの乙女」だが、それらは処分することにした。「アンデスの雪」は十分に大きくなった。


<2022年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2022年3月20日)
 今日、5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。
(3月21日)
 昨日掘り出した種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなり、昨年と同様に省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めるが、育苗数を減らしたから、10g以上にしている。
 なお、切り分けにくい部分は、アンデスの雪の場合は昨年と同様に今年も大きな塊(こぶし大)のまま畑に直植えすることに。ただし、アンデスの乙女の場合は、そのようにすると種芋ばかりが大きく生長し、食用部芋が少ししか採れななかったので、従前どおりポット苗での作付けとする。
 切り分け作業は2時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、しばし天日干した後、納屋へ収納し、後日苗床へ植え付けることに。
 できた種芋の数は数えなかったものの、昨年と同様にアンデスの雪、アンデスの乙女ともに200個程度ではなかろうか。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月25日)
 明日は雨が本降りとなるし、、切り分けて4日経つから、今日、苗床に埋め込み。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、約60cm幅で種芋をびっしり並べる。
 土を2cmほど被せ、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを被せる。
 ビニールシートの両サイドに軽く土を乗せ、風で飛ばないようにする。
 苗床の周りにしっかり溝立てし、雨水がきれいにはけるようにした。
 冷え込みがなくなれば、ビニールシートを外し、その後、ムシロも外す予定。
(4月5日)
 朝の冷え込みがなくなり、昼間も暖かくなったので、ビニールシート&ムシロを外す。
 かすかな芽吹きがほんの一部あり。来週にはポット苗づくりに入れよう。
(4月6日)
 表土がカラカラに乾いてきており、当面雨なしだから、水やり。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月10日)
 育苗床で16日しか経っていないが、ここのところ暖かく、芽吹きが進んでいるであろうから、今日半日強かけてポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」3袋強を使用。なお、草花用土(繰り返し使用)が溜まってきているので、中ポットにはこれを2割程度混ぜ込む。
 アンデスの雪は程よい芽吹きであったが、アンデスの乙女は若干芽吹き不足。
 育苗床を2重保温したから、種芋の腐りは全くなし。
 両品種とも今年は少々大き目の種芋(20g弱程度)が多かったので、ポットは小サイズがあまり使えず、中サイスを多用。なお、アンデスの雪は黒色ポット、アンデスの乙女はカラーポットとし、今年は名札付けを省略する。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠き。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使った。アンデスの雪は芽が少ないが、アンデスの乙女は細かな芽がたくさん出ている。品種によって、かなりの違いあり。また、アンデスの雪は既に根がけっこう出ている。
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットに入れる。小ポットにはたっぷりり入れて少々抑える。中ポットは培養土が入りすぎるから8分目ほどに控えた。
 出来たポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   約250ポット
  アンデスの乙女  約250ポット  合計 約500ポット
 ポット苗を入れたトレイ(各10個)を畑の空きスペースに並べ、水やり。
 これからまだ晴天が続くから、毎日水やりが必要となる。

<2021年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2021年3月14日)
 今日、5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。掘り出したものは、11月下旬から毎月順次各1畝を収穫し、今年用に畝立てした第1畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。
 その種芋を自宅庭に運び、今日、塊茎を切り分け、種芋作りをしました。なお、切り口に草木灰をつけるといいのですが、草木灰が手に入らなくなり、今年からは省略です。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めます。例年10グラム程度にしていましたが、今年は少し大きめに切りました。
 なお、切り分けにくい部分は、今年から大きな塊のまま畑に直植えすることとし、苗づくりは全部普及活動用にします。
 種芋の出来は無肥料栽培4年目ということもあって、若干小振りの感じがしますが、食用部の塊根は不作でも、塊茎(種芋)は十分大きいです。
 切り分け作業は2時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、しばし天日干し。
 できた種芋の数は数えなかったのですが、アンデスの雪、アンデスの乙女ともに200個程度ではなかろうか。1個当たりの大きさは例年より若干大きめにしました。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月14日)
 時間があったので、切り口が乾いていませんが、今日、苗床に埋め込み。たぶん腐ることはないでしょう。(結果:ごく一部に凍みるものあり。原因は雨水が入り込んだようだ。)
 ネギの収穫跡を部分的に均し、60cm幅に種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べる。
 土を3cmほど被せ、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せる。ちょうどムシロ1枚分で収まる。
(3月29日)
 暑いほどの陽気になったから、ムシロとビニールシートをともに外す。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月18日)
 育苗床で1か月以上経ち、今日半日ほどで、ポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」3袋弱を使用。
 2品種(アンデスの雪、アンデスの乙女)ともに今年は芽吹きが良く、根がけっこう出ているものが多かったです。
 アンデスの雪は種芋がけっこう大きく、ポットは小サイズがあまり使えず、中サイスを多用。アンデスの乙女は大半が小サイズで事足りました。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは手でちぎり分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。
 なお、今年は育苗床に土を被せすぎたようで、芽が長く伸びたものがけっこうあり、ポットに入れると茎が随分飛び出してしまい、きれいな姿の苗に仕上がるか少々心配です。
 できたポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   200ポット強
  アンデスの乙女  200ポット強  合計 約450ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。

<2020年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2020年3月22日)
 畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。
 11月下旬から毎月順次収穫し、今年用に畝立てした5畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。
 その種芋を自宅庭に運び、今日(3月22日)、根塊を切り分け、切り口に草木灰をつけ(今年は省略)、種芋作りをしました。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。逆に50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、やはり収穫量が落ちるような気がします。
 「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めます。例年10グラム程度にしていましたが、今年は少し大きめに切りました。
 種芋の出来は無肥料栽培3年目ということもあって、アンデスの雪は若干悪かったものの、アンデスの乙女は例年並みの成育でした。また、種芋を2口けっこうな量を進呈したため、苗づくり用の種芋は今年はだいぶ少なくなりました。
 作業は4時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、納屋の軒先に。
 できた種芋の数は数えなかったのですが、アンデスの雪300程度、アンデスの乙女400程度ではなかろうか。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月23日)
 1日しか経っていないが、切り口がけっこう乾いており、今日、苗床に埋め込み。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、60cm幅に種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べる。通路側にアンデスの雪をまず並べ、区切りの棒を入れて、その先にアンデスの乙女。土を3cmほど被せ、鍬で軽く転圧し、しばらく好天が続くので、ジョウロで軽く水やり。
 例年、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せるが、今年は冷え込みはないので覆いは全くせず。
(3月25日)
 これから数日間は雨模様であり、湿り過ぎで種芋が腐る恐れがあり、保護措置をとることにした。昨年の保温措置とは逆に、先にビニールシートを掛け、風邪で飛ばないようにその上にムシロを置いておいた。→ムシロは29日に外す。
(4月4日)
 昼は暑いほどのなってきた。ビニールシートを外す。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月19~20日)
 育苗床で概ね1か月経ち、2日かけて都合8時間ほどで、ポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」を4袋ほど使用。これがけっこう高く数千円の出費。
 アンデスの雪は芽吹きも良く、根もけっこう出ていますが、アンデスの乙女は小さな芽吹きのものが多く、根はほとんど出ていません。例年、こうしたものです。
 ポットは小さいサイズを使い、苗トレイ1ケースに7×5=35個入ります。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは手でちぎり分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。
 できたポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   約11ケース(370ポット)
  アンデスの乙女  約15ケース(497ポット) 合計867ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。
(5月10日)
 今までに4人の方に大きそうな苗を差し上げ、今日IT地区の方が100株持っていかれた。残りは、とある製薬会社を通して東海北陸の薬局・薬店に持っていってもらい、希望者に配布してもらう。そこで、だいぶ大きくなってきているポット苗をチェックし、複数出ている芽の芽欠きを行なった。例年そうだが、アンデスの雪は芽欠きするものは少ないが、目がいっぱい出やすいアンデスの乙女は随分と複数の芽が出ており、芽欠き作業にけっこう時間がかかった。

<2019年>
(2019年3月24日)
 今日は第1回目の作業。
 畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。
 11月下旬から2月下旬に順次収穫し、今年用に畝立てした5畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。なお、3月中旬に最終収穫した1畝の種芋はダンボール箱に入れ、納屋に。
 その種芋を自宅庭に運び、今日(3月24日)、根塊を切り分け、切り口に草木灰をつけ、種芋作りをしました。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。逆に50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、やはり収穫量が落ちるような気がします。
 「アンデスの乙女」は、種芋の大半が5~10グラムにしか切り分けられませんが、5グラム程度でも変わりない収穫が見込めます。
 昨年の猛暑(そして無肥料栽培に取り組んだ)の影響で、栽培2品種(アンデスの雪、アンデスの乙女)ともにチョウ不作で、種芋の成長も悪かったです。
 作業は5時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、数を数えてみました。そしたら、アンデスの雪500程度、アンデスの乙女300強で、合計800個ほどしかなかったです。切り分けた種芋はムシロに広げ、納屋にいったん収納。
 全部きれいに発芽することはなく、良品のポット苗はアンデスの雪450程度、アンデスの乙女270程度、計720個ほどになりそうです。
 2年前までは収獲した種芋の約半分をブログ読者で希望される方に差し上げていたのですが、一昨年、昨年と不作続きで、それを全部お断りしました。そして、今年から栽培規模を縮小しますので、もう種芋進呈はできなくなりました。
 ただし、ポット苗は若干余裕がありますので、取りに来ていただける方には、数量限定ですが差し上げることにしてます。
 自家使用分は80個もあれば足りるのですが、お約束している大口の団体が3つあり、どこもかも希望数量を減らすしかなさそうな状況となりました。
 個人的にご希望される方の予約がすでに80個で、これもそろそろ限界です。 
(3月27日)
 例年、陰干し2、3日後に苗床へ埋め込む予定にしており、本日実施。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、ムシロより気持ち狭い幅に、種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べていきます。通路側にアンデスの雪をまず並べ、区切りの棒を入れて、その先にアンデスの乙女。
 土を3cmほど被せ、植え付け終了。保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せ、周りに石で押さえにして終了。育苗床の大きさは、ちょうどムシロ2枚分です。
 例年、何も被せないことが多いのですが、発芽をよくするため、2017年からこの方法を取っています。朝の冷え込みがなくなり、暑くなったとき(たぶん4月10日頃?)には覆いを外すことにします。こうすると種芋が凍みることは全然ないです。
 そして、ほんのわずか芽吹いた頃(4月半ば)に、ポット苗作りする予定です。
(4月12日)
 育苗床の保温のために乗せておいたムシロ・ビニールシートを外す。
 アンデスの雪は1割弱が芽吹き、アンデスの乙女は芽がまだ地表まで達せず。
 (下の写真は、アンデスの雪の育苗床の芽吹き具合)
DSCN0634.JPG
(4月15日)
 昨日は午後から雨につき育苗床にビニールシートを被せ、晴れてきた今朝ビニールシートを外し、ポット苗作りを始めました。土が湿りすぎると芽欠き作業がやりにくいからです。
 午前8時から作業を開始し、あと少しのところで午後4時で中止。ポット詰めする土(野菜苗用培養土「土太郎」)が底を突いたから。8時間の連続労働で少々疲れ、続きは明日にでもしましょう。
 アンデスの雪は芽吹きも良く、根もけっこう出ていますが、アンデスの乙女は小さな芽吹きのものが多く、根はほとんど出ていません。例年、こうしたものです。
 (下の写真は、アンデスの雪を掘り出したもの)
DSCN0635.JPG

DSCN0636.JPG
 ポットは小さいサイズのもので、苗トレイ1ケースに7×5=35個入ります。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは包丁で切り分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。なお、今年は培養土をケチって、2割ほどは草花プランターから取り出した残土(草花用培養土+牛糞堆肥)の在庫を入れ込みました。
 できたポット苗の数は次のとおり。(翌日に残りをポット詰めした分を含む)
  アンデスの雪   16ケース+αで564ポット
  アンデスの乙女  13ケース+αで462ポット
            合 計  1026ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。
 (下の写真はポット苗育苗場の全景とポット苗の姿)
DSCN0637.JPG

DSCN0638.JPG

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堀内敬介

奈良県天理市に住んでいます。71歳の年金生活者です。
今年初めて野菜作りを始めました。もともと農家だったので、
水田の一部を利用して、今年500坪の野菜を作りました。
JAの道の駅やスーパーの産直コーナーで販売もしています。
しかしながら、誰もが同じ商品を作るので、市場には野菜が溢れ、
ダンピングの嵐の状態です。64歳の退職後、暫くは米作りとユーチューブ作りをやっていましたが、今年初めて野菜作りをはじめました。ネットで野菜作りを覚えました。そこでヤーコンも知りました。この効能が素晴らしい。それで作りたいと思いましたが、
種が高すぎ、またはなかなか購入しがたく苦戦しています。
来年は100株程度を耕作し、そのよさを、POP、食べ方のレシピで広めていきたいと思っています。色々と教えて下さい。よろしくお願い致します。
by 堀内敬介 (2019-11-28 23:08) 

どろんこ

堀内敬介様、コメント有り難うございます。
別記事のコメントへ返コメさせていただきました。
そちらをご覧ください。
by どろんこ (2019-11-29 09:44) 

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