SSブログ

頑張っているヤーコン農家に少しは役に立てたかな [ ヤーコンの普及]

(2018年10月6日)
 東北地方で、2、3年前にヤーコン栽培を始められた方から、今までに2回ほど栽培法や保管法についてあれこれ問い合わせがあった。
 小生がヤーコンについて、いろいろとこの「ヤーコンおやじのブログ」で書いているから、それを見てのことだ。
 昨日、その方からまたまた長電話があり、小生の経験や教本に書いてあることを踏まえてお話させていただいたところである。どれだけかは参考になり、少しは役に立てたかな、と自分勝手に思っている。
 ところで、当地岐阜も随分と有名になったものである。彼の地でも、今年の猛暑は特に岐阜がひどかったとの印象をお持ちだ。実際、そのとおりであり、暑さに弱いヤーコンにとって地獄の今夏、大凶作になりそうだ。
 一方、東北のその方は、山べりでの栽培で夏も涼しく、昨年は1株当たり3~5kgの収穫であったとのこと。
 当地岐阜では気象条件がいいときで1株当たり3kg強だから、やはりヤーコンは涼しい気候が適地であることを思い知らされた。

 その方は今年(昨年も?)500株の栽培とのことであるから、うちの6倍の規模、たぶん半反(150坪)ほどとなろう。将来的には3000株を予定しているとのことであるから3反(900坪)作付けである。
 500株栽培だと、ヤーコン芋の収量は2トン、3000株だと10トンを超える。これだけの量を掘るとなると何人か雇わねばならず、昨年はそうされたとのことであるが、将来的にはヤーコンを掘る機械でもあればそれをリースしたいとの希望で、そうした機械があるのかとの質問。山陰のヤーコン大規模栽培農家は、サツマイモを掘る機械を使っておられるとの情報を得ているので、そう話させていただいた。
 規模が大きいと、掘るのも大変、保管も大変。
 加えて掘る時期も神経を使う。例年より早く雪がドカッと降れば根雪となってしまって掘るに掘れなくなる。当地岐阜の山間地でも、そうした苦い経験をお持ちのグループがあった。雪がたいして降らない温暖地のように冬期の間に必要な量を順次掘っていくというような流暢な方法は取れないのであるから、栽培適地であっても、別の苦労がある。
 一気に掘ってしまうと、その保管も大規模なものとなり、その方法についても、小生の知る限りの情報を提供させていただいた。

 さて、販路であるが、上手に卸屋さんを見つけ出し、その卸屋さんが小袋に入れて販売店に卸しておられる。それも、採算が十分合うように高値設定ときた。健康野菜のヤーコンであるから、こうでなくっちゃ、である。
 ちなみに、その価格は卸でキロ300円、小売でキロ500円程度のようである。サツマイモと同程度の価格設定だ。芋の形がサツマイモに類似しているから、これがちょうどいい。

 数少ないヤーコン栽培の成功例として、この方のますますのご発展を祈っている。小生が少しでもこの方のお役に立てれば、この上ない幸せ。
コメント(0) 
共通テーマ:健康

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。