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糖尿病の改善にヤーコン芋 [ヤーコンの特性]

(2010年12月2日)
 糖尿病の改善には、ヤーコンの葉っぱのお茶が大変効果的なことは、前に書きましたが、芋にも、その効果があります。
 と言いますのは、ヤーコン芋を食べますと、大量のうんちが出るようになります。 これは、ヤーコン芋に多く含まれるオリゴ糖(甘味成分)を、腸内善玉菌がその餌にすることによって、腸内善玉菌が活性化し、ヒトの腸内環境を大幅に改善してくれるからと思われます。そして、腸内環境の改善は、免疫力のアップ、ミネラル吸収の効率化、血液の酸性度を下げるなど、ヒトの健康にとって、いいこと尽くめです。
 このようにして、イキイキ元気な体質にしてくれることにより、自然治癒力が高まり、その結果、膵臓の機能も高まり、間接的に糖尿病も改善されることになるのです。
 また、オリゴ糖は、ヒトの消化酵素では全く消化できないものですから、ヤーコン芋自体が低カロリー食品になりますし、また、芋をたくさん食べれば、ご飯が少なくて済みますので、ヤーコン芋は、「マイナスのカロリー食品」とも言えるのです。
 もっとも、腸内善玉菌によって、オリゴ糖の一部が短鎖脂肪酸(有機酸)に変わり、これが消化吸収されてヒトの栄養となり、つまりカロリーを生じますから、ヤーコン自体は、マイナスのカロリー食品ではありません。
(“生活習慣病の救世主”となる「オリゴ糖」の詳細については、左サイドバーのカテゴリー「オリゴ糖の働き」をクリックしてご覧ください。)

 さて、このヤーコンは、アンデス原産ですが、世界に広まったのは、ごく最近のことで、それも日本、韓国そして北朝鮮ぐらいなもののようです。
 詳細は不明ですが、最初に北朝鮮に入ったようです。30年くらい前のことです。
 当時、金日成主席が糖尿病を患っていて、何とかして糖尿病を改善して長生きしてもらわねばと、調査研究し、探し出し当てたのがヤーコン。
 その関連記事は、私の別立ブログ「薬屋のおやじのボヤキ」のカテゴリー「メタボ・糖尿病」をご覧ください。
 北朝鮮の国民には、不要なヤーコンですが、お隣の韓国では、糖尿病改善やダイエットに重宝され、そして日本にも広まったようです。
 ただし、市場にはまだほとんど出ていません。これは、在来種の芋は、ひび割れが多く、調理しにくくて商品価値が出ないからです。
 これも、品種改良されて、ほとんどひび割れしない新品種の「アンデスの雪」が平成17年に誕生し、翌年から種芋や苗が販売されるようになりましたから、これから市場に出回るようになるのが期待されています。
 来春には、新品種「アンデスの雪」の種芋を手に入れて、皆さん、栽培してくださいね。私が、その種芋を入手したのは、「ヤーコンドットコム(三井ヘルプ)」http://www.ya-con.com/です。3月に発売されます。
 
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