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ヤーコン畝、3畝は掘らずにシート掛けして畑で冬越し [ヤーコン芋の畑での越年保存]

 毎年同じ場所で連作しているヤーコン。5畝(2016年までは7畝<約100㎡(1アール)>、2017年から6畝、2019年からは5畝と縮小)を栽培。
 例年、11月末に1、2畝を掘り、12月末に1畝掘ります。残りの畝は12月中頃に地上部を刈り取って冬越しさせ、毎月末に順次1畝ずつ掘り、3月末に掘り終えるというやり方をしています。当地岐阜・濃尾平野では真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)を要します。
 3月初旬頃、暖かくなった頃に、残り1畝のビニールシートを外します。

<2023年度>
(12月25日)
 3、4日前にやっと例年並みの冬の寒さとなりました。それまでは、地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々していました。でも、この寒さで、葉はほとんど凍みてしまい、もう芋は生長しません。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、鎌で地上部を刈り取り。今年はチョウ不作で茎も細いですから、草刈機を持ち出すまでなく、鎌で十分に刈れました。
 風はなく、ビニールシートを伸ばし、4畝を覆う。畝間に入れてある野菜の残骸や刈り取ったヤーコンの地上部をシートに乗せる。次に、今年初めてのやり方ですが、90~120cmの細い支柱をシートの端に置いていく。畝の両サイドに大きめの石を置き、押さえにする。畝の途中は、シートを伸ばしながら、並べた支柱の上に小さめの石で押さえる。
 シートに乗せた野菜やヤーコンの残骸はそのうちカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、ときどきチェックして石や瓦の割れで押さえ直します。
(2024年3月14日)
 やっと強い冷え込みが終わったので、ビニールシートを外すことにした。

<2022年度>
(12月18日)
 3日前にやっと例年並みの冬の寒さとなりました。それまでは、地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々していました。でも、この寒さで、葉の半分ほどが凍みはじめ、もう芋の生長は期待できません。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。ついでに枯れた雑草も大ざっぱに。
 まずは1畝を処理。刈り取った残骸や畝間に放り込んでおいた野菜の残骸を隣の空き畝に退け、畝間の半分堆肥化した枯草などを大雑把に畝に上げます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さめの石(一部は瓦の割れ)で押さえます。
 そして、ヤーコンの残骸をビニールシートの上に乗せます。しばらくは、これでシートがめくれることはないですが、2月3月となるとヤーコンの残骸がカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、石や瓦の割れで押さえ直します。
 この要領で、冬越し3畝のビニールシート掛け。なお、12月末に掘る畝は雑草が被っただけですが、降雪があっても凍みることはないでしょう。
(2023年2月27日)
 明日の朝は冷え込むが、その後の冷えはなく、今日から暖かくなるので、ビニールシートを外すことにした。

<2021年度>
(12月12日)
 今のところ地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々しています。でも、明日は冷え込むようです。こうなると葉の大半が凍みてしまい、芋の生長は止まるでしょう。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。刈り取った残骸は畝間にひとまず置きます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さ目の石(石が足りなく、瓦の割れも使用)で押さえます。畝間や法尻にはびっしり雑草が生えていましたので、そこの土を削ってシートの裾押さえにするのは難儀ですから、石で押さえています。
 そして、ヤーコンの残骸をビニールシートの上に乗せます。しばらくは、これでシートがめくれることはないですが、2月3月となるとヤーコンの残骸がカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、石や瓦の割れで押さえ直します。

<2020年度>
(12月13日)
 今年は暖冬で、まだ本格的な霜が降りず、地上部はまだまだ青々しています。でも、2日後には寒波がやって来て雪になる予報。たぶん強烈な冷え込みで、ヤーコンの葉っぱは全部枯れるでしょう。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。刈り取った残骸は畝間にひとまず置きます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さ目の石(石が足りなく、瓦の割れも使用)で押さえます。
 両サイドと一番東の畝の東面法尻は土寄せが可能ですので、鍬で土を削り、押さえにします。畝の途中途中に小さ目に石や瓦の割れで押さえにし、ヤーコンの残骸もビニールシートの上に乗せます。
 たぶんこれでシートがめくれることはないでしょう。

<2019年度>
(12月22日)
 今年は暖冬で、まだ本格的な霜が降りず、地上部はまだまだ青々しています。写真手前のほうは生育が悪く、脇芽がどれだけも出なくて大した収穫は見込めません。
(2019年12月22日撮影)
DSCN0701[1].jpg
 でも、もうそろそろ冬越し支度をする時期ですので、例年どおり実施。
 まず地上部を草刈機(昨年は鎌)で刈り取ります。今年は所々に太い幹があり、どの畝もひどい猛暑だった昨年よりは豊作でしょう。
 次に、ビニールシートを掛け、ヤーコンの残骸を乗せます。シートが風で飛ばないよう、シートの淵に所々重みのある石を置きます。
 なお、12月末に掘る畝は芋が凍みることはなく、シート掛けせず。1、2、3月末に掘る3畝のみシート掛けし冬越しさせます。
(2019年12月22日撮影)
DSCN0702[1].jpg
 
<2018年度>
(12月16日)
 11月25日に1畝掘ったときは、ヤーコンの葉っぱはまだまだイキイキ元気にしていましたが、12月になってかなり霜が降りた日があり、葉っぱが凍みて枯れてしまいました。
 下の写真は前年の2017年12月10日撮影のものです。半日陰でうまく写りませんでしたが、完全に枯れています。
DSCN0537.JPG
 こうなったら、もう芋の生長はないですから、収穫することになりますが、作付け株数が多いので、今日(12月16日)、2畝目を掘った後で、ヤーコン畝の冬越し作業を行いました。なお、3畝目は年末に掘りますから、これはそのままとし、冬越しさせるのは4畝目からの3畝です。
 まず地上部を鎌で刈り取ります。今年は非常に凶作でしたから、わりと簡単に刈れる茎ばかりです。次に、ビニールシートを掛けます。シートが風で飛ばないよう、シートの淵に所々畝間の土を乗せるといいのですが、雑草と共生させているがために、これがやりにくく、重みのある石を持ってきて、両サイドや途中に置いて重しとし、シートが飛ばないようにしました。
 この保存法で、どれくらい芋が凍みるかといいますと、過去の例では次のとおり。
(2010年12月16日の記録<この年は調子が悪かった>)
 1月下旬に掘ると、数%の芋が部分的にどれだけか凍みています。2月下旬には10%弱、3月下旬には10%強が、そのようになってしまいます。また、凍みかけた芋には土がべっとり付いていますが、十分に食用になります。
 その後は、凍みたものは半減している感じです。
(ビニールシートなしで、どうなるか過去に行った実験)
 1月下旬に10%、2月下旬に20%、3月下旬に30%が凍みていました。
 やはり、地温低下の防止と雨水が染み込むのを防ぐためにシートは必要です。

 参考までに、ヤーコン芋を収穫したとき、種芋(食用部芋の上部にある塊)は各畝の端に集めて埋め込み、3月中旬まで保管し、3月下旬に取り出して切り分け、種芋づくりをしますが、その保管状況は次のとおりです。凍み防止のため、肥料袋で覆い、袋が飛ばないように土を乗せておきます。
(2013年3月13日撮影)
DSCN0080.JPG

コメント(4) 
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コメント 4

江崎清明

ヤーコンが割れてしまうのは品種のせいですか?
by 江崎清明 (2021-12-14 06:28) 

どろんこ

一番の原因は品種と思いますが、天候、土壌、肥料にも影響を受けると思います。
by どろんこ (2021-12-14 09:07) 

江崎清明

来年 アンデスの雪と乙女を育ててみたいのですが 苗はありますか?
by 江崎清明 (2021-12-18 04:54) 

どろんこ

苗は毎年ゴールデンウイークに差し上げています。
お近くであればお越しください。
by どろんこ (2021-12-18 08:33) 

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