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ヤーコン葉を食す! [ ヤーコン葉の利用]

(2011年6月13日)
 ヤーコン葉は、干して乾燥させ、お茶にして飲むというやり方で、食後過血糖を防ぐために愛飲されています。
 ところが、これからの時期は、そんな面倒なことをする必要はありません。
 若い葉を直接食べれば良いのです。丸ごと口に入れるのですから、有効成分が全部吸収され、効率が良いですから、ほんの少し食べるだけで良いです。
 予備の苗があったり、密植されている方は、それを葉食用にされると良いです。
 うちでは、捨てた種芋が柿木の下に積んであり、そこからいっぱい芽吹いていますから、それを使うことにしています。
 余分な苗などない場合には、ヤーコンがもっと生長して、脇芽がどんどん伸び出したら、それを切り取ると良いです。多少切ったところで、芋の収穫量に影響するものではないです。
 葉を食べるなんて聞いたことないでしょうが、韓国では、市場で売られているようです。調理法までは情報が入っていませんので、うちで開発したり、お客様に教えていただいた方法を紹介します。
 ざっと洗って、ゆでます。若い葉であれば、湯通し程度で良さそうです。
 このままでは、かなり苦いですから、2、3時間ないし数時間、水に晒しておきます。こうすると、苦味がかなり消えます。苦味そのものには薬効成分はないですから、長時間水に晒しても、そんなに薬効が落ちるものではないと思われます。
 ただし、苦いものは平気という方は、水に晒す必要は当然ありません。
 これを、おひたしにする方法がまずありますが、苦味があるし、おいしくないです。別の野菜を混ぜれば良いでしょうが、試したことはありません。
 うちでは、味噌和えにしています。これで、苦味がかなり殺され、味噌の味で、どれだけか美味しくなります。
 次に、佃煮にする方法があります。ヤーコン葉だけですと、おいしくないです。ジャコなどを加えたりして味を変化させると良いでしょう。これは、保存性もありますから、毎日食べるのに適しています。
 皆さんも一度試してください。なお、美味しい調理法がありましたら、コメントしてください。レシピ集を作らせていただきます。
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ヤーコンの茎を食す [ ヤーコン葉の利用]

〈2011年7月16日〉
 6月13日に、ヤーコンの葉を「味噌和え」や「佃煮」にして食べることができることを書きました。うちでは、数年前まで年に2、3回は食べていたのですが、あまり美味しくないものですから、近年は食べていません。
 昨日今日で、ヤーコンの畝の片側を土寄せしたのですが、畝と畝との間に予備のヤーコンがあって、これが随分と大きくなり、邪魔です。
 そこで、今日、女房に、“ヤーコンの味噌和え作らんか。ゴーヤと一緒に味噌和えにしてもいいし・・”と投げかけましたら、“止めときましょう。”との返事。
 苦いものが苦にならない方は、ぜひゴーヤ料理に混ぜ込んでみてください。

 さて、本題のヤーコンの茎ですが、これも食べられます。葉と同様に、糖尿病の方に最適の健康食となります。食後過血糖を防いでくれますからね。
 もう少し大きくなって、脇芽が十分に伸びたら、それを切り取り、茎を「フキ」と同様に調理するのです。苦味が強いですから、茹でた後、2、3時間は水にさらすと良いでしょう。「フキ」とは味が異なりますが、苦いものが好きな方には好まれます。
 小生は1回食べただけですが、うちのヤーコン畑の隣の畑の方に差し上げたら、「フキ」と同じくらい美味しいと言ってみえました。
 ヤーコンが成長したら、一度、調理なさってみてください。
 なお、茎は葉と同様に「佃煮」としても良いでしょう。
(追記)
 佃煮にする場合、単味では味がきついですから、他の食材(野菜やジャッコなど)と一緒にすると良いようです。
 
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ヤーコン茶の作り方 [ ヤーコン葉の利用]

(2016年9月22日)
 糖尿病の方に、薬なしで血糖値を安定させてくれるすぐれものがあります。
 糖尿病の薬は大きく分けて2種類あります。
 一つは糖の吸収を阻害するもので、膵臓の負担を軽くしてくれますが、腹部膨満感が起きやすく、また肝機能障害の副作用があったりしますから、今はあまり使われていないようです。
 もう一つは膵臓からインスリンを十分に出させるもので、これが主流です。副作用は少ないようですが、長期間連続服用すると(ほとんどの方がそうされています)、膵臓が疲労困ぱいします。当然のことですよね。インスリンを必要量出したくても出せないから糖尿病になったのでして、薬でもって膵臓にムチを打ち、“もっとインスリンを出せ”と毎日しごくのですから、膵臓はそのうち疲れ果ててインスリンが出せなくなってしまいます。

 薬に代わる自然食品、これなら副作用もなく、膵臓にもやさしいです。
 その筆頭がヤーコン葉で、食後過血糖を解消してくれるのです。なお、ヤーコン葉は、若葉であれば味噌和えにしたり、佃煮風にして食べられますが、大きく生長した葉をお茶にして煎じても十分な効果が出ます。
 その働きは2つあります。
 一つは、糖の吸収をゆっくりゆっくりさせてくれ、食後の血糖値の上がり方をかなり抑えてくれます。もう一つは、インスリン様作用があって、膵臓から出るインスリン量が足りなくても、どれだけか補完してくれることです。
 「ヤーコン葉のお茶」の効き目は治療薬より穏やかで副作用がなく、どなたにもお勧めできる、すぐれものです。「全薬工業」がそれを証明しています。
(参照) 三宅薬品のHP:ヤーコンの魅力:ヤーコン葉の特性

 「ヤーコン葉のお茶」は、自分で簡単に作れるようです。私は作ったことがないですが、近所の方が何人か、これを作っておみえです。
 ヤーコン葉を摘んできて、水洗い、陰干しし、乾燥させたものを揉み砕けば良いようです。ドクダミ茶などと同じやり方で作れるとのことです。なお、茎の部分も葉と同様に薬効成分がありますから、葉だけを丁寧に千切り取る必要はありません。細い茎なら丸ごとお茶作りしていいです。
 ただし、長期保存となると、十分に乾燥させないと保存中にカビが生えるようですから、天日乾燥だけではなく、電子レンジなり、蒲団乾燥機なり、フライパンを使うなり、といった水分を完全に飛ばす方法を取る必要があるようです。
 その乾燥法は、ブログを検索していて見つけたのですが、ある方のブログ「ズク出せ!物語」の中で、「ヤーコン葉の乾燥作業改善」
http://zukudase1.blog11.fc2.com/blog-entry-319.html
と「ヤーコン茶」
http://zukudase1.blog11.fc2.com/blog-entry-269.html
の2つの記事があり、大いに参考になると思われますので、お茶を作る方は、一度覗いてみてください。

 次に、製薬メーカーは「ヤーコン葉」の薬効成分を逃がさずに、うまく苦みだけを消していますが、単に乾燥させただけのものは苦みがあります。
 この「苦み」そのものには薬効がないようでして、苦いのが苦手の方は、水洗いのときに、数時間水に漬すなり、十分に湯通しすれば、かなり苦みが消えるのではないかと思われます。ただし、薬効成分が若干水に溶け出すと思われます。

 ヤーコン葉の収穫時期は、若葉の時期からOKですが、あまり摘み過ぎるとヤーコンの成育が悪くなりますから、梅雨明け後以降がいいでしょうね。大きく生長した9月下旬以降が適期かと思います。
 なお、主として芋を収穫したい場は、葉っぱの総量の2割までもぎ取っても芋の収穫量は落ちないそうです。そして、芋の収穫は11月半ば以降となりますが、そのときに全部の葉っぱ(ただし青葉)をお茶作りにすればいいようです。この時点でも葉っぱに有効成分は十分に残っているとのことです。

 ウーロン茶とのブレンド
 全薬工業は、ウーロン茶をブレンドして効果をよりいっそう高めています。自分で作られたヤーコン茶にウーロン茶をブレンドなさることをお勧めします。配合比率は企業秘密のようですが、1対1でよさそうです。
 桑葉茶とのブレンド
 桑の葉には、でんぷん分解酵素の働きを阻害する効果がありますから、桑葉が手に入るようなら、これも同様にお茶にしてブレンドされると、より効果が高まります。

 最後に、自分で作るのが面倒なら、製薬メーカーなどが「ヤーコン葉とウーロン茶」「ヤーコン葉と桑葉」をブレンドしたものを発売していますから、薬店などでお買い求めください。通信販売なら、「ヤーコンドットコム 三井ヘルプ」
http://www.ya-con.com/
がお勧めです。三井ヘルプさんは、日本におけるヤーコン製品開発の先駆者で、長年の実績があり、多くの特許も取っておられ、信用できるメーカーです。私も、時々ヤーコン加工製品を購入しています。

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飽食の秋から「ヤーコン茶」を [ ヤーコン葉の利用]

(2016年10月26日)
 当店で毎月発行している生涯現役新聞。2016年11月号は“ヤーコン特集”です。
 別立てブログ「薬屋の…」にアップしましたが、このブログでも掲載することにします。(読みにくかったら、新聞をクリックし、その後で、もう1回クリックしてください。)

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