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使用済「使い捨てカイロ」をヤーコンの肥料に! [ 畑に鉄分補給を]

(2011年2月27日)
 土壌中に鉄分が十分にあると、ヤーコン芋が腐りにくい。
 これは、ヤーコン博士の渡辺最昭さん(ヤーコン加工品のトップメーカー、三井ヘルプ社長)が、各地からヤーコン生芋を仕入れる中で、発見された事実です。
 これを、渡辺さんから教えてもらい、昨年に引き続き、今年も、ヤーコンの畑に鉄分の補給をすることにしました。

 でも、肥料屋さんに、こんなものは売っていません。
 まとまった量の鉄を手に入れるには、市町村の資源回収で、金属類のときに出される使用済みの「使い捨てカイロ」をいただくことです。
 中身は、酸化鉄ですから、植物の吸収が早いです。
 我が岐阜県岐南町の当地区は、奇数月の中旬に金属類の回収があります。1月に金属類を出しに行ったら、小生が「使い捨てカイロ」を欲しがっていることを知っている人も、ちょうど金属類を出しに来ていて、「使い捨てカイロ、もらってかなあかんぞ。」と、言ってくれました。そのとき、係の環境美化監視員さん(彼も「使い捨てカイロ」を野菜一般の肥料にしてみえる)が、すでに自分用にゲットしておられた「使い捨てカイロ」を小生に差し出し、「持ってって。」とおっしゃいます。新年度から、その方に頼まれて小生が環境美化監視員になることにしていますから、気を利かせてくださったのでしょう。そんなことから、有り難く頂くことにしました。

 その使用済みの「使い捨てカイロ」ですが、硬く固まったものが多いです。
 これは、袋を金槌で叩いて崩した後、袋を鋏で切って取り出します。けっこう手間がかかり、30分ほどで、やっと浅めのバケツに半分ほどになりました。
 その作業をやったのが、2月27日。3月にヤーコン畑に散布する予定です。
 約100平方メートルもある畑ですから、この程度の量(昨年もほぼ同量)では、きっと不十分でしょう。来年も再来年も、やらなきゃいかんでしょうね。そのときは、環境美化監視員という役得で独り占めしようか、なぞと悪巧みしています。
 なお、昨年の今時分に第1回目の鉄分散布を行い、今冬にヤーコン芋を収穫しているのですが、その成果は、まだはっきりしません。もう1シーズン経ったところで、感想を述べることにしましょう。

(2012年4月追記)
 2年連続で鉄分を散布したのですが、畑にビニールシートで冬越しさせておいたヤーコンを4月に収穫するも、凍みたものがほとんどありませんでした。前年は、どれだけか凍みたものがあったのですが、明らかに差がでました。
 その原因は、ビニールシートを更新し、幅広にしたことも関係していると思われますが、鉄分散布も効果があったのではないかと思っています。
 今冬も使い捨てカイロが大量に入手でき、これを散布したところです。

 「使用済み使い捨てカイロ」は、まだまだ捨てるだけの地区が多いと思いますので、ヤーコン栽培をなさっている方は、資源回収日(金属類)に、もらって来られることをお勧めします。
 もっとも、土壌が赤土であれば、たいていは鉄分がたっぷり含まれていますから、その必要はありませんが。

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