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フラクトオリゴ糖高含有のヤーコン芋が感染症予防に大きな効果を発揮する [ヤーコンの特性]

 今般のコロナ騒動で、新手の治療薬やワクチンがたいそう注目になったが、コロナウイルスもインフルエンザウイルスも感冒の1種であり、感冒に罹らないように免疫力を高めておけばいいのである。また、罹ってしまったときに、サイトカインストーム(免疫暴走)を起こさないよう、制御系の免疫が十分に働くようにしておけばいいのである。つまり免疫の適正化、これが一番重要なことである。
 その点、小柳津広志著「コロナに殺されないたった1つの方法」には、そうしたことが述べられており、感冒に限らず様々な感染症に有効な食品を紹介しておられる。そればかりか、花粉症もサイトカインストーム(免疫暴走)の1種であり、これにも効くと言われる。
 
 さて、その食品だが、それは「フラクトオリゴ糖」である。
 「フラクトオリゴ糖が腸内の酪酸菌を増殖させ、それによってNK細胞(免疫細胞)が活性化し、コロナウイルスをやっつけてくれるし、免疫許容の担い手であるTレグ細胞も増えて、サイトカインストームを起こさないようにしてくれる。」と小柳津広志氏は言っておられる。なお、氏は微生物学者(腸内細菌に詳しい)で、東大教授を定年前に退職し、高齢者向けカフェを経営、フラクトオリゴ糖の販売もしておられる。

 ここで、免疫の仕組みについて、小生の別立てブログ記事「コロナ感染予防はやはり腸内環境改善が一番、わけても酪酸菌がものを言う」から、少々長くなるが、抜粋して説明させていただこう。
(以下引用)
 感染症は微生物(ウイルスを含む)によって起こるのですが、その危険性は四六時中あって、息を吸うたびに、何かを口に入れるたびに、微生物は必ず侵入します。例えば、息を吸った場合には、きっと少なくとも1回に10~100個程度の微生物が侵入しましょう。でも、鼻腔の粘膜にほぼ完ぺきに微生物は付着させられ、そこで待ち構えている白血球(免疫細胞)に捕捉され、飲み込まれ、消化され、つまり消滅させられるのです。人間世界で言えば、夜陰に紛れて五月雨的に侵入を企てる敵兵を国境警備隊が瞬時に殲滅するようなものです。体内でこの国境警備隊の中核となるのがNK(ナチュラルキラー)細胞で、マクロファージ、樹状細胞、好中球、マスト細胞(これら全て白血球で、後から登場する細胞も同様です。)との密接な連携でもって、水際で微生物の侵入を防いでいるのです。
 NK細胞がしっかりしておれば、こうして感染症に罹ることはまれとなり、「NK活性が高い」と言ったり「免疫力が高い」と言われたりします。これを「自然免疫系」と呼んでいます。
 しかし、一度に大量の微生物が侵入したり、簡単には殺せない微生物であったりすると、容易には水際で防ぐことができないことがあります。壮絶な戦いが水際で展開されて微生物の体内侵入を少しでも食い止めようと、NK細胞をはじめとする自然免疫系はフル活動するのですが、敗戦濃厚となることも。
 こうなると、防御機構を総動員して微生物と戦うことになります。その端緒は、大量に微生物を飲み込んだマクロファージの自爆から始まります。自爆と同時にサイトカインを放出し、これが前線における戦況報告として作戦司令部(T細胞)に伝わります。
 こうして、水際作戦の苦戦を察知した作戦司令部は総動員体制を取ることになります。敵(微生物)の情報は各種サイトカインによって伝わり、それを元にしてキラーT細胞が活動を開始し、また、B細胞が敵の動きを封ずる抗体の産生を始め、総力戦を展開することになります。これらT細胞群やB細胞などの働きを「獲得免疫系」と呼んでいますが、先に紹介したNK細胞以外の白血球はこの獲得免疫系でも働きます。
 ここまで、けっこう大雑把に免疫系の働きを説明しましたが、実際はもっと複雑で、未解明な部分もあります。いずれにしても、獲得免疫系が適正に動き出せば、一件落着。場合によっては、けっこう熱が出たり、息苦しかったりするも、それも数日ですっきり。これで、微生物は全部消滅させられた、となります。
 ところが、今般の新型コロナウイルスがそのようなのですが、キラーT細胞の働きが不十分な傾向になったり、B細胞が抗体を作り始めるのが遅れたりすることもあります。こうなると、人間の体内では“いつまで経っても敵を殲滅できない非常事態の到来だ”と誤認識して、獲得免疫系が非常事態宣言し、それがサイトカインの大量放出、つまりサイトカインストーム、免疫暴走ということにもなります。そして、自分で自分の細胞を次々と破壊していき、症状を重篤化し、やがて死に至ることもある。
 もっとも、免疫暴走を起こさせない仕組みが獲得免疫系には備わっていて、サイトカインの大量放出を抑え込む制御性T細胞(Tレグ細胞、Tレグとも言う)がちゃんとしていれば、サイトカインストームは発生せず、症状の重篤化も起こりえないのです。
(引き続き引用)
 以上、免疫系について少々詳しく説明しましたが、免疫系は①NK細胞による自然免疫、②T細胞群による獲得免疫、③Tレグ細胞による免疫暴走制御の3つあると言っていいでしょう。
 これら免疫系を活性化させるには、腸内環境を健全化し、腸内細菌が十分に増殖している状態を保つ必要があります。つまり、腸内細菌がヒトの免疫を担っているといっても過言ではないのです。風邪やインフルエンザなどウイルス性の感染症、細菌による感染症、そしてがんにも有効に働いてくれるのです。
 腸内細菌にもいろいろな種類があります。特に免疫系に力を発揮するのが酪酸菌です。善玉菌と言えばビフィズス菌や乳酸菌が有名ですが、これらはあまり効果がなく、唯一酪酸菌がNK細胞とTレグ細胞を増やします。
 その酪酸菌を増やすのは食物繊維で、そのなかでもフラクトオリゴ糖が群を抜いて酪酸菌を大増殖してくれます。ゴボウ、キクイモ、ヤーコンなどのキク科植物の根に多量含まれるフラクトオリゴ糖、これをたっぷり摂ることによって、お通じもグーンと良くなります。なお、フラクトオリゴ糖はネギ、タマネギ、ニンニクなどのネギ属にも含まれます。
 酪酸菌を十分に増殖させるには、毎日、ゴボウ1/2本とタマネギ1個分のフラクトオリゴ糖を食べる必要があるようです。つまりフラクトオリゴ糖として約10gです。
 さて、フラクトオリゴ糖を最も多く含むものといえば、「ヤーコン芋」です。これだと毎日100g食べれば酪酸菌を十分に増殖させることができます。
 「ヤーコン芋を食ってりゃ感染症は逃げていく」となりましょう。
 参考までに、野菜などに含まれるフラクトオリゴ糖の含有量を「農文協:特産品シリーズ ヤーコン」から紹介しておきましょう。

 可食部100g当たり ヤーコン芋 9.0g
            ゴボウ   3.6g
            タマネギ  2.8g
            ニンニク  1.0g
            バナナ   0.3g
            ネギ    0.2g

 このようにヤーコン芋は群を抜いてフラクトオリゴ糖が多いですし、一度に大量に食べられますから、お勧めの食材です。なんせ整腸効果抜群ですから、生活習慣病の予防・改善にも効果的です。
 ヤーコンは、もう30年以上前から全国で栽培されてきているのですが、まだまだマイナーな野菜であり、全国で栽培・販売が広がってほしいと切に願っているところです。
(引用ここまで)

 いかがであろうか。「ヤーコン芋を食ってりゃコロナは逃げていくし、あらゆる感染症が防げる」のである。フラクトオリゴ糖(ヤーコン芋にたっぷり含まれている)が腸内で酪酸菌を大増殖させ、十分な酪酸菌が腸内に存在すれば、新型コロナであっても単なる風邪以下におさまってしまうというものだ。小柳津広志氏は、フラクトオリゴ糖の飲用者でコロナに罹患した人は全くみられなかったと言っておられるし、コロナ騒動以前の話になるが、ヤーコン芋を食べるようなって風邪をひかなくなったという報告が幾つもある。
 ヒトの体というものは、これは全ての生物に言えることであるが、感染症に対する防御機構はとてもうまくできていて、非常に効果的に、かつ、合理的に働くようになっている。でも、これは1個体単独で成し得るものではなく、共生生物の協力なくしては成立し得ない。つまりヒトの場合は、腸内細菌の助けなくしては感染症を防げないと言っても過言ではない。
 であるからして、ヒトは、ヒト本体のための食品摂取だけでは事足りず、ヒトには未消化な食品であっても共生生物が好む餌をも摂取せねばならないのである。ヤーコン芋は、その典型的な食品であり、ヒトのためではなく(もっとも肥満が気になる方には大きなダイエット効果があるが)、腸内細菌(わけても酪酸菌)のための食品なのだ。
 随分と昔のことになるが、第6の栄養素としてヒトの消化酵素では消化できない「食物繊維」が掲げられることになったが、これがそうである。フラクトオリゴ糖は水溶性であるが、れっきとした食物繊維の1種なのであり、非常に重要な栄養素であることを肝に銘じておいてほしい。
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5.17 ヤーコンのポット苗 栽培普及のために某製薬会社から東海北陸の薬局・薬店へ配布 [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 今年も概ね例年どおり、ヤーコンのポット苗を数百ほど作った。うちで使うのはほんのわずかで、ゴールデンウイーク中に取りに来ていただけた3人の方に差し上げたのを含めて100ポットほどである。残りのうち不良品を除いてまだ400ポットほどある。
 今日、これも例年のことだが、とある製薬会社に大量に持って行ってもらった。といっても、今年度から営業所が移転し、手狭だから例年ほどには置けず、ダンボール箱(たばこの梱包用を利用)8箱が限度のことであったが、2箱追加して渡した。2箱多くしたのは、昨年間は苗ポットが小と中であったが、今年は中ばかりで、1箱に18ポットしか入らないからだ。
 これを東海北陸の薬局薬店に配布してもらい、栽培希望者に渡してもらうことになる。
 今朝、そのポット苗の箱詰め作業を行った。大きすぎるものや見栄えがあまり良くないものは跳ね出し、格好の良いもので揃えた。
 残りは200ポットほどあるが、残念ながら、もう貰い手はなく、処分するしかない。10年ぐらい前までは倍の400ポットぐらいは製薬会社を通してはけていったのだが、薬局薬店の廃業が進んでいることもあって、貰い手が少なくなってしまった。
 いずれにしても、今日で、ヤーコン苗場が空になった。毎日2回の水やりをしなくてよくなったのは、有り難いことである。
 あとは、持って行ってもらったヤーコン苗が東海北陸各地ですくすくと育ってくれることを祈るのみ。そして、ヤーコン栽培の輪が少しでも広がることを。


※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう [ヤーコンを栽培しよう!]

 “ヤーコンおやじのブログ”へようこそ
 (2016年2月9日改定、以降毎年微修正。最終修正2023年3月21日)
 このブログのファーストページにつき、栽培開始時期の5月まではトップに出るよう、投稿日付を最新のものに頻繁に更新します。

 さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう
 ヤーコンにぞっこん惚れ込んでいる小生です。DSCN0233.JPG
 そんなことからヤーコン専門のブログを立ててし
まいました。
 うちでの栽培は約100平方メートル。
(ただし、近年順次縮小し、2019年からは約70平方メートル)

 晩秋には人の背丈ほどに生長します。
 収穫した芋は家族では食べ切れませんから、多く
を当店(薬屋)のお客様に差し上げています。
 ヤーコン芋は、オリゴ糖がたっぷりで整腸作用が
抜群ですし、葉っぱは高血糖改善に高い効果がある、すぐれものの健康野菜です。

(写真は2013年11月24日にうちの畑で土を
退けて撮影)
(品種は「アンデスの雪」で芋の表皮は薄茶色)

 農地がある方、農地を借りられる方には、ぜひ栽培してほしいです。
 ヤーコンの苗づくりは3月下旬から。温暖地ではゴールデンウイーク以降に、遅くとも5月末には畑に定植します。収穫は霜が降りる頃から。
 今年初めてヤーコンの栽培に挑戦なさる方や、毎年イマイチのヤーコン芋しか採れないと不満をお持ちの方など、このブログを参考にして、より美味しいヤーコン芋をよりたくさん収穫なさってください。

 ヤーコンを栽培するに当って、まず考えねばならないのは「品種選び」です。
 次の事項を参考になさってください。          

<ずっと前から栽培している方>
 芋の表面がゴツゴツしていて、ひび割れができるものが多いのではないでしょうか。これは、在来種(ペルーA群)です。
 在来種もいろいろあるようですが、肉質や糖度はたいてい次のようです。
   肉質は淡オレンジ色
   収穫後にオリゴ糖がだんだん分解してきて、甘味が増す
 ゴツゴツ感やひび割れが気にならず、この甘味がいいと思われる方は、これの栽培をお続けください。不満がある方は、下記の新品種に挑戦なさってください。

<最近栽培を始められた方>
 品種を知って買われた方は、ご自分の栽培品種をご存知ですが、ホームセンターなどで苗を買われた方は品種名をご存じない方が多いです。
 値段が高い苗(300円前後)は新品種名の札が付いており、安い苗(100円強)で品種名の札が付いてないものは、在来種(ペルーA群)のことが多そうです。
 あなたが栽培されている品種は何でしょうか。知っておかれると良いです。
 在来種は先に説明しましたが、新品種であれば次のような特徴があります。

[ 2006年頃から苗が出回った新品種3種類 ]
アンデスの雪 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
       肉質は白色で、甘味が少なく淡白な味
       保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない
       保存性は「アンデスの乙女」より良い

サラダオトメ 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
       肉質は黄白色で、甘味が少なく淡白な味
       保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない

サラダオカメ 表面がゴツゴツしていて外観が悪い
       肉質はオレンジ色で、最初から甘味がけっこうある
       でも、オリゴ糖の含有量は他の新品種と同程度ある

[ 2014年頃から苗が出回った新品種 ]
アンデスの乙女 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
        肉質は黄白色で、甘味が少なく淡白な味
        (「アンデスの雪」より若干甘味がある)
        芋の表皮の色は、他の新品種とは違って赤紫色
        (ただし、数日すると酸化して黒っぽくなります。)
        保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない
        保存性は「アンデスの雪」より悪い
        (水分が抜けて、中身がレンコン様の巣が入るようになる)

(2015年11月22日に収穫後水洗いした姿)
 (上:アンデスの雪。下:アンデスの乙女)
DSCN0441.JPG
(2015年は豊作で、手にしているのはアンデスの乙女。一番大きそうな10個を計量したら1個平均700gありました。)
DSCN0442.JPG

 上記及び次の段落を参考にして幾品種か栽培され、味の好みを考慮に入れながら、地域や土壌に合ったものを見つけ出してください。
 ちなみに、小生が栽培しているのは「アンデスの雪」と「アンデスの乙女」が大半で、在来種(ペルーA群)をです。
 全国的にまだまだ在来種が多いようですが、「アンデスの雪」が主流を占めつつあるようで、2番目がサラダオトメのようです。「アンデスの乙女」は未知数。

<ヤーコン栽培の適地は、夏に涼しい所>
 アンデス高地の原産で、平地で栽培されるようになって日が浅く、品種改良もまだ違う気候への適応までは行っていません。
 よって、中山間地、東北、北海道が栽培適地となります。
 当地岐阜(濃尾平野の奥:海抜10m)は、真夏の猛暑にさらされ、連日35度を超す猛暑日が何日も続くことがあり、気候の上では最も条件が悪い所です。
 それでも、ヤーコンが猛暑でダメージを受けないよう、あれこれ工夫し、近年、最適地の少なくとも5割の収量を上げられる(100㎡で300kg)ことが多いです。
 ところで、ヤーコンは品種改良されたとはいえ、まだまだ原種のたくましさを持っており、生育環境を自ら学習し、2、3年経てばはっきりと環境適応してくれます。

 小生の工夫より、こちらの方が大きいと思われ、新規に栽培に取り組まれた方で初年度の収量が少なくてもあきらめず、2年3年と栽培を繰り返されれば、自ずと収量が上がってきますので、ご期待ください。ただし、初栽培は、初年度に大収穫ということもありますし、天候にも大きく左右されるのは、野菜全般に言えることです。

 参考までに、小生がこれまでに栽培した品種について記しておきます。
 本格的に栽培を始めたのが2000年で在来種の「ペルーA群」です。密植したがために、夏の終わりにアブラムシが大発生して収量が落ちたり、秋に畝の湿り気が多すぎて種芋部が大きくなり食用部の成育が落ちたりしました。
 2005年には、懇意にしていただいているヤーコン博士:渡辺最昭さんから新品種「アンデスの雪」の種芋を分けていただき、試験栽培しました。この年は、けっこうな猛暑になったにもかかわらず、予想外に収量が多かったです。翌年には「ペルーA群」との栽培比較を行い、収量、品質とも圧倒的に「アンデスの雪」が良かったですから、2007年からは栽培品種を「アンデスの雪」を主力に切り替えました。
 2006年に別の新品種「サラダオトメ」の苗を10株ほど購入して栽培したところ、湿り気が多い土壌と猛暑の連続というダブルの悪環境にさらされ、真夏に根腐れしたようで、全部枯れてしまって、種芋も取れず、栽培をあきらめました。
 2013年には、「アンデスの雪」の芋に表皮がゴリゴリしたもの(果肉に繊維質が多い)が目立ってきたので、更新を図ろうと考えて種芋を購入し栽培したところ、今まで栽培していた「アンデスの雪」の半分の収穫しか上がらず、粗悪な芋も目立ちました。これもきっと暑さのせいしょう。
 また、同年、「アンデスの乙女」の苗を4株購入したのですが、1株は枯れ、残り3株も息絶え絶えで、やっと生き残っただけで、食用部の収量はごくわずかでした。でも、種芋部はまずまず成育してくれ、翌年の試験栽培に十分足りました。
 2014年以降、「アンデスの雪」「アンデスの乙女」「在来種」の比較試験栽培を行っていますが、一長一短があって、2つの新品種を半々、在来種を少々で栽培しています。
 なお、だんだん「アンデスの雪」の芋に表皮がゴリゴリしたものが目立ってきたので、再び更新を図ろうと考えて2017年春に種芋を購入し、従前・更新、半々で栽培するも、収獲してみたところ従前・更新に差がなく、がっかりしているところです。でも、やはり、これは夏の猛暑ダメージの影響が大きいと思われ、さほど猛暑にならなかった年は良品が多くなる傾向にあります。

<苗の育て方、栽培法、保存法など> 
 ヤーコン栽培の方法は、一言で言えば里芋とほぼ同じで、簡単なものです。
 その概要は次のページに記しています。
 (クリック)→ ヤーコン栽培年間スケジュール(新版)
 詳細は、左サイドバーの各カテゴリーをクリックしてご覧になってください。
 そして、高収量をあげるには、第一に牛糞堆肥を十分に入れ込むことで、この方法ならずっと連作しても収量は落ちませんし、多く入れ込めば、それだけ多く収量が上がるようです。なお、逆に無肥料栽培にしたらどうなるか、2018年から全面的に実験を開始することにしています。
 ところで、当地は前述しましたように濃尾平野の奥で、夏の猛暑にさらされる最悪の環境ですから、栽培適地の中山間地や寒冷地の方にはあまり参考にならないと思いますが、ご勘弁ください。
 それでは、みなさんヤーコン栽培に頑張ってください。

<ヤーコンの普及活動>
 ヤーコンの普及に力を入れている小生です。作付け可能限度(約100平方メートル)いっぱいヤーコンを栽培し、2015年から3年間、遠方の方には「アンデスの雪」または「アンデスの乙女」の種芋を無償で送らせていただいていたのですが、その後2年間は猛暑による凶作などがあって、それができませんでした。
 そして、2019年からは、寄る年波に勝てず、畑全体の規模縮小をせざるをえなくなり、ヤーコン栽培も3割減の栽培に縮小することとしました。
 よって、遠方の方への種芋送付が不可能となり、申し訳なく思っております。
 ただし、苗づくりのほうは、当面、必要量の10倍程度はできそうですので、取りに来ていただける方には、ポット苗を無償で差し上げられます。ただし、2022年からは種苗法の規制がかかり、登録品種は無償であっても譲渡できなくなりました。
(2023年4月29日撮影)
IMG_0346.JPG
 お渡しできるのは次の期間です。
 2023年の場合<終了しました>
 期間:4月29日(土)~5月6日(土)<日曜日と月曜日を除きます>
 当方の所在地は、当店のホームページをご覧になってください。
  https://ph-miyake.jimdofree.com/店舗紹介/

 お渡しできる数量は、お一人10ポット程度までとさせていただきますが、あらかじめメールかお電話していただければ、数量増の相談に応じます。
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970
 ( 電話は、火曜~土曜日、9時半~18時に掛けていただけると有り難いです。)

 なお、組織的に栽培に取り組もうとお考えのグループの方々には、種芋なりポット苗を可能な限りお渡しし、うちの畑を見ていただくなど、いろいろお世話させていただく所存ですので、いつでもけっこうですから、遠慮なくご相談ください。
 岐阜県羽島郡岐南町三宅5-39 三宅和豊(薬屋経営「三宅薬品」)
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970

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5.10 ヤーコン談義をしたくて はるばる京都からお出でになった方 [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 小生は別立て「ヤーコンおやじのブログ」で、ヤーコン専門の記事を書いている。これを前々からご覧になっておられた方が、ヤーコン談義をしたくて、はるばる京都からお出でになった。それも、アポなしで突然に。もし、小生に所用があって不在だったら…、と思うと半分ゾッとしたが、まあたいていは店にいるから、そう心配することもない。ご当人もそうした思いで来られたとのことであった。
 こうした方は時折ある。これもヤーコンに関してだが、石川県から来られた方もそうであったし、健康相談で山口県から来られた方もそうであった。
 さて、今日いらっしゃった京都の方、まあまあの広さの畑を借りて老後の楽しみに夫婦で百姓をやっておられ、ヤーコンをけっこうな株数栽培しておられるとのこと。その経緯をお話しされ、苦労話や栽培ノウハウについて意見交換。1時間ほどヤーコン談義をした後、うちの畑を見ていただいたり、自宅で養生しているヤーコン苗も見ていただき、半分押し付けだが、苗も2品種、計十数株をお持ち帰りいただいた。
 この方もヤーコンにはまっておられ、糖尿病の気があることから葉を収穫し、それが飲み込めるよう上手に工夫して粉末を作られ、携帯できるようにもしておられる。すごいアイデアマンだ。芋のほうもしっかり食べておられる。
 加えて、近隣にも栽培普及を図っておられ、ヤーコンの輪を広げておられるオピニオンリーダー的存在。敬服する。全国にヤーコンの輪が広がらないかと夢見ている、ヤーコンに惚れ込んだ小生、頼もしい助っ人がまた一人見つかった。
 うれしい限りである。こうした人がどんどん出てくることを祈っている。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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