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2024年産ヤーコン芋の第2回(1畝)収獲 [ヤーコン芋の収穫]

 約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年ヤーコンを連作しています。
 ずっと7畝の栽培でしたが、2017年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝としました。さらに2019年から、他の野菜を作付けするため、さらに1畝減らして5畝と縮小しました。
 畝幅は約150cm、1畝(約10m)に13~15株(株間約70~60cm)

<2024年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年は昨年同様アンデスの雪4畝、アンデスの乙女1畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (12月 2日 収獲)
    第2畝 アンデスの雪  (12月30日 収獲)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの雪   (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの乙女  (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第2回ヤーコン掘り:12月30日>西から第2畝(アンデスの雪) 
 西から第1畝は12月2日に掘り、その他の畝は12月21日に上部を刈り取っておいた。そして、西から第2畝を今日(12月30日)掘ることとした。
 昨夏もそうでしたが、今夏は過去にない、かなり長期間にわたっての猛暑があり、これのダメージを受けたのでしょう、ヤーコンの地上部の生育はイマイチでした。昨年は植え付け時に1株に牛糞堆肥を約2リットル入れただけでしたが、今年は畝づくりのときに有機肥料栽培していた数年以上前と同様に(若干少ない感が)施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、牛糞堆肥)しましたが、第1畝と同様に小さな芋がほとんどで、収量はがっかりするほど少なかったです。
 家に持ち帰り、水洗いして計量したところ、10.7kgしかなく、平年の27%の収量しかありませんでした。
 なお、種芋の塊も大半は生育が悪く、例年は保存するも、今年は刻んで処分し、畝間に放置。

<2023年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年はアンデスの雪4畝、アンデスの乙女1畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月19日 収獲)
    第2畝 アンデスの雪  (12月末 収獲予定)→1月2日収穫
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの雪   (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの乙女  (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。
<第2回ヤーコン掘り:1月2日>西から第2畝(アンデスの雪)
 昨年12月25日に上部を鎌で刈り取っておいた。ここ何年か無肥料連作してきたが、不作につき、昨年度産から植え付け時に牛糞堆肥を1株当たり約2リットル入れたものの、昨年度の出来はイマイチであったが、今年度産は猛暑が長引いたせいか生育がとんと悪く、芋の出来はメチャ悪い。
 食用部を水洗いし計量したら、4.9kgしかなかった。 
 なお、畝の北端を掘って種芋を埋め込み。肥料袋を被せ、雨水が浸み込まないようにし、軽く土を乗せ、袋が飛ばないようにする。

<2022年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月27日 収獲)
    第2畝 アンデスの乙女  (1月初め 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。
(2023年1月8日)
 昨年12月半ばに上部を草刈機で刈り取り、枯草で覆っておいた。今日、その枯草を第1畝の際に退け、ビッチュウで掘り起こし。ここ何年か無肥料連作してきたが、不作につき、今年度産は植え付け時に牛糞堆肥を1株当たり約2リットル入れたものの、出来はイマイチ。種芋だけはメチャ豊作。
 畝の北端を掘って種芋を埋め込み。肥料袋を被せ、雨水が浸み込まないようにし、軽く土を乗せ、袋が飛ばないようにする。
 食用部を水洗いし、計量。16.8kgと不作。

<2021年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月28日 収獲)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月20日部分収穫、1月初め残り収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第2回ヤーコン掘り:12月20日>西から第2畝(アンデスの乙女)の一部
 2か所へ贈答するため、一部を掘ることに。
 ここ4年、無肥料・連作栽培しており、昨年までは地上部の生育は芳しくなかったが、今年は、種芋を従前のようなポット苗(芋の大きさは10~20g)ではなく、こぶし大の塊を直植えしたせいで、けっこう生育が良かった。
 期待して掘ったところ、種芋ばかり大きく生育し、食用芋はわずかで、期待外れ。第1畝の「アンデスの雪」は、種芋は例年どおりの大きさで、食用芋は高収穫だったが、「アンデスの乙女」はまるで違うのにビックリ。「アンデスの乙女」は小さい種芋でないとダメなことが分かった。
 よって、4株も掘れば十分と思っていたところ、倍の8株掘って、収穫量は8.2kと不作。水洗いして、明日、2か所に発送。クズ芋は自家用に。
(12月25日)
 明日から冷え込むから、残してある部分にシート掛け。南2株は掛けられず。その代わりに枯草をたっぷり掛けておいた。
(2022年1月9日)
 残してある数株を収穫。日当たりが悪いこともあって収量は少なく、2kg弱しかない。1畝全体での収穫量は約10kg。

<2020年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、昨年からアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第2回ヤーコン掘り:12月27日>西から第2畝(アンデスの乙女)
 第1回ヤーコン掘りは11月29日に行い、その後12月13日には地上部を全部刈り取り、第3~5畝はビニールシートを被せて冬越ししてあります。
 12月末にヤーコン掘りを予定した第2畝は、地上部を全部刈り取っただけで放置。12月13日に自家用に小々掘り、残りを本日収穫作業を行いました。
 今夏もけっこう猛暑でしたが、昨年並みであり、さほどダメージはうけていません。
 なお、ここ3年、無肥料・連作栽培しており、従前に比べると地上部の生育は若干見劣りがします。よって、収穫量も落ちる傾向にあります。
 「ヤーコン掘り、収穫後に来年の畝づくり、収獲した芋の水洗い」については、昨年と同様ですので、記述を省略します。
 水洗いした後で計量したところ、全部で12.4kgとパッとしない出来でした。

<2019年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年はアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第2回ヤーコン掘り:1月6日>西から第2畝(アンデスの乙女)
 第1回ヤーコン掘りは12月1日に行い、その後12月22日には地上部を全部刈り取り、第3~5畝はビニールシートを被せて冬越ししてあります。
 12月末にヤーコン掘りを予定した第2畝は、地上部を全部刈り取っただけで放置。本日収穫作業を行いました。
 今夏もけっこう猛暑でしたが、昨年のような酷いことはなく、さほどダメージはうけていませんが、畝の東のほうへ行けば行くほど生育が悪く、その原因は不明です。
 なお、ここ3年、無肥料・連作栽培しており、今年生育がいい西から第1畝であっても、従前に比べると地上部の生育は若干見劣りがします。今日掘る第2畝もイマイチの生育で、あまり期待できません。

 まずは、第2畝の西面に繁茂していた雑草の枯草を鍬で引っ掻いて、半分できている来季第1畝に枯草を寄せ、第2畝の西面の法面の下部を鍬で掘って土を被せます。これで来季第1畝が8割方できあがります。
 次に、第2畝の東面に繁茂していた雑草の枯草を鍬で引っ掻いて、第3畝との畝間に寄せ、第2畝の東面の法面の下部を鍬で掘って土を被せます。この箇所を来季第2畝の中心(峰)にします。
 続いて、株間の土を東西に均等になるよう鍬で退けます。これで株周りが四角い形で残ります。この作業の間に、長く大きなヤーコン芋が引っかかって姿を見せることがありますが、折れることはないです。これは千切り取っておきます。
 今度はビッチュウに持ち替え、株をグイっと掘り起こし。芋の付き方が悪く、やはりたいした収量にはなりそうにないです。なお、芋の形はほとんどが良型で、ひび割れしたものは少なかったです。ただし、毎年のことですが、小さなくず芋はけっこうありました。
 1株掘る毎に、上部の種芋になる塊から下部の食用芋を千切り取り、食用芋のヒゲ根を手でむしり取る。太いヒゲ根は鎌で切り取り、食用芋は箱に入れる。そして、種芋になる塊から出ている根を鎌でざっと切り取り、これは退けておきます。
 切り取った根、凍みた芋(ほとんどない)、あまりに小さい芋、これらは別の箱に入れる。このまま畝に放置して、後から畝づくりするときに混ぜ込んでいいと思うも、来季のヤーコンが自家中毒するかもしれないと気になり、これらは、もう一つ先の畝間にばら撒き、1か月間、野ざらしにして枯れさせることにしています。

<収穫後、すぐに来季の畝づくり>
 今季の畝間が来季の畝、という形で、今年は畝を半畝分東にずらします。
 よって、まず、西側は来季第1畝で、先ほどの作業で8割方できており、芋掘りした部分の土を半分西に寄せて完成。残り半分の土を東に寄せて、来季第2畝が半分完成。残りは1月末に第3畝を掘るときに完成させます。
 なお、来季も無肥料(ただし、枯草は堆肥化しますが)での栽培に挑戦。
 さて、もう一仕事残っています。掘り出した芋のうち、上部の種芋になる塊を畝の北端部分を使って冬越しさせる作業。地面をフラットな状態にし、ここに2段で並べ置き、土をたっぷり掛け、ビニール製肥料袋を乗せて凍み防止措置を取り、軽く土をかけて袋が飛ばないようにしておきます。そして、周りに水たまりができないよう、鍬で溝づくり。

<収獲した芋は水洗い>
 自宅に軽トラで運んで、水洗いして、ざっと泥落し。大きなプラスチック桶に2回くぐらせるだけで、ほとんどきれいに泥を落とせます。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、大半を当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。
 ここで計量。20kgはあろうかと予想され、計量したら21.4kg。平年作の6割ほどの出来。少々さびしいです。

<2018年>
(12月16日)
 今年の第1回ヤーコン堀りは、地上部がまだ青々していた11月25日に1畝行いましたが、その後、霜が降り、地上部は凍みて枯れ、これで芋の生長はストップ。
 今日(12月16日)第2回ヤーコン掘りを行ないました。
 うちでは、約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年連作しています。
 例年7畝の栽培でしたが、一昨年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝(畝幅は約150センチ)とし、今年も同様に6畝としました。
 なお、1畝(約10m)に13株(株間約70センチ)の栽培です。
 今年の作付けは、昨年同様2品種ですが、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、アンデスの雪4畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。

 西から第1畝 アンデスの雪  (11月末収獲予定)
     第2畝 アンデスの乙女 (11月末収獲予定)→12月半ばに変更
     第3畝 アンデスの乙女 (12月末収獲予定)
     第4畝 アンデスの雪   (1月末収獲予定)
     第5畝 アンデスの雪   (2月末収獲予定)
     第6畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)

 以上の作付けとし、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。
 そして、毎月下旬に西から1、2畝ずつ掘っていき、3月に掘り終えます。

<今年の第2回ヤーコン掘り:12月16日>
・西から第12(アンデスの乙女)
 どの列も例年より全般に非常に育ちが悪いです。原因は、無肥料栽培としたこともありますが、何よりも今夏の例のない猛暑によるダメージが大きいでしょう。
 13株中、数株は猛暑で枯れてしまっています。
 これでは芋がほとんど採れないと思われたのですが、なんとか6.2kgの収穫がありましたが、第1畝(アンデスの雪)が8.2kgでしたから、それより悪いです。 
 平年作の2割にも達しません。予想どおり悲惨なものに終わりました。
 種芋の生育も気になったのですが、食用部の芋と同様に出来が悪かったです。

<収穫後、すぐに来季の畝づくり>
 第2畝を掘る前に、ヤーコンの地上部を鎌で刈り取り、これは第3畝に被せておきました。年末に第3畝を掘るまで、どれだけかの凍み防止になるでしょう。次に、枯れた雑草を鎌でざっと刈り取り畝の両サイドに押しやります。
 第2畝と第3畝の畝間には、第1畝のヤーコンの残骸は入れ込んであります。 
 第2畝を掘るに当たり、まず鍬で畝の法面を掘り進み、ヤーコンの残骸やうっそうと生えていた枯草に土を被せていきます。次に、ビッチュウで畝を崩しながら、両サイドに土をはね、芋を掘り進めます。
 こうしたやり方で、今年の畝間が来年の作付け畝となるようにします。
 今回、作った畝は、来季の第2畝で、テンワで土移動をさせながら、粗整形をしたところです。畝の中央下部には枯草などがたっぷり入りました。
 来期も今期と同様に無肥料(ただし、枯草は堆肥化しますが)での栽培に挑戦することにしています。

 掘り出した芋のうち上部に塊として付いているのが種芋で、これは、畝を完成させた後、畝の北の端に埋め込み、ビニール製肥料袋を乗せて凍み防止措置を取り、軽く土をかけて袋が飛ばないようにしておきました。

<収獲した芋は水洗い>
 本日、水洗いして、ざっと泥落し。大きなプラスチック桶に2回くぐらせるだけで、ほとんどきれいに泥を落とせます。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、大半を、といっても今年は自家消費が半分近いでしょうが、当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。

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ヤーコン畝、3畝は掘らずにシート掛けして畑で冬越し [ヤーコン芋の畑での越年保存]

 毎年同じ場所で連作しているヤーコン。5畝(2016年までは7畝<約100㎡(1アール)>、2017年から6畝、2019年からは5畝と縮小)を栽培。
 例年、11月末に1、2畝を掘り、12月末に1畝掘ります。残りの畝は12月中頃に地上部を刈り取って冬越しさせ、毎月末に順次1畝ずつ掘り、3月末に掘り終えるというやり方をしています。当地岐阜・濃尾平野では真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)を要します。
 3月初旬頃、暖かくなった頃に、残り1畝のビニールシートを外します。

<2024年度>
12.21一昨日畑へ行ったら朝の冷え込み(いつか不明)で全面的に葉っぱが凍みていた。もう芋の生長は見込めず、今日、残っている4畝を鎌で地上部の刈り取り。残骸は畝間に敷き詰め、今後、掘り進める都度、埋め込みする予定(来季は半畝ずらしで畝立て)。
 1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることに。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てせず。畝の両サイドに大きめの石を置き、押さえにする。畝の途中は、シートを伸ばしたのち、小さめの石で押さえる。昨年は、90~120cmの細い支柱をシートの端に置いて、めくりあがり防止をしたが、今年はこれをせず。

<2023年度>
(12月25日)
 3、4日前にやっと例年並みの冬の寒さとなりました。それまでは、地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々していました。でも、この寒さで、葉はほとんど凍みてしまい、もう芋は生長しません。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、鎌で地上部を刈り取り。今年はチョウ不作で茎も細いですから、草刈機を持ち出すまでなく、鎌で十分に刈れました。
 風はなく、ビニールシートを伸ばし、4畝を覆う。畝間に入れてある野菜の残骸や刈り取ったヤーコンの地上部をシートに乗せる。次に、今年初めてのやり方ですが、90~120cmの細い支柱をシートの端に置いていく。畝の両サイドに大きめの石を置き、押さえにする。畝の途中は、シートを伸ばしながら、並べた支柱の上に小さめの石で押さえる。
 シートに乗せた野菜やヤーコンの残骸はそのうちカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、ときどきチェックして石や瓦の割れで押さえ直します。
(2024年3月14日)
 やっと強い冷え込みが終わったので、ビニールシートを外すことにした。

<2022年度>
(12月18日)
 3日前にやっと例年並みの冬の寒さとなりました。それまでは、地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々していました。でも、この寒さで、葉の半分ほどが凍みはじめ、もう芋の生長は期待できません。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。ついでに枯れた雑草も大ざっぱに。
 まずは1畝を処理。刈り取った残骸や畝間に放り込んでおいた野菜の残骸を隣の空き畝に退け、畝間の半分堆肥化した枯草などを大雑把に畝に上げます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さめの石(一部は瓦の割れ)で押さえます。
 そして、ヤーコンの残骸をビニールシートの上に乗せます。しばらくは、これでシートがめくれることはないですが、2月3月となるとヤーコンの残骸がカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、石や瓦の割れで押さえ直します。
 この要領で、冬越し3畝のビニールシート掛け。なお、12月末に掘る畝は雑草が被っただけですが、降雪があっても凍みることはないでしょう。
(2023年2月27日)
 明日の朝は冷え込むが、その後の冷えはなく、今日から暖かくなるので、ビニールシートを外すことにした。

<2021年度>
(12月12日)
 今のところ地上部は一部凍みた所があるも、まだまだ青々しています。でも、明日は冷え込むようです。こうなると葉の大半が凍みてしまい、芋の生長は止まるでしょう。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。なお、12月末に収穫する畝は雪が降ったとしても、まず凍みることはないので何も手当てしません。
 当地(濃尾平野の奥)は、年に2回程度、10~20cmの積雪があるだけですから、以上の方法を取れば、芋が凍みることはほとんどありません。同じ方法を取る里芋よりもヤーコン芋の方が凍みにくいです。
 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。刈り取った残骸は畝間にひとまず置きます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さ目の石(石が足りなく、瓦の割れも使用)で押さえます。畝間や法尻にはびっしり雑草が生えていましたので、そこの土を削ってシートの裾押さえにするのは難儀ですから、石で押さえています。
 そして、ヤーコンの残骸をビニールシートの上に乗せます。しばらくは、これでシートがめくれることはないですが、2月3月となるとヤーコンの残骸がカラカラに乾き、重石の役割を失い、シートがめくれることがあり、石や瓦の割れで押さえ直します。

<2020年度>
(12月13日)
 今年は暖冬で、まだ本格的な霜が降りず、地上部はまだまだ青々しています。でも、2日後には寒波がやって来て雪になる予報。たぶん強烈な冷え込みで、ヤーコンの葉っぱは全部枯れるでしょう。
 そこで、今日、1月下旬以降に収穫する3畝に真冬の凍み防止措置(ビニールシート掛け)をすることにしました。 まずは、草刈機で地上部を刈り取り。刈り取った残骸は畝間にひとまず置きます。
 ビニールシートを伸ばし、両サイドに大きめの石で押さえにします。畝の途中は、小さ目の石(石が足りなく、瓦の割れも使用)で押さえます。
 両サイドと一番東の畝の東面法尻は土寄せが可能ですので、鍬で土を削り、押さえにします。畝の途中途中に小さ目に石や瓦の割れで押さえにし、ヤーコンの残骸もビニールシートの上に乗せます。
 たぶんこれでシートがめくれることはないでしょう。

<2019年度>
(12月22日)
 今年は暖冬で、まだ本格的な霜が降りず、地上部はまだまだ青々しています。写真手前のほうは生育が悪く、脇芽がどれだけも出なくて大した収穫は見込めません。
(2019年12月22日撮影)
DSCN0701[1].jpg
 でも、もうそろそろ冬越し支度をする時期ですので、例年どおり実施。
 まず地上部を草刈機(昨年は鎌)で刈り取ります。今年は所々に太い幹があり、どの畝もひどい猛暑だった昨年よりは豊作でしょう。
 次に、ビニールシートを掛け、ヤーコンの残骸を乗せます。シートが風で飛ばないよう、シートの淵に所々重みのある石を置きます。
 なお、12月末に掘る畝は芋が凍みることはなく、シート掛けせず。1、2、3月末に掘る3畝のみシート掛けし冬越しさせます。
(2019年12月22日撮影)
DSCN0702[1].jpg
 
<2018年度>
(12月16日)
 11月25日に1畝掘ったときは、ヤーコンの葉っぱはまだまだイキイキ元気にしていましたが、12月になってかなり霜が降りた日があり、葉っぱが凍みて枯れてしまいました。
 下の写真は前年の2017年12月10日撮影のものです。半日陰でうまく写りませんでしたが、完全に枯れています。
DSCN0537.JPG
 こうなったら、もう芋の生長はないですから、収穫することになりますが、作付け株数が多いので、今日(12月16日)、2畝目を掘った後で、ヤーコン畝の冬越し作業を行いました。なお、3畝目は年末に掘りますから、これはそのままとし、冬越しさせるのは4畝目からの3畝です。
 まず地上部を鎌で刈り取ります。今年は非常に凶作でしたから、わりと簡単に刈れる茎ばかりです。次に、ビニールシートを掛けます。シートが風で飛ばないよう、シートの淵に所々畝間の土を乗せるといいのですが、雑草と共生させているがために、これがやりにくく、重みのある石を持ってきて、両サイドや途中に置いて重しとし、シートが飛ばないようにしました。
 この保存法で、どれくらい芋が凍みるかといいますと、過去の例では次のとおり。
(2010年12月16日の記録<この年は調子が悪かった>)
 1月下旬に掘ると、数%の芋が部分的にどれだけか凍みています。2月下旬には10%弱、3月下旬には10%強が、そのようになってしまいます。また、凍みかけた芋には土がべっとり付いていますが、十分に食用になります。
 その後は、凍みたものは半減している感じです。
(ビニールシートなしで、どうなるか過去に行った実験)
 1月下旬に10%、2月下旬に20%、3月下旬に30%が凍みていました。
 やはり、地温低下の防止と雨水が染み込むのを防ぐためにシートは必要です。

 参考までに、ヤーコン芋を収穫したとき、種芋(食用部芋の上部にある塊)は各畝の端に集めて埋め込み、3月中旬まで保管し、3月下旬に取り出して切り分け、種芋づくりをしますが、その保管状況は次のとおりです。凍み防止のため、肥料袋で覆い、袋が飛ばないように土を乗せておきます。
(2013年3月13日撮影)
DSCN0080.JPG

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2024年産ヤーコン芋の第1回(1畝)収獲 [ヤーコン芋の収穫]

 約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年ヤーコンを連作しています。
 ずっと7畝の栽培でしたが、2017年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝としました。さらに19年から、他の野菜を作付けするため、さらに1畝減らして5畝と縮小しました。
 畝幅は約150cm、1畝(約10m)に13株(株間約70cm)の栽培です。
 2016年までは有機肥料栽培、17年は減肥料、18年から無肥料栽培ですが、無肥料では収穫量が大きく落ち込み、22年から植え付け時に1株に約2リットルの牛糞堆肥を投入することに。しかし、この程度の施肥では収穫量が上がらず、23年からは適当量の施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、牛糞堆肥)をして畝づくりし、植え付け時の施肥や追肥はなしとしました。

<2024年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年は昨年同様アンデスの雪4畝、アンデスの乙女1畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (12月2日 収獲)
    第2畝 アンデスの雪  (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの雪   (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの乙女  (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:12月2日>西から第1畝(アンデスの雪) 
 今年はまだたいした冷え込みはなく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、自家用に収穫したく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 昨夏もそうでしたが、今夏は過去にない、かなり長期間にわたっての猛暑があり、これのダメージを受けたのでしょう、ヤーコンの地上部の生育はイマイチです。昨年は植え付け時に1株に牛糞堆肥を約2リットル入れただけでしたが、今年は畝づくりのときに有機肥料栽培していた数年以上前と同様に(若干少ない感が)施肥(苦土石灰、鶏糞、種粕、牛糞堆肥)しましたが、小さな芋がほとんどで、収量はがっかりするほど少なかったです。
 家に持ち帰り、水洗いして計量したところ、1畝(10mですが、北のほうを貸畑にしており、今年は6m)で7.3kg(10m換算で12.2kg)しかなく、平年作の3割の出来しかありませんでした。
 なお、種芋の塊は第2畝以降のものを保存することとし、刻んで畝間に放置。

<2023年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年はアンデスの雪4畝、アンデスの乙女1畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月19日 収獲)
    第2畝 アンデスの雪  (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの雪   (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの乙女  (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:11月27日>西から第1畝(アンデスの雪) 
 今年はまだたいした冷え込みはなく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、自家用に収穫したく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 今夏はかなり長期間にわたって猛暑があり、これのダメージを受けたのでしょう、ヤーコンの地上部の生育はとんと悪いです。一昨年までの4年間、無肥料・連作栽培したところ、地上部の生育は芳しくなく、芋の収穫も悪かったかったがため、昨年は植え付け時に1株に牛糞堆肥を約2リットル入れましたが、これだけでは成育は芳しくなく、12.3kgしかありませんでした。
 今年も、同様な施肥で行ったところ、猛暑の影響もあり、収穫量は8.0kgと悲惨な結果に終わりました(収穫したヤーコン芋は、自宅に持ち帰り、水洗いした後、計量)。連作を始めた初年(2007年:有機肥料栽培:まずまず豊作)の1畝当たり収穫量の平均値が39.2kgでしたから、その2割ほどの出来。なんとも寂しい収穫量でした。
 なお、種芋の塊(これも不作)は畝の片隅の埋め込んで、雨水で凍みるのを防ぐため肥料袋で覆い、土を乗せて袋が飛ばないようにし、春まで保存。3月下旬に種芋づくりします。

<2022年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月27日 収獲)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:11月27日>西から第1畝(アンデスの雪) 
 今年はまだ全くの冷え込みはなく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、12月1日から当店(薬屋)のセールを行い、お客様にヤーコン芋を差し上げたく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 今夏はさしたる猛暑にならず、旱魃もなかったですから、ヤーコンにさほどダメージは受けていません。
 なお、昨年までの4年間、無肥料・連作栽培しており、一昨年までは地上部の生育は芳しくなかったですが、昨年は、種芋を従前のようなポット苗(芋の大きさは10~20g)ではなく、こぶし大の塊を直植えしたせいで、けっこう生育が良かったです。よって、今年もこぶし大の塊を直植えし、また、無肥料では収穫量がかなり落ちるので、今年は1株に牛糞堆肥を約2リットル入れることにしました。
 しかし、成育は芳しくなく、掘るのも楽過ぎるほど。ビッチュウでグイッと持ち上げれば簡単に掘れるような状態。なお、ビッチュウを持ち上げたときに周りの枯草を入れ込み、枯草を埋めることにしました。
 クズ芋は畝間に放置。なお、刈り取った地上部のヤーコンも畝間に放置。
 なお、種芋の塊は畝の片隅の埋め込んで、雨水で凍みるのを防ぐため肥料袋で覆い、土を乗せて袋が飛ばないようにして春まで保存し、3月下旬に種芋づくりします。
 収穫したヤーコン芋は、自宅に持ち帰り、水洗い(大きな桶に入れて軽くかき混ぜる)した後、計量。12.3kgしかありませんでした。連作を始めた初年(2007年:有機肥料栽培:まずまず豊作)の1畝当たり収穫量の平均値が39.2Kgでしたから、その3割ほどの出来。なんとも寂しい収穫量でした。

<2021年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月28日 収獲)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:11月28日>西から第1畝(アンデスの雪) 
 今朝けっこう冷え込みましたが、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、12月1日から当店(薬屋)のセールを行い、お客様にヤーコン芋を差し上げたく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 今夏はさしたる猛暑にならず、旱魃もなかったですから、ヤーコンにさほどダメージは受けていません。
 なお、ここ4年、無肥料・連作栽培しており、昨年までは地上部の生育は芳しくなかったですが、今年は、種芋を従前のようなポット苗(芋の大きさは10~20g)ではなく、こぶし大の塊を直植えしたせいで、けっこう生育が良かったです。
 ヤーコンの掘り方は、従前の例と変え、横へ伸びた芋を若干切ってしまう恐れがありますが、ビッチュウで畝の両サイド(株間も少々ビッチュウを入れる)をグイッと持ち上げる方法を取りました。というのは、例年、翌年の畝立ては今年の畝間を使うこととしていたのですが、来季からは省力化するために同じ畝で作付けすることとしたからです。
 クズ芋は畝間に放置。なお、刈り取った地上部のヤーコンも畝間に放置しましたが、この残骸処理をどうするか、これは未定です。5畝全部掘り終わったところで考えます。
 なお、種芋の塊は畝の片隅の埋め込んで、雨水で凍みるのを防ぐため肥料袋で覆い、土を乗せて袋が飛ばないようにして春まで保存し、3月下旬に種芋づくりします。
 収穫したヤーコン芋は、自宅に持ち帰り、水洗い(大きな桶に入れて軽くかき混ぜる)した後、計量。30kgとまずまずの出来でした。連作を始めた初年(2007年:有機肥料栽培:まずまず豊作)の1畝当たり収穫量の平均値が39.2Kgでしたから、無肥料栽培もまずまず成功といったところかと思っています。

<2020年>
 約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年ヤーコンを連作しています。
 ずっと7畝の栽培でしたが、2017年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝としました。さらに2019年から、他の野菜を作付けするため、さらに1畝減らして5畝と縮小しました。
 畝幅は約150cm、1畝(約10m)に13株(株間約70cm)の栽培です。
 2016年までは有機肥料栽培、17年は減肥料、18年から無肥料栽培です。

 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:11月29日>西から第1畝(アンデスの雪) 
 今年の11月は暖かく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、12月1日から当店(薬屋)のセールを行い、お客様にヤーコン芋を差し上げたく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 今夏もけっこう猛暑でしたが、昨年並みであり、さほどダメージはうけていません。
 なお、ここ3年、無肥料・連作栽培しており、従前に比べると地上部の生育は若干見劣りがします。よって、収穫量も落ちる傾向にあります。
 「ヤーコン掘り、収穫後に来年の畝づくり、収獲した芋の水洗い」については、昨年と同様ですので、記述を省略します。
 翌日、水洗いした後で計量。19kgとパッとしない出来でした。

(1畝掘って、半畝ずらして畝間に来季の畝づくりをした後の写真 残り4畝)
DSCN0723.JPG

<2019年>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年はアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第1回ヤーコン掘り:12月1日>西から第1畝(アンデスの雪)
 今年の11月は暖かく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、12月3日から当店(薬屋)のセールを行い、お客様にヤーコン芋を差し上げたく、本日、西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 今夏もけっこう猛暑でしたが、昨年のような酷いことはなく、さほどダメージはうけていませんが、畝の東のほうへ行けば行くほど生育が悪く、その原因は不明です。
 なお、ここ3年、無肥料・連作栽培しており、今年生育がいい西から第1畝であっても、従前に比べると地上部の生育は若干見劣りがします。

 まずは、1畝13株とも株元から鎌で地上部を刈り取り。主軸1本、脇芽数本、これを刈り取るのですが、今年の主軸はけっこう太く、両手で強く鎌を手元に引かないと刈れないほど。この分だと、高収穫が期待されます。
 刈り取った地上部は一番東の畝の法面に並べ置き、3月に埋め込む予定です。
 畝に繁茂していた雑草の枯草をテンワで引っ掻いて、第2畝との畝間に寄せておきます。この畝間にはナスなどの残骸がけっこう入れてあります。
 次に、鍬で、畝の両側の法面を半分ほど崩します。このとき、第2畝との畝間に置いた雑草・野菜の残骸が軽く土に埋まります。
 次に、鍬で、株間の土を第1畝の西側に退けます。これで株周りは四角い形の小山が残ります。ここまでの作業の間に、長く大きなヤーコン芋が引っかかって姿を見せることがありますが、折れることはないです。これは千切り取っておきます。
 最後に、ビッチュウでグイっと掘り起こし。どの株もけっこう芋が付いていました。
 13株ともあまり差はなく芋が付いており、今年は久しぶりの豊作間違いなしです。そして、表皮がごつごつしていたり、ひび割れしたものは少なく、良品がほとんど。ただし、毎年のことですが、小さなくず芋はけっこうありました。
 1株掘る毎に、上部の種芋になる塊から下部の食用芋を千切り取り、食用芋のヒゲ根を手でむしり取る。太いヒゲ根は鎌で切り取り、食用芋は箱に入れる。そして、種芋になる塊から出ている根を鎌でざっと切り取り、これは退けておく。
 切り取った根、凍みた芋(ほとんどない)、あまりに小さい芋、これらは別の箱に入れる。このまま畝に放置して、後から畝づくりするときに混ぜ込んでいいと思うも、来季のヤーコンが自家中毒するかもしれないと気になり、これらは、もう一つ先の畝間にばら撒き、1か月間、野ざらしにして枯れさせることにしています。

<収穫後、すぐに来季の畝づくり>
 今季の畝間が来季の畝、という形で、今年は畝を半畝分東にずらします。
 よって、まず、西側に普通サイズの畝ができるよう、鍬で土寄せ。ここは来季は枝豆を栽培することにします。なお、今季は一番東で枝豆栽培。
 来季のヤーコン広幅畝の峰がどこに来るかは、収穫作業に入る前に目印の棒を両端に立ててありますから、それを目標にして、残っている西側の土をビッチュウで土寄せ。
 これで、広幅畝が半分完成。残りは1か月後の第2畝を掘るときに完成させます。
 最善の方法は、今季は一番東の畝から掘ると、今季作付けした枝豆の普通サイズ畝を丸め込んでヤーコン用の広幅畝が完成するのですが、あえてそうしませんでした。
 というのは、一番東の畝はヤーコンの出来が悪く、あまり収穫量が期待できないからです。初物ヤーコンは人気があり、収穫量が多くないと困ります。
 なお、来季も無肥料(ただし、枯草は堆肥化しますが)での栽培に挑戦。
 さて、もう一仕事残っています。掘り出した芋のうち、上部の種芋になる塊を畝の北端部分を使って冬越しさせる作業。地面をフラットな状態にし、ここに2段で並べ置き、土をたっぷり掛け、ビニール製肥料袋を乗せて凍み防止措置を取り、軽く土をかけて袋が飛ばないようにしておきます。そして、周りに水たまりができないよう、鍬で溝づくり。

<収獲した芋は水洗い>
 自宅に軽トラで運んで、水洗いして、ざっと泥落し。大きなプラスチック桶に2回くぐらせるだけで、ほとんどきれいに泥を落とせます。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、大半を当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。
 ここで計量。30kgオーバーだろうと感じていましたが、そのとおりで32.4kgありました。まずまずの豊作となった次第。有り難や、有り難や。
(なお、今年は泥付きのままでヤーコン芋を進呈したい方がありましたので、計量は水洗いの前に行いました。)

<2018年>
 今年の作付けは、昨年同様2品種ですが、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、アンデスの雪4畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から第1畝 アンデスの雪  (11月末収獲予定)
     第2畝 アンデスの乙女 (11月末収獲予定)→12月半ばに変更
     第3畝 アンデスの乙女 (12月末収獲予定)
     第4畝 アンデスの雪   (1月末収獲予定)
     第5畝 アンデスの雪   (2月末収獲予定)
     第6畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)

<第1回ヤーコン掘り:11月25日>西から第1畝(アンデスの雪)
 今年の11月は暖かく、ヤーコンの葉っぱが青々としていて、まだまだ芋は生長中であることは間違いありません。でも、12月1日から当店(薬屋)のセールを行い、お客様にヤーコン芋を差し上げたく、本日(25日)西から第1畝(アンデスの雪)だけを掘ることにしました。
 どの列も例年より全般に非常に育ちが悪いです。原因は、無肥料栽培としたこともありますが、何よりも今夏の例のない猛暑によるダメージが大きいでしょう。
 13株中、数株は猛暑で枯れてしまっています。
 これでは芋がほとんど採れないと思われたのですが、なんとか8.2kgの収穫があり、平均して1株に1kg程度の芋がついていました。
 でも、この畝は平年の21%の出来となり、悲惨なものに終わりました。
 畝の南のほうは隣の民家の陰になったり柳の木で直射がさえぎられ、例年は出来が悪いのですが、そのほうが相対的に出来が良く、日当たりの良い北のほうは収量が少なかったです。過去の猛暑でもそうした傾向がありました。
 なお、例年、表皮がごわごわしたものがけっこうあったのですが、今年はそうしたものがほとんどなく、良品ばかりでした。これまた不思議なことです。
 種芋の生育も気になったのですが、食用部の芋と同様に出来が悪かったです。

<収穫後、すぐに来季の畝づくり>
 第1畝を掘る前に、ヤーコンの地上部を鎌で刈り取り、第2畝と第3畝の畝間に放置。後日、ヤーコンの地上部が枯れた頃に第2畝を掘り、埋め込みます。
 第1畝と第2畝の畝間には、堆肥場に積んでおいたナスやオクラの残骸を入れ込みました。なお、サツマイモ(1畝分のみ)のツルは1か月ほど前に入れ込んであり、すっかり枯れています。
 第1畝を掘るに当たり、まず鍬で畝の法面を掘り進み、野菜の残骸などに土を被せていきます。このとき、畝にうっそうと生えていた雑草の枯草も埋め込みます。
 こうしたやり方で、今年の畝間が来年の作付け畝となるようにします。
 今回、作った畝は、第1畝を半分西側に移動させ、西側(第0畝=枝豆の小畝)の畝を取り込む形で整形しました。畝の中央下部には枯草がたっぷり入りました。
 来期も今期と同様に無肥料(ただし、枯草は堆肥化しますが)での栽培に挑戦することにしています。

 掘り出した芋のうち上部に塊として付いているのが種芋で、これは、畝を完成させた後、畝の北の端に埋め込み、ビニール製肥料袋を乗せて凍み防止措置を取り、軽く土をかけて袋が飛ばないようにしておきました。

<収獲した芋は水洗い>
 翌日に、水洗いして、ざっと泥落し。大きなプラスチック桶に2回くぐらせるだけで、ほとんどきれいに泥を落とせます。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、大半を当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。

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ヤーコン苗(あるいは種芋)を畑に定植、その後の管理 [ヤーコンの栽培]

 ヤーコンの栽培を始めて、もう25年以上経ち、約100㎡の作付けをしてきたが、ここ3、4年、寄る年波に勝てず、だんだん規模を縮小し、2019年からは約70㎡(7畝→5畝)の栽培とした。
 今後は、当面この規模でいくことになろう。なお、栽培品種は、近年は「アンデスの雪」と「アンデスの乙女」の登録2品種と在来種を少々。
 ところで、2018年からは無肥料栽培(その詳細→「チャレンジ自然農法」、ヤーコンの連作・無肥料無農薬栽培)でいくこととした。その結果はどうかというと、2018年はまれにみる猛暑がたたってヤーコンの生育不良や一部が枯れ、そのダメージが大きかったようで、無肥料による収穫減は分からずじまい。2019年、20年はどうかというと、さほどの猛暑ではなく、例年なら十分に生育し、高収穫になっていいところ、かなりの不作。やはり無肥料がたたったのだろう。
 そこで、2022年は、定植時に定植穴に牛糞堆肥を1株当たり1.3リットル入れ込む(施肥はこれだけ)こととした。

 ヤーコンの苗づくりは、うちで必要とする数の10倍以上を毎年取り組んでいる。ヤーコンに惚れ込んだ小生ゆえ、苗をヤーコンの普及活動に使うためで、育苗規模は本格的な大がかりなもの。これについては下記ページで記録。
 2019年産ヤーコンの苗作り
 栽培畝づくりは、近年は収穫時にほとんど完成させている。これについては、ヤーコン畑の畝作りのページで記録。

 ところで、2021年産は、うちの畑で栽培する分については、今年初めて苗づくりせずに種芋の直植え栽培にすることにした。大いなる手抜きというか、毎年、九州で中規模栽培しておられる方の栽培法を真似することにした次第。しかし、「アンデスの雪」も「アンデスの乙女」もともに、こぶし大の固まり(あるいはそれ以上の大きさ)を直植えしたところ、「アンデスの雪」は問題なかったものの、「アンデスの乙女」は種芋ばかりが巨大に生育し、食用部芋が貧弱になったので、2022年産は、「アンデスの雪」は昨年同様にこぶし大の固まり(あるいはそれ以上の大きさ)を直植えするも、「アンデスの乙女」は小さく切り分けた種芋を育苗してから定植することとした。しかし、2022年産の「アンデスの雪」は種芋が大きくなりすぎ、食用部芋が貧弱になったので、2023年産からは、従前どおり全部ポット苗を植え付けることにした。

<2024年産>
 今年は、従前の畝づくり(昨年の畝間に野菜やヤーコンの残骸を入れ、土移動して畝間を峰にする)に戻し、その際、苦土石灰と各種有機肥料を十分に入れ込んだつもりである。詳細はヤーコン畑の畝作りのページに記しておいた。
4.29ポット苗がもう定植できる大きさになったので、本日定植。
 約10mの5畝のうち、一番西の畝は北のほうが貸畑とごっつんこするから約7m。
 昨年より株間を気持ち狭くし、各畝15株(一番西は10株)を定植。なお、畝が少々高畝になりすぎているので、峰の土を両サイドに跳ね除けながら定植したところ、埋め込んであった枯草が少々出てきた。今年は来年のために秋口に畝間を少々掘り上げねばいかんだろう。 
 5畝のうち4畝を「アンデスの雪」とし、一番東の畝だけ「アンデスの乙女」とした。保存性が良いことから「アンデスの雪」を主とした。
  ヤーコン定植2024.jpg
5.5ヨトウムシ被害に1株遭い、再定植。予備苗を各畝南端に各2株定植。
5.19ヨトウムシ被害に1株遭い、再定植。
5.25マンノウで株周りと法面を草叩き
7.13雑草に負けそうになったヤーコン。草刈機でざっと草刈り、株周り鎌で草刈り
 今年は生育がいい。草刈り後の姿2024.7.13撮影
(各畝の法面にも刈り取った雑草を敷くのですが、一番手前の畝は1か月ほど前に草叩きしたため、ほとんどが畝間に入ってしまった。なお、1株はみ出している別の野菜は青シソ。)
 ヤーコン2024.7.13.JPG 
8.12畝の北端はうっそうと伸びた雑草茂り、隣畑の方の迷惑になるから、草刈機で草刈り。併せて、東淵の雑草がニンジン畝に被さってくるからざっと草刈り。西淵の雑草は貸畑の邪魔になるから、同様に草刈り。
 ひどい猛暑が続いているが、1か月前に刈り取った雑草が畝に敷き詰めてあり、また、畝間の雑草が適度に伸びてきて、地温上昇の防止、土の渇きの防止をしてくれている。そのせいか、ヤーコンは今のところけっこう元気だ。
8.24元気だったヤーコンもお盆過ぎから枯葉が目立ちだし、また、葉が日射で焼けるものが多くなった。株元近くはコゴメガ湧いたものが幾本もある。
 そこで、初めてのことだが、枯葉をしっかり除去し、手で大雑把に草引きし、株元に風が通るようにした。なお、枯葉や抜いた草は株周りに敷き込み。
9.28畝の乾燥を促すため(芋の肥大期に土が湿りすぎていると種芋が大きくなりすぎる)、畝間と法面を草刈機でざっと草刈り。
 お彼岸まで続いた猛暑のせいで下葉の枯れが目立ち、地上部の生育も良くない。
9.29コゴメの発生が多く、風通しを良くするため、枯葉、枯れ枝除去
 これで株元まで日が射し、小さな脇芽にも日が当たり、生育促進あることを期待したい。

<2023年産>
 無肥料連作では、収穫量が半減(あるいはそれ以下)するから、今年は昨年同様、微肥料(植え付け時に1株あたり2リットル弱の牛糞堆肥を入れ込む)こととする。
5.1ポット苗がもう定植できる大きさになったので、本日定植。
 畝の峰を中心に苦土石灰を振り、畝の峰あたりの土を鍬で両側に退け、牛糞堆肥を1畝(約10m)に20リットルばら撒く。小型ビッチュウではつり込み。
 畝の南端を少し残して(ほとんど日が当たらないから、ここにショウガを植える)1畝に14株を植え付け。
 5畝のうち4畝を「アンデスの雪」とし、一番東の畝だけ「アンデスの乙女」とした。
5.8ヨトウムシ被害2株植え直し、予備苗を北端に植え付け
5.28順調に生育中だが、その後に生じたヨトウムシ被害1株を植え直し
6.7雑草がかなり繁茂し、ここ3日間早朝仕事で5畝を順次、株周りの草叩き
 生育の悪い株2株、予備苗で植え直し
6.20株周りの草叩きを6月初めに行ったが、土が湿っていて雑草が根付いたものがあり、今日、これをほぐしながら株元に土寄せし、雑草は畝の峰に草抑えで置く。
6.25雑草が繁茂しだしたので、法面と畝間を草刈機でざっと草刈り。
8.21雑草に負けそうになったヤーコン。草刈機でざっと草刈り。
 暑さに弱いヤーコンゆえ、今年の猛暑で3株ほどが枯れたり枯れそう。
 (草刈前)
 IMG_0371.JPG
 (草刈後)
 IMG_0372.JPG
<2022年産>
 無肥料連作では、収穫量が半減(あるいはそれ以下)するから、今年は微肥料(植え付け時に1株あたり約2リットルの牛糞堆肥を入れ込む)こととする。
(3月25日)
 4日前に種芋を切り分け、「アンデスの雪」の種芋は、切り分けにくいものはこぶし大の固まりのままにしてある。その数は約50個。
 こぶし大の固まりで問題のなかった「アンデスの雪」を今日、直植え。
 1畝(約10m)に15個を概ね均等に(株間60cm強)並べる。テボで大きく穴を空け、1株に牛糞堆肥を約2リットル入れ、よく混ぜ込み、こぶし大の固まりを置き、土を被せる。深さは約5cmと、少々深めに。数日先にけっこう冷え込みそうなので、そうした。
 畝の凸凹や法面に動いた土は、手やテボを使って、きれいなかまぼこ型の畝に整形。
 これで、5畝中、3畝に「アンデスの雪」の直植えが終了。なお、余った6個は予備苗とし、畝尻に埋め込んでおいた。生育不良株の箇所に植え直す予定。
 残り2畝「アンデスの乙女」はポット苗の育苗が終わった5月中旬に定植する予定。
(5月2日)
 こぶし大の固まりを植え付けた「アンデスの雪」、なかなか芽吹きが見られなかったが、やっと所々で芽吹き始めた。
(5月8日)
 まだまだ芽吹きは少ない。昨年と同様だ。雑草が繁茂し出したので「アンデスの雪」の芽を切らないよう注意しながら、5畝全体の草叩き。
(5月9日)
 「アンデスの乙女」のポット苗で随分と大きくなったものがあり、本日定植。
 「アンデスの雪」と同様に、1畝(約10m)に15個を概ね均等に(株間60cm強)並べる。テボで大きく穴を空け、1株に牛糞堆肥を約2リットル入れ、よく混ぜ込み、苗を植え行け。2畝を植え付け、これにてヤーコン計5畝の定植が終了。
(6月8日)
 アンデスの雪で1株、アンデスの乙女で2株が不発芽ないし生育不良につき、予備苗を移植したが、アンデスの乙女は予備苗を残さなかったので、アンデスの雪とした。
(6月20日)
 アンデスの雪は、大半が大きな種芋を植え込んだから、主軸1本だけの生育のもの(小さな種芋でポット苗づくりしたものは、こうなる)はなく、主軸なしで幾本か競合して伸びたものがけっこう多い。一方、アンデスの乙女は主軸1本のポット苗を用いたから、主軸に脇芽が幾つか出た株が大半だ。今のところアンデスの雪のほうが若干生育がいい。
 株周りにけっこう雑草が目立つようになった。株周りは手で草引きし、その周りや畝の峰は小型テボで草削りし、土を株元に寄せる。今年は昨年と同様にけっこう暇があるから、今までやったことがない作業を行った次第。
 なお、畝の法面に置いておいた枯草やヤーコンの残骸は、株周りに草抑えにするため、敷き詰め、その上に引いた雑草を乗せることにした。
 ところで、一番西の畝の南半分には、法尻にネギを植え、ネギとヤーコンの間にカボチャ(4株)を植え、所々に山芋のむかごが発芽して大きく伸びて5本ほど支柱を立てておいた。このどれもがうまく生育するだろうか。
(7月18日)
 雑草の勢いが凄まじく、ヤーコンが負けそうになった。草刈機でざっと草刈りし、株周りや畝の峰は鎌で草刈りし、刈った草を敷き雑草抑えと梅雨明け後の日射防止。
 なお、法尻に植えたネギとの境辺りは雑草は少なく、鎌でざっと刈り取り。
 カボチャのツルが縦横無尽に伸びていっており、これは西第1畝と第2畝の畝間を這わせることとし、その辺りは鎌でざっと草刈り。
(9月25日)
 1株に牛糞堆肥を約2リットル入れたのだから、もう少し生育が良くてもいいのだが、昨年と大して変わらず。草ぼうぼうであるが、ヤーコンが勝っているので、そのままいく。
 なお、畝間には各種野菜の残骸を放り込んである。
 例年、アンデスの雪のほうが生育がいいのだが、今年はアンデスの乙女のほうが生育がいい。施肥したせいで、こうなったのだろう。
 下の写真(今日撮影)で一番手前がアンデスの乙女、その向こうがアンデスの雪、交互に植え付け、残部で5畝。畝の長さは約10m。
 IMG_0327.JPG
(11月27日)
 西第1畝(こぶし大の固まりを植え付けた「アンデスの雪」)を今日掘ったが、チョウ不作。クズ芋も含めて12.3kgしかなかった。
 施肥効果もなく、こぶし大の固まりを植え付けたのも良くなかったようだ。

<2021年産>
 今年も無肥料連作栽培で行く。
(3月1日)
 昨日、5畝中第4畝(冬越しのためビニールシートを被せてある)を収穫。この畝は「アンデスの乙女」で、種芋となる塊茎の半分は、福岡県でヤーコン栽培を「布教(普及活動)」しておられる方に送付した。その方の栽培法は、塊茎はあまりにも余るから、こぶし大の大きさで直植えされておられ、気候が温暖だから3月上中旬に植え付けとのこと。
 今年は当地(岐阜:濃尾平野)も暖かい3月となりそうな陽気であり、3月早々に直植えしても冷え込みで種芋が凍みる恐れはほとんどない。今季の畝は5畝中4畝は、収穫時に既に立ててあるから、直ぐにでも植えられるので、早速それに取り掛かった。
 送付した「アンデスの乙女」の残りの塊茎が半分ほどあったから、それを大きな塊に切り分け(大半は手で割れる)、30個強の種芋を作った。1つの大きさは過半が百数十gから数十gもある。ポット苗づくりをするときは、ポットに入るよう最大20g(ヤーコン大規模栽培農家の標準)で、5gほどのものも作るが、福岡県の方の直植え法に倣った次第。
 それを早速畑に持っていき、今季「アンデスの乙女」を作付け予定としている2畝に、株間60cmほどを取って並べていき、1畝各15株となった。余りが3個、これは10gほどの切れ端だが、この大きさでも十分に生育するから、予備苗として畝の端に置く。そして、手で畝の峰をかき分け、ひょっとして冷え込みがあってもいいように少々深め(5cmほど)に植え付け。
 こうして、随分と手抜きでヤーコン栽培をスタートさせることができた。
 畑にはまだ1畝「アンデスの雪」が残っている。これは3月中旬に掘り出し、その種芋は細かく切り分け、ヤーコン栽培の普及に使うのが例年のやり方だが、この種芋も「アンデスの乙女」と同様に、大きな塊のものを作り、予定している3畝に直植えしてしまおう。
 11月から1月に掘ったヤーコン畝から出た種芋は畑の一角で冬越しさせており、1月に掘った「アンデスの雪」の種芋は福岡県の方に全部差し上げたが、11月と12月に掘った2品種各1畝の種芋でヤーコン普及活動用のポット苗を作ればいい。こうなると、例年1000ポットほど作るが、今年は数百ポットになろうも、これだけあれば十分だろう。体力的にもこの程度が適量だ。
 というようなわけで、ヤーコン栽培・普及活動ともに、今年から随分と省力化したところです。だんだん楽に楽に、と、やり方を変えていこうじゃないか。
 さて、こんなにも早く、そして、こぶし大という大きな塊での直植え栽培は初めてのこと。晩秋の収穫量がどうなるか、楽しみである。
(3月14日)
 今日、最終第5畝を収穫。いったん全部自宅に持ち帰り、種芋を切り分け、切り分けにくい部分は大きな塊のままとし、直植え用とする。
 1畝15株(株間60cm)とし、アンデスの雪は3畝だから、大きな塊が45個必要となるも、10個強不足し、切り分けた種芋の中から大きいものを拾い出して、数を整える。
 早速、畑に持っていき、少々深め(5cmほど)に植え付け。なお、畝の両サイドにくずっぽい種芋を予備苗として植え付け。
 これで、完了。今年はめちゃ早い植え付けだが、3月中は冷え込みがなさそうで、種芋が凍みる心配はない。実に助かる今年の3月の陽気だ。
(5月3日)
 なかなか芽吹かなかったが、ここにきて半分弱が芽吹き。
 スギナがけっこう生えており、1か月前にある程度除去したが、今日、徹底的に除去。ついでに、雑草が多い箇所をざっと草引き。
(5月9日)
 その後の芽吹きもほとんどなく、2、3株掘ってみたところ、ちゃんと芽吹いていた。少々深め(5cmほど)に植え付けたから、芽がまだ地上に達していなかっただけ。
(5月23~24日)
 ほとんど全部が芽吹いた。雑草がけっこう生えているので、株周りは手で草引きし、畝の峰部分をテンワで草叩きし、株周りの凹みに土寄せ。畝間、法面もテンワで草叩き。
 今回も新たに伸びてきたスギナをテボで掘って引き抜き、除去作業。
 一番東の畝は気持ち小さいので、隣の畝を少々削って土移動させた。
 未発芽が数か所あり、掘ってみると発芽しかけていたが、これは除去し、わりと大きく育った予備苗(畝端で生育)を移植しておいた。余っている予備苗は除去。
(6月27日)
 大半が大きな種芋を植え込んだから、主軸1本だけの生育のもの(小さな種芋でポット苗づくりしたものは、こうなる)は少なく、主軸1本に細い軸が若干出たもの、主軸なしで幾本か競合して伸びたものがけっこう多い。
 例年のことだが、アンデスの乙女よりアンデスの雪のほうが生育がいい。
 株周りにけっこう雑草が目立つようになった。株周りは手で草引きし、その周りや畝の峰は小型テボで草削りし、土を株元に寄せる。今年はけっこう暇があるから、今までやったことがない作業を行った次第。なお、ここのところ雨なしで土が乾いているから、作業はやりやすかった。
 まだたいして雑草は伸びていないが、法面と畝間を草刈機で草刈り。紐タイプを使ったから奇麗に刈り取れたが、紐交換は1畝ごとに1回程度と面倒であった。やはりヤーコン畝はチップソウがいい。
(8月23日)
 第2回草刈り。長雨の影響で雑草の勢いがすごい。ヤーコンは無肥料がために例年並みで、たいして生育していない。畝間と畝の法面を中心に株間も少し草刈機で草刈り。
(11月28日)
 9月以降の生育は思いのほか順調で今年は豊作になるかも。
 今日、「アンデスの雪」を1畝掘ったが、まずまずの豊作であった。種芋が大きな塊であったからだろう。
(12月20日)
 今日、2畝目の「アンデスの乙女」の一部を掘ることにした。地上部の生育は昨年よりずっと良く、豊作が期待された。ところが、掘ってみると、種芋はどでかく生育していたり、けっこうな大きさのものが2つ3つに分かれていたりし、“育苗専門農家”の方には実に好都合ではあろうが、肝腎の食用芋の生育は非常に悪く、超不作となってしまった。
 地上部の生育具合からすると1株3kg程度の食用部芋の収穫が見込まれたが、食用部芋は1株1kgほどしかなかった。
 「アンデスの雪」はこぶし大の大きな種芋の塊のほうが収穫量が上がるのに対し、「アンデスの乙女」は逆で、10g程度に切り分けた小さな種芋で栽培しなければならないことが判明した次第。

<2020年産>
(4月29日)
 収穫時に順次今年用の畝づくりをしてきており、5月半ばに定植予定。
 今日は、雑草が生えだしたので、その草叩き。
 そして、スギナがけっこう生えており、鍬を使って、ていねいに除去。
(5月4日)
 苗が小さく少々早いが、来週の店の定休日(日・月曜日)は雨模様だから、今日、定植することとした。
 5畝中、奇数畝にアンデスの雪、偶数畝にアンデスの乙女を植え付け。 
 株間は約70cm、1畝約10mで、昨年までは13株としたが、今年も無肥料栽培で育ちが悪かろうから、1株増やして14株の植え付け。
 なお、まれにネキリムシの被害で株元が食いちぎられることがあるし、初期成育が悪いものがでたりするから、予備苗を最南端に1株ずつ植え付け。
 畝づくりのとき、かなりの高畝になってしまったので、植え付けに当たり、峰の土を軽く退けて、峰が若干くぼんだ状態にして植え付け。
 ところで、ここ2週間も雨らしい雨がなく、少々土が乾き気味であり、また、この先当分晴天が続きそうなので、ジョウロでたっぷり水やり。植え付け位置が若干くぼんでいるから、水が流れ出ることはなく、うまくいった。
 なお、定植にあたり、所々にまだまだスギナがけっこう生えていたので、テボで掘りながらスギナを抜く。
(5月5日撮影)
DSCN0712.JPG
(5月13日)
 3日前にアンデスの雪が2株ネキリムシにやられているのを発見し、予備苗はそのままにして進呈用の苗で植え直しておいたが、2日前にはアンデスの乙女が2株やられ、今日、同様に植え直し。(17日にアンデスの乙女1株も同様に)
 なお、ネキリムシにやられた種芋は処分したが、小さな芽が他から出ており、そのままにしておいても、成育遅れになろうが、ちゃんと育つのではないかと思われた。
(6月1日)
 この時期には今までやったことはなかったが、ついでがあったので草刈り機(紐タイプ)で、畝全体をざっと草刈り。
(6月2日撮影)
DSCN0720[1].jpg
(6月8日)
 今年は峰が若干くぼんだ状態にして植え付けしたのだが、1か月経っても、それが目立つ。よって、株周りの雑草を大雑把にテンワで叩いた後、手で株周りに土寄せ。これも、今までにやったことがない作業。なお、ずっと好天で、表層の土は乾きに乾いており、作業は容易であった。
(7月5日)
 雑草の伸びがすごく、少々ヤーコンが窮屈そうな感じになったので、今日、草刈りすることに。丈夫そうな雑草が多いので、紐タイプではなく、チップソウを取り付けた草刈機を使用。畝間と法面をざっと刈るだけとし、株周りは雑草が生えたまま。なお、1株(写真2列目の空白部分)間違って切り倒してしまった。
 草刈り後の写真だけ添付。(今回の撮影位置は前回までと真逆の方角から)
DSCN0721.JPG
(8月13日)
 今年の梅雨明けは8月1日と遅かったが、その後の雑草の勢いよりヤーコンの伸びのほうが大きく、ヤーコンが雑草に負ける様子はない。
 でも、雑草が北側隣地の畑の方の通行の邪魔になるほどになっているので、ヤーコンの畝及び畝間を数十cmほど草刈機で草刈り。併せて南側もざっと草刈り。
(9月27日)
 再び雑草が北側隣地の畑の方の通行の邪魔になるほどになってきたので、ヤーコンの畝及び畝間を数十cmほど草刈機で草刈り。これで、収穫まで何もしなくていい。
 ヤーコンが思いのほか生育が悪い。これは無肥料栽培の影響だろう。

<2019年産>
(4月27日)
 アンデスの雪のポット苗の一部が随分と大きくなり、育苗管理が大変になりますので、今日、畑に定植することにしました。
 5畝中、奇数畝にアンデスの雪、偶数畝にアンデスの乙女を予定しており、今日は奇数畝3畝に植え付けました。 
 株間は約70cm、1畝約10mで、13株の植え付けです。
 畝づくりのとき、かなりの高畝になってしまいましたので、植え付けに当たり、峰の土を軽く退けて植え付けしました。よって、植え付け位置は若干くぼんだ形になりました。こうすると、多少は干ばつ被害を防げるでしょうし、芋が生育したとき、芋が地表に露出するのもどれだけか防げるでしょう。気休めにしかならないと思いますが。
 そして、予備苗として、畝の両サイドに1本ずつ植えこんでおきました。まれにネキリムシの被害で株元が食いちぎられることがありますし、初期成育が悪いものがでたりするからです。
 なお、定植前に、畝の所々にスギナがけっこう生えているので、鍬で軽く起こして丁寧にスギナを抜き、また、畝全体に雑草は生えだしているので、テンワ(手鍬)で草叩きしておきました。
(4月29日)
 アンデスの乙女は苗がまだ小さいですが、十分に定植に耐えるから、今日植え付け。要領は、2日前のアンデスの雪に同じ。
(5月2日撮影)
DSCN0652.JPG
(6月6日)
 だいぶ大きくなりました。雑草と競争していますが、まだヤーコンのほうが勝っており、当分、このままいきます。ヤーコンが負けそうになったら、(例年6月下旬)草刈り機でざっと草刈りします。
 なお、今年はネキリムシの被害で株元が食いちぎられることはなく、また、初期成育が悪いものもなく、畝の両サイドに1本ずつ植えこんでおいた予備苗は全部引き抜きました。
 ところで、引き抜いたヤーコン、これは食べられます。うまいものではないですが、糖尿病の方は食されるといいでしょう。
<参考記事> ヤーコン葉を食す! 
(6月23日)
 例年どおり、今年も一部のヤーコンが雑草で埋もれそうになっており、このままではヤーコンが負けそうですから、草刈りすることに。
 草刈機はチップソー。株を切らないよう注意しながら株間も刈り込み。
 ヤーコンが雑草に負けなきゃいいですから、大雑把な刈りようです。
<刈る前の姿>
DSCN0666[1].jpg
<刈った後の姿>
 手前から4畝目と5畝目の間がこんもりしていますが、4畝目の法面に枝豆を栽培しているからです。ヤーコンの背が高くなる前(お盆前)に枝豆は収穫できますので、どちらの作物も問題ないです。
DSCN0675.JPG
(7月29日)
 約1か月前に、ヤーコンが雑草で埋もれそうになりザッと草刈りしたのですが、再びヤーコンが雑草に負けそうになりました。例年なら、ここらでもう1回草刈りするところですが、今年も昨年のような猛暑が予想されますので、草刈りは中止しました。
(写真は7月30日早朝撮影)
 DSCN0681[1].jpg
 詳細は「2019年は昨年同様にすさまじい猛暑になりそうな濃尾平野」で記事にしました。

(8月18日)
 15日に台風が襲来し、競争していた雑草が傾き、ヤーコンが優勢となった。これで、草刈りは不要となろう。
 ただし、北隣の畑の方に迷惑になるから、北辺を草刈機で草刈り。ついでに南辺・西辺の通路も草刈り。東辺は晩生枝豆栽培で、雑草に十分勝っているから草刈りせず。
(9月4日)
 今年は昨年ほどのことはなかったですが、けっこうな猛暑となりました。
 近所の岐阜気象台の観測記録は次のとおり。
 
     旬ごとの最高  旬の中での  猛暑日の      
      気温の平均   最高気温   日数(うち37度超)            
2019年
7月 上旬   29.3    30.8   0       収穫量
   中旬   28.4    31.8   0    139kg(7畝換算)
   下旬   33.2    37.3   4(1)  平年作の51%
8月 上旬   37.1    38.5  10(5)(不作の原因は無肥料栽培)
   中旬   35.2    37.9   6(1)
   下旬   30.8    33.9   0   
9月上旬    33.7    37.4   3(1)
                   (計23日)(計8日)

 猛暑の度合いは、過去10年間で3、4番目。これくらいなら、さほどダメージはないでしょう。なお、8月20から早々に秋雨前線が停滞し、まだ1週間はこのままですから、土が湿りすぎるほどになっており、根腐れしやしないか、少々心配です。

(9月15日)
 秋雨前線も9月6日には遠ざかり、根腐れのほうはさほど心配なさそうです。
 雑草は7月下旬以来、大繁茂し、ヤーコンと競い合っています。このまま放置しておいてもいいのですが、隣の畑の方はいつもピカピカで雑草1つなし。少々気になって、ざっとですが、草刈機で草刈りしておきました。
 なお、草刈り中に、数株のヤーコンの軸を1、2本切ってしまいました。その株の芋の収穫量は少々落ちることでしょう。
(草を刈る前:9月15日撮影)
DSCN0691[1].jpg
(草を刈った後:9月16日撮影)
DSCN0696.JPG
 なお、ヤーコンは今年の猛暑には耐えたのですが、無肥料栽培2年目の今年です。施肥栽培していたときに比べ、成育が悪いですから、少々不作になりそうな感がします。

(12月1日)
 例年11月下旬に第1畝を掘るのですが、今年は12月1日に実施。
 詳細は次の記事に。→ 2019年産ヤーコン芋の第1回(1畝)収獲
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今年はあまりの猛暑が続き、ヤーコンが苦しんでいます [ 暑さ、寒さに弱いヤーコン、風も]

 赤道直下ですがアンデス高地原産のヤーコン。日差しの強さはへでもない、といったところでしょうが、年間の気温差がほとんどなく、最高気温はたぶん30℃ほどと思われます。それが、我が濃尾平野ともなると、真夏には紀伊半島の山並みを越えてきた風がフェーン現象を起こして35℃超えの猛暑となることが例年幾日かあります。
 近所にある岐阜気象台のデータを2010年から整理しているのですが、猛暑日の日数は、33日、12日、12日、24日、8日、16日、18日、6日、34日、24日、23日、15日、13日、28日とばらついています。そして今年8月14日現在で既に27日にもなっています。
 猛暑日が30日を超えるような年は、明らかにヤーコン芋の収穫量は落ち、平年作の4分の1程度になる恐れがあります。今年はまさにそうした年。
 うちの畑のヤーコンは一昨日まではけっこう元気な姿でしたが、しかし、昨日は最高気温が39.0℃にもなり、午後3時過ぎに畑に行ったら、下葉の枯れがけっこう目立ち、天辺の芽や若葉が若干しおれ気味になっていました。
 今日も最高気温は38.5℃。この先の2週間予報では猛暑日がほとんど。今年ほど暑さがヤーコンを苦しめる年は過去になかったと言えます。
 かててくわえて、雨が降らない。7月24日、25日と2日連続してまとまった雨があって以来、8月4日に軽い夕立(12.5mm)が1回あっただけで、畑はどんどん乾いてきています。幸いうちの畑は湿畑の部類に入り、旱魃で枯れる恐れはまずないですから助かりますが、そろそろ心配になってきました。
 地温上昇の防止、畑の乾き防止のため、雑草に負けそうになったヤーコン畝を7.13に草刈機でざっと草刈り、株周りを鎌で草刈りし、畝全体に枯草を敷き詰めてあり、その後、ほどよく雑草が畝間や畝の法面の下半分程度に生えてくれており、これでなんとかヤーコンが枯れずに済んでくれるのでは、と思っています。
 天気予報では今日明日とも雷マークが付いていて、是非とも一雨あってほしいところです。雷神様、ここらで一踊りされんことを、かしこみ かしこみ もうす~。

(9月19追記)
 雷神様への祈りが通じて8月下旬には雨また雨で多すぎるほどのお恵みをいただいたのですが、お天道さまのほうは、9月になってカレンダーをめくるのをお忘れになったようで、猛暑の連続。9月の猛暑日は今日まで7日あり、明日もそうなりそう。
 今季の猛暑日の日数は43日にもなりそうです。これじゃあ、ヤーコンへのダメージは大きいです。チョウ不作を覚悟せねばならない状況に追い込まれました。悲しいです。
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猛暑でダメージを受けるヤーコンですが、猛暑日の日数と収穫量の相関の有無 [ 暑さ、寒さに弱いヤーコン、風も]

 ヤーコンは、赤道直下アンデス高地の生まれです。年間を通じて暑くもなく、寒くもない気候の下で育ってきました。それが日本はどうでしょう。最高気温が35度を超える猛暑に曝されることが度々です。これでは当然にヤーコンがダメージを受けます。
 そうしたことから、日本でのヤーコン栽培適地は、東北・北海道となり、関東以南では海抜500m以上の中山間地が適地となります。
 当地、岐阜市近郊(濃尾平野の一番奥・海抜10m)では、名古屋よりも気温が上がり、毎年猛暑日は10日以上になり、年によっては20日、30日以上にもなります。(うちは岐阜気象台の東3kmの所にあり、気温は気象台と同じと思われます。)
 これでは、ヤーコンはたまったものではありません。中山間地やそれに近い所で育てられた苗や種芋を購入して育てると、当地の猛暑に曝されて、初年度は枯れるものが多かったり、育ちが悪かったりして、収穫量もわずかなことが多いです。
 でも、ヤーコンは成育するそれぞれの土地の気候を学習して順応し、2年、3年経つと枯れることもなく、成育も良くなり、収穫も増えます。そして、 雑草との共生で、どれだけかの直射日光をさえぎってくれますし、何よりも地温上昇を防いでくれ、猛暑対策はこれが一番だと思っています。
 しかし、あまりの猛暑となると、ヤーコンの適応力にも限度があり、ダメージを受けて生育が止まり、収穫量も減ります。長年の栽培記録(同一場所での連作を2007年開始)から見てみますと、2018年までに3回猛暑被害を受けました。(その後も猛暑はありましたが、幾年か無肥料栽培としたため比較できません。)
 1回目は2010年。猛暑日は33日、うち37℃以上が8日で、平年作の56%の収量となりました。この年は、8月中旬から9月上旬にかけて、雨らしい雨は24日間なく、畑がカラッカラに乾いて枯れそうになり、1週間ほど連日水やりをしました。(この年は雑草との共生なし)
 2回目は2013年。猛暑日は24日、うち37℃以上が10日で、平年作の41%の収量となりました。この年は、8月に17日間雨らしい雨がなく、水やりせねばもう持たない状況のところでまとまった雨があり、水やりはしませんでしたが、日照りのダメージはあったことでしょう。(この年は雑草との共生なし)
 3回目は2018年。猛暑日は34日、うち37℃以上が20日という前代未聞の猛暑いや炎暑となり、平年作の26%の収量となりました。日照りは続かず、枯れるようなことはなかったですが、雑草との共生を図ったものの、2回目の大雑把な草刈りを行なって直ぐに早々の梅雨明けを生ったものですから、その効果は半減といったところでした。

 さて、夏の猛暑がヤーコンの収穫量にどう影響するか、2010年以降の気温を調べ、収穫量と比較してみました。(ヤーコンは、専用の畑、約100㎡(7畝)で連作、その後縮小したので、7畝換算で比較)

     旬ごとの最高  旬の中での   猛暑日の      収穫量
      気温の平均   最高気温    日数        153kg
2010年               (うち37度超)  (猛暑ダメージ大)
7月 上旬   30.8   34.5    -        平年作の56%
   中旬   30.4   35.7    1
   下旬   35.6   37.6    9(5)
8月 上旬   33.0   36.3    2
   中旬   33.5   37.0    3(1)
   下旬   35.8   37.1   11(1)
9月 上旬   34.9   37.7    6(1)
   中旬   31.0   35.8    1
                    計33日(計8日)

2011年                          収穫量
7月 上旬   32.6   35.3    2         242kg
   中旬   33.3   35.6    2       平年作の89% 
   下旬   30.9   33.3    -
8月 上旬   33.6   37.2    4(1)
   中旬   34.5   37.7    4(1)
   下旬   31.8   34.9    ー
                    計12日(計2日)

2012年                           収穫量
7月 上旬   28.9   32.7    ー         259kg
   中旬   32.2   36.7    2        平年作の95%
   下旬   32.2   37.1    5(2)
8月 上旬   34.6   36.6    4
   中旬   33.1   36.0    1
   下旬   33.5   34.5    ー
                    計12日(計2日)
 
2013年                           収穫量
7月 上旬   31.6   37.1    3(1)      113kg
   中旬   33.4   37.5    2(1)     (猛暑ダメージ大)
   下旬   33.2   36.3    3         平年作の41%
8月 上旬   35.0   38.4    4(2)
   中旬   36.6   38.1   10(4)
   下旬   32.5   38.1    2(2)
                    計24日(計10日)

2014年
7月 上旬   29.3   33.4    ー         収穫量
   中旬   32.2   34.5    ー         203kg
   下旬   34.7   38.2    4(2)     (肥料が悪かった)
8月 上旬   31.4   36.5    3         平年作の74%
   中旬   32.0   35.7    1 
   下旬   30.6   34.7    - 
                     計8日(計2日)

2015年
7月 上旬   26・9   30.7    ー         収穫量
   中旬   32.2   35.1    2         328kg
   下旬   33.5   37.4    4(1)     雑草との共生が
8月 上旬   37.0   38.7    9(6)     功を奏し大収穫
   中旬   32.7   36.2    1       平年作の120%
   下旬   30.2   34.1    -
                    計16日(計7日)

2016年   
7月 上旬   32.0    35.7    1        収穫量
   中旬   31.8    35.1    1     303kg(7畝換算)
   下旬   31.4    35.8    1       雑草との共生が
8月 上旬   35.8    38.5    8(1)     功を奏し大収穫
   中旬   34.5    36.5    4       平年作の111%
   下旬   32.7    37.4    3(1)
                     計18日(計2日)

2017年 
7月 上旬   32.2    35.5   1         収穫量
   中旬   33.3    35.5   1      178kg(7畝換算)
   下旬   32.1    35.6   1       豊作になっていい
8月 上旬   33.5    35.3   2       はずが、原因不明で
   中旬   31.8    34.1   0       思わぬ不作。
   下旬   33.4    36.5   1       夏の天候不順?
                     計6日(計0日)  平年作の65%
                    

2018年
7月 上旬   30.2    33.8   0         収穫量
   中旬   36.9    39.6   9(6)    71kg(7畝換算)
   下旬   36.0    39.1   7(4)    平年作の26%
8月 上旬   37.9    39.3   9(9)    とんでもない猛暑で
   中旬   33.0    37.7   4(1)    チョウ不作
   下旬   34.6    36.8   5     
                     計34日(計20日)

2019年
7月 上旬   29.3    30.8   0         収穫量
   中旬   28.4    31.8   0      139kg(7畝換算)
   下旬   33.2    37.3   4(1)    平年作の51%
8月 上旬   37.1    38.5  10(5)   さほどの猛暑でもなく
   中旬   35.2    37.9   6(1)   無肥料栽培の影響か
   下旬   30.8    33.9   0
9月上旬    33.7    37.4   3(1)
  中旬    31.8    35.0   1
                    計24日(計8日)

2020年
7月 上旬   27.8    30.4   0         収穫量
   中旬   29.5    35.5   0      148kg(7畝換算)
   下旬   30.7    35.0   1       平年作の54%
8月 上旬   34.7    36.9   4      さほどの猛暑でもなく
   中旬   37.2    39.2   9(7)   無肥料栽培の影響か
   下旬   36.0    38.1   8(3)
9月上旬    32.2    35.7   1
                    計23日(計10日)

2021年  
7月 上旬   28.7    33.2   0         収穫量
   中旬   33.2    35.5   1      141kg(7畝換算)
   下旬   34.9    37.2   4(1)    平年作の52%
8月 上旬   34.7    39.0   5(1)   猛暑日が少なかったが
   中旬   28.2    32.5   0      種芋を大きな塊にした
   下旬   33.5    36.4   5      その影響が不作の原因
                    計15日(計2日)

2022年
7月 上旬   31.5    38.4   3(1)      収穫量
   中旬   30.6    33.8   0       88kg(7畝換算)
   下旬   34.3    36.8   6        平年作の32%
8月 上旬   34.4    37.9   4(3)   施肥栽培(減肥料)で
   中旬   32.6    36.4   0      猛暑日が少なかったが
   下旬   32.1    34.2   0      原因不明の大幅な不作
                    計13日(計4日)

2023年
7月 上旬   32.2    35.4   1         収穫量
   中旬   33.7    33.8   0       46kg(7畝換算)
   下旬   36.4    36.8   8(5)     平年作の16%
8月 上旬   35.7    37.2   7(1)   施肥(減肥料)するも
   中旬   35.3    38.7   6(3)   猛暑日が長期間続いた
   下旬   33.7    36.6   3      ために大幅な不作
9月上旬    33.4    36.0   2
  中旬    32.8    35.7   1
                    計28日(計9日)

2024年
7月 上旬   33.5    37.7   3(1)      収穫量
   中旬   31.6    35.8   2(0)      kg(7畝換算)
   下旬   36.1    38.1   8(3)      平年作の  %
8月 上旬   37.4    38.3  10(5)  
   中旬   37.0    39.0   8(7)  
   下旬   32.9    36.8   4     
9月上旬    34.0    35.5   2
  中旬    35.2    36.9   6
                    計43日(計16日)

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6.14 ヤーコン栽培に頑張っておられる方から近況報告を受ける [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 もう4年前になるが、小生の別立てブログ「ヤーコンおやじ…」を見て、はるばる北陸からヤーコン栽培について教えてほしいと、ご来店になった方が2020年03月11日。そのときのことをこのブログで記事にしたところである。
 そして、昨日、近況報告をさせていただきたいと電話があり、今日、来ていただいた。お住いは能登空港に近い所で、先般の地震でかなりの被害を受け、農作業は遅れがちとなり、ヤーコン種芋の植え付けが1か月以上遅れたとのこと。加えて、ヤーコンはイノシシ被害がないと聞いていたが、ミミズが多い畑ということもあって、イノシシがミミズを食いにきて、その際ヤーコン芋の味をしめたようで、けっこうヤーコン芋にも被害が出たとのこと。
 踏んだり蹴ったりの昨今なるも、今後ともヤーコン栽培を可能な限り広く行いたいとのことであった。日本ヤーコン協会の会員にもなっておられ、すごく積極的な方である。
 加えて、ヤーコン茶の製造販売にも取り組みたいと張り切っておられる。
 小生が協力できることといったら、たいしたことはなく、4年前に差し上げた登録品種のヤーコンがイノシシ被害で消滅したとのことで、来季によろしければその種芋を差し上げましょう、ということぐらい。その他、最新情報を若干お伝えできただけ。
 まだ若い方(50歳前後か)ゆえ、なんとかヤーコン栽培に成功され、販路拡大されんことを祈って、お別れしたところである。


※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう [ヤーコンを栽培しよう!]

 “ヤーコンおやじのブログ”へようこそ
 (2016年2月9日改定、以降毎年微修正。最終修正2023年3月21日)
 このブログのファーストページにつき、栽培開始時期の5月まではトップに出るよう、投稿日付を最新のものに頻繁に更新します。

 さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう
 ヤーコンにぞっこん惚れ込んでいる小生です。DSCN0233.JPG
 そんなことからヤーコン専門のブログを立ててし
まいました。
 うちでの栽培は約100平方メートル。
(ただし、近年順次縮小し、2019年からは約70平方メートル)

 晩秋には人の背丈ほどに生長します。
 収穫した芋は家族では食べ切れませんから、多く
を当店(薬屋)のお客様に差し上げています。
 ヤーコン芋は、オリゴ糖がたっぷりで整腸作用が
抜群ですし、葉っぱは高血糖改善に高い効果がある、すぐれものの健康野菜です。

(写真は2013年11月24日にうちの畑で土を
退けて撮影)
(品種は「アンデスの雪」で芋の表皮は薄茶色)

 農地がある方、農地を借りられる方には、ぜひ栽培してほしいです。
 ヤーコンの苗づくりは3月下旬から。温暖地ではゴールデンウイーク以降に、遅くとも5月末には畑に定植します。収穫は霜が降りる頃から。
 今年初めてヤーコンの栽培に挑戦なさる方や、毎年イマイチのヤーコン芋しか採れないと不満をお持ちの方など、このブログを参考にして、より美味しいヤーコン芋をよりたくさん収穫なさってください。

 ヤーコンを栽培するに当って、まず考えねばならないのは「品種選び」です。
 次の事項を参考になさってください。          

<ずっと前から栽培している方>
 芋の表面がゴツゴツしていて、ひび割れができるものが多いのではないでしょうか。これは、在来種(ペルーA群)です。
 在来種もいろいろあるようですが、肉質や糖度はたいてい次のようです。
   肉質は淡オレンジ色
   収穫後にオリゴ糖がだんだん分解してきて、甘味が増す
 ゴツゴツ感やひび割れが気にならず、この甘味がいいと思われる方は、これの栽培をお続けください。不満がある方は、下記の新品種に挑戦なさってください。

<最近栽培を始められた方>
 品種を知って買われた方は、ご自分の栽培品種をご存知ですが、ホームセンターなどで苗を買われた方は品種名をご存じない方が多いです。
 値段が高い苗(300円前後)は新品種名の札が付いており、安い苗(100円強)で品種名の札が付いてないものは、在来種(ペルーA群)のことが多そうです。
 あなたが栽培されている品種は何でしょうか。知っておかれると良いです。
 在来種は先に説明しましたが、新品種であれば次のような特徴があります。

[ 2006年頃から苗が出回った新品種3種類 ]
アンデスの雪 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
       肉質は白色で、甘味が少なく淡白な味
       保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない
       保存性は「アンデスの乙女」より良い

サラダオトメ 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
       肉質は黄白色で、甘味が少なく淡白な味
       保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない

サラダオカメ 表面がゴツゴツしていて外観が悪い
       肉質はオレンジ色で、最初から甘味がけっこうある
       でも、オリゴ糖の含有量は他の新品種と同程度ある

[ 2014年頃から苗が出回った新品種 ]
アンデスの乙女 表面のゴツゴツ感が少なく、芋のひび割れが少ない
        肉質は黄白色で、甘味が少なく淡白な味
        (「アンデスの雪」より若干甘味がある)
        芋の表皮の色は、他の新品種とは違って赤紫色
        (ただし、数日すると酸化して黒っぽくなります。)
        保存しておいてもオリゴ糖の分解は少なく、甘味は増さない
        保存性は「アンデスの雪」より悪い
        (水分が抜けて、中身がレンコン様の巣が入るようになる)

(2015年11月22日に収穫後水洗いした姿)
 (上:アンデスの雪。下:アンデスの乙女)
DSCN0441.JPG
(2015年は豊作で、手にしているのはアンデスの乙女。一番大きそうな10個を計量したら1個平均700gありました。)
DSCN0442.JPG

 上記及び次の段落を参考にして幾品種か栽培され、味の好みを考慮に入れながら、地域や土壌に合ったものを見つけ出してください。
 ちなみに、小生が栽培しているのは「アンデスの雪」と「アンデスの乙女」が大半で、在来種(ペルーA群)をです。
 全国的にまだまだ在来種が多いようですが、「アンデスの雪」が主流を占めつつあるようで、2番目がサラダオトメのようです。「アンデスの乙女」は未知数。

<ヤーコン栽培の適地は、夏に涼しい所>
 アンデス高地の原産で、平地で栽培されるようになって日が浅く、品種改良もまだ違う気候への適応までは行っていません。
 よって、中山間地、東北、北海道が栽培適地となります。
 当地岐阜(濃尾平野の奥:海抜10m)は、真夏の猛暑にさらされ、連日35度を超す猛暑日が何日も続くことがあり、気候の上では最も条件が悪い所です。
 それでも、ヤーコンが猛暑でダメージを受けないよう、あれこれ工夫し、近年、最適地の少なくとも5割の収量を上げられる(100㎡で300kg)ことが多いです。
 ところで、ヤーコンは品種改良されたとはいえ、まだまだ原種のたくましさを持っており、生育環境を自ら学習し、2、3年経てばはっきりと環境適応してくれます。

 小生の工夫より、こちらの方が大きいと思われ、新規に栽培に取り組まれた方で初年度の収量が少なくてもあきらめず、2年3年と栽培を繰り返されれば、自ずと収量が上がってきますので、ご期待ください。ただし、初栽培は、初年度に大収穫ということもありますし、天候にも大きく左右されるのは、野菜全般に言えることです。

 参考までに、小生がこれまでに栽培した品種について記しておきます。
 本格的に栽培を始めたのが2000年で在来種の「ペルーA群」です。密植したがために、夏の終わりにアブラムシが大発生して収量が落ちたり、秋に畝の湿り気が多すぎて種芋部が大きくなり食用部の成育が落ちたりしました。
 2005年には、懇意にしていただいているヤーコン博士:渡辺最昭さんから新品種「アンデスの雪」の種芋を分けていただき、試験栽培しました。この年は、けっこうな猛暑になったにもかかわらず、予想外に収量が多かったです。翌年には「ペルーA群」との栽培比較を行い、収量、品質とも圧倒的に「アンデスの雪」が良かったですから、2007年からは栽培品種を「アンデスの雪」を主力に切り替えました。
 2006年に別の新品種「サラダオトメ」の苗を10株ほど購入して栽培したところ、湿り気が多い土壌と猛暑の連続というダブルの悪環境にさらされ、真夏に根腐れしたようで、全部枯れてしまって、種芋も取れず、栽培をあきらめました。
 2013年には、「アンデスの雪」の芋に表皮がゴリゴリしたもの(果肉に繊維質が多い)が目立ってきたので、更新を図ろうと考えて種芋を購入し栽培したところ、今まで栽培していた「アンデスの雪」の半分の収穫しか上がらず、粗悪な芋も目立ちました。これもきっと暑さのせいしょう。
 また、同年、「アンデスの乙女」の苗を4株購入したのですが、1株は枯れ、残り3株も息絶え絶えで、やっと生き残っただけで、食用部の収量はごくわずかでした。でも、種芋部はまずまず成育してくれ、翌年の試験栽培に十分足りました。
 2014年以降、「アンデスの雪」「アンデスの乙女」「在来種」の比較試験栽培を行っていますが、一長一短があって、2つの新品種を半々、在来種を少々で栽培しています。
 なお、だんだん「アンデスの雪」の芋に表皮がゴリゴリしたものが目立ってきたので、再び更新を図ろうと考えて2017年春に種芋を購入し、従前・更新、半々で栽培するも、収獲してみたところ従前・更新に差がなく、がっかりしているところです。でも、やはり、これは夏の猛暑ダメージの影響が大きいと思われ、さほど猛暑にならなかった年は良品が多くなる傾向にあります。

<苗の育て方、栽培法、保存法など> 
 ヤーコン栽培の方法は、一言で言えば里芋とほぼ同じで、簡単なものです。
 その概要は次のページに記しています。
 (クリック)→ ヤーコン栽培年間スケジュール(新版)
 詳細は、左サイドバーの各カテゴリーをクリックしてご覧になってください。
 そして、高収量をあげるには、第一に牛糞堆肥を十分に入れ込むことで、この方法ならずっと連作しても収量は落ちませんし、多く入れ込めば、それだけ多く収量が上がるようです。なお、逆に無肥料栽培にしたらどうなるか、2018年から全面的に実験を開始することにしています。
 ところで、当地は前述しましたように濃尾平野の奥で、夏の猛暑にさらされる最悪の環境ですから、栽培適地の中山間地や寒冷地の方にはあまり参考にならないと思いますが、ご勘弁ください。
 それでは、みなさんヤーコン栽培に頑張ってください。

<ヤーコンの普及活動>
 ヤーコンの普及に力を入れている小生です。作付け可能限度(約100平方メートル)いっぱいヤーコンを栽培し、2015年から3年間、遠方の方には「アンデスの雪」または「アンデスの乙女」の種芋を無償で送らせていただいていたのですが、その後2年間は猛暑による凶作などがあって、それができませんでした。
 そして、2019年からは、寄る年波に勝てず、畑全体の規模縮小をせざるをえなくなり、ヤーコン栽培も3割減の栽培に縮小することとしました。
 よって、遠方の方への種芋送付が不可能となり、申し訳なく思っております。
 ただし、苗づくりのほうは、当面、必要量の10倍程度はできそうですので、取りに来ていただける方には、ポット苗を無償で差し上げられます。ただし、2022年からは種苗法の規制がかかり、登録品種は無償であっても譲渡できなくなりました。
(2023年4月29日撮影)
IMG_0346.JPG
 お渡しできるのは次の期間です。
<2024年の場合> 終了しました
 4月23日(火)~5月3日(金)<土・日・月曜日は除きます(当店定休日)>
 当方の所在地は、当店のホームページをご覧になってください。
  https://ph-miyake.jimdofree.com/店舗紹介/

 お渡しできる数量は、お一人10ポット程度までとさせていただきますが、あらかじめメールかお電話していただければ、数量増の相談に応じます。
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970
 ( 電話は、火曜日~金曜日、9時半~18時に掛けていただけると有り難いです。)

 なお、組織的に栽培に取り組もうとお考えのグループの方々には、種芋なりポット苗を可能な限りお渡しし、うちの畑を見ていただくなど、いろいろお世話させていただく所存ですので、いつでもけっこうですから、遠慮なくご相談ください。
 岐阜県羽島郡岐南町三宅5-39 三宅和豊(薬屋経営「三宅薬品」)
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970

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5.2 ヤーコンの苗をいただけませんかと、栃木県にお住いの方がご来店 [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 ヤーコン栽培の普及活動をもう20年以上、性懲りもなく続けている小生である。
 今年も苗を480ポットも作った。自家栽培するのは70ポットほどである。残りは全部、ヤーコン栽培の普及活動のために無料進呈する。
 その広報は、当店薬屋のホームページとヤーコン専門のブログで行っている。
 毎年若干名の方が、それを見て、ヤーコンの苗をいただけませんかとご来店になる。たいていは事前に電話されてのご来店だが、突然のこともある。
 今日ご来店になったのは、突然の口。「どちらからお出でになりましたか」と聞くと「ナスから来ました」とおっしゃる。「えっ、ナス?」。「はい、ナスです」。ナスって言うと、ここらにそんな地名は聞いたことがなく、栃木県の那須しか思い浮かばない。確認したら、そうであった。
 これには一瞬たまげた。さらに聞いてみたら、大阪に用事があって、その帰りに立ち寄ったとのこと。それにしても、ヤーコンの苗ぐらい、少し探せばどこかから入手できようなものと思って聞いてみたら、あちこちのホームセンターを覗いてみてもなく、通販大手の「国華園」でも出ていなかったとのこと(あとで調べてみたら、苗1ポット約600円+送料とメチャ高いがあることはあった)で、ネット検索して小生のブログを知り、立ち寄られたとのことであった。
 そこで、店頭に準備しておいた20ポットを進呈したところである。
 ヤーコン栽培の普及活動を始めて久しいが、ここ数年はヤーコンの注目度がだいぶ落ちてきている感がし、栽培しようという人が減ってきて、ホームセンターでは苗を置かなくなっている傾向にあるのかもしれない。残念であり、また、寂しい思いがする。
 今日は、幸いにも今年からヤーコン栽培に取り組もうという熱心な方に苗をお渡しすることができて、ほんとうれしい。その方は、今年は自宅前に畑で試験栽培し、うまくいけば、雑木林を開墾した畑、500坪ほどで本格栽培を始めたいと目論んでおられる。販路開拓など多難なヤーコン栽培だが、成功されることを祈っている。


※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、もう一つの別立てブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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2024年産ヤーコンの苗作り [ヤーコンの苗作り]

 毎年の繰り返しになるが、1000個規模(近年だんだん減らし、数百個ほど)でヤーコンの苗作りをするので、作業工程も3回になり、第2回目の作業以外は、ほぼ一日仕事(規模縮小で半日仕事)になる。
 第1回は3月中下旬に、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(上部の根塊)を掘り出し、これを切り分け、種芋とする。なお、切り口には腐敗防止と肥料効果を期待して草木灰を付ける(近年、草木灰が作れなくなったので省略)。
 第2回目の作業は、2、3日陰干ししておいた種芋の苗床への埋め込み。
 第3回目の作業は、4月中旬に発芽したヤーコンをポット苗にする。
 なお、例年のことですが、次のとおり<苗の無償進呈>を予定しています。
<2024年>
 期間:4月23日(火)~5月3日(金)<土・日・月曜日は除きます(当店定休日)>
 当方の所在地は、当店のホームページをご覧になってください。
  https://ph-miyake.jimdofree.com/店舗紹介/
 お渡しできる数量は、お一人10ポット程度までとさせていただきますが、あらかじめメールかお電話していただければ、数量増の相談に応じます。
 メール ph-miyake@asahi.email.ne.jp
 電 話  058-246-7970
( 電話は、火曜~金曜日、9時半~18時に掛けていただけると有り難いです。)
(下の写真は2023年ゴールデンウイークのもの)
IMG_0346.JPG

<2024年産ヤーコンの苗作り>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
3.16今日、4~5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。種芋の塊は納屋へ収納。
 ヤーコン種芋イラスト.jpg
3.20本日、種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなったので、これは省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込め、あまり大きいと種芋ばかり生育する傾向があるから、10g程度にしている。
 切り分け作業は3時間弱を要した。できた種芋はムシロに広げ、母屋へ収納し、日陰干し。(例年、納屋へ収納しているが、明日と明後日は強烈な冷え込みが予想されるので、凍み防止のため母屋とした。)
 全部の種芋を切り分けたが、できた種芋の数は数えなかったものの、昨年より少なく、アンデスの雪は400個、アンデスの乙女は200個程度ではなかろうか。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
3.22明日からずっと雨につき、母屋に収納して日陰干ししておいた種芋の切口がまだ十分には乾いていないが、育苗床に埋め込むことにした。
 ネギの収穫跡を部分的にきれいに均し、むしろの幅と同じ幅で台形にする。
 去年とは違うやり方(より簡単)とし、種芋をびっしり並べ、テボで周りの土をほぐし取り、ざっと土を2cmほど被せる。むしろ1枚弱で収まった。
 明日から連日雨模様につき、種芋の腐り防止のため、苗床にむしろを乗せ、その上のビニールシートを被せ、周りを石で押さえておいた。
 雨が上がり次第、むしろもビニールシートも外す予定。かなり暑くなるようだから。
3.27今日やっと晴れてくれ、最高気温18℃となろうからビニールシート&ムシロ外し

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
4.15ここのところ暖かく、育苗床での芽吹きが、アンデスの乙女はごくわずかだが、アンデスの雪は2割程度となった。
(下の写真はアンデスの雪で2019年4月15日撮影。今年も同様の状態。)
DSCN0636.JPG
 今日ポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」に草花用土(繰り返し使用)が溜まってきているので少しこれを足して使用。
 両品種とも今年も少々大き目の種芋(20g弱程度)としたので、ポットはすべて中サイスを使用。アンデスの雪は黒色ポット、アンデスの乙女はカラーポットとした。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠き。アンデスの雪は芽が少ないが、アンデスの乙女は細かな芽がたくさん出ているものがけっこうある。なお、今年はポット苗づくりを500個程度にするから、良さそうなものを選び、2割ほどは処分。
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットに入れる。
 出来たポット苗の数は次のとおり。苗トレイ1ケースで24ポット
  アンデスの雪   14ケース(336ポット)うち自家用2ケース半
  アンデスの乙女   6ケース(144ポット)うち自家用半ケース強
   合 計    20ケース(480ポット)うち自家用約3ケース
 ポット苗を入れた苗トレイを畑の空きスペースに並べ、水やり。
 これから晴天の日は水やりが必要となる。
(下の写真は2023年4月29日撮影。今年も2週間すれば、この状態になろう。)
IMG_0348.JPG
4.28発芽不良苗10ポットほどを処分。
 生育が良い苗をより出し、100ポットほどを自家栽培用と進呈予約用とする。
5.9今日でもって自家用・進呈用とも終了
 自家用(店頭鉢植を含む)90、一般進呈60、東海北陸薬局薬店配布240
 使用合計390 残りは処分(不良品・優良品)90

<2023年産ヤーコンの苗作り>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(3月19日)
 今日、4~5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。種芋の塊は納屋へ収納。
(3月20日)
 一昨日掘り出した種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなり、昨年と同様に省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めるが、育苗数を減らしたから、10g以上にしている。
 切り分け作業は4時間弱を要した。できた種芋はムシロに広げ、納屋へ収納し、後日苗床へ植え付けることに。
 できた種芋の数は数えなかったものの、昨年の倍(アンデスの雪、アンデスの乙女ともに400個程度)ではなかろうか。
 明日から(すでに今日のお昼から)ずっと雨模様につき、種芋の芽出し育苗床を粗整地し、ビニールシートで広く覆っておいた(土があまり湿り気を帯びないように)。
 育苗床への植え付けは2~3日後、雨間を利用して行う予定。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月22日)
 明日からずっと雨につき、日陰干ししておいた種芋の切口がまだ十分には乾いていないが、急きょ育苗床に埋め込むことにした。
 ネギの収穫跡を部分的にきれいに均し、むしろの幅と同じ幅で台形にする。
 テボで溝を掘り、種芋をびっしり並べ、テボで土寄せし、土を2cmほど被せる。これを連続的に行っていき、むしろ2枚弱で収まった。
 例年、保温のためにむしろを乗せ、その上のビニールシートを被せるのだが、今年の3月下旬は暑いぐらいで、その必要はないが、明日から連日雨模様につき、種芋の腐り防止のため、同様の措置をとる。
(3月24日)
 暑いほどの陽気となり、暑さに弱いヤーコンにつき、むしろもビニールシートも外す。
(4月2日)
 ヤーコン苗場が乾いてきたので水やり。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月16日~17日)
 ここのところ暖かく、育苗床での芽吹きが、アンデスの乙女はごくわずかだが、アンデスの雪は2~3割程度となった。そこで、今日明日でポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」に草花用土(繰り返し使用)が溜まってきているので少しこれを足して使用。
 両品種とも今年は少々大き目の種芋(20g弱程度)としたので、ポットはすべて中サイスを使用。アンデスの雪は黒色ポット、アンデスの乙女はカラーポットとした。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠き。アンデスの雪は芽が少ないが、アンデスの乙女は細かな芽がたくさん出ているものがけっこうある。なお、今年はポット苗づくりを500個程度にするから、良さそうなものを選び、半分ほどは処分。
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットに入れる。
 出来たポット苗の数は次のとおり。苗トレイ1ケースで28ポット
  アンデスの雪   12ケース(336ポット)うち自家用2ケース
  アンデスの乙女   7ケース(196ポット)うち自家用半ケース
   合 計    19ケース(532ポット)うち自家用3.5ケース
 ポット苗を入れた苗トレイを畑の空きスペースに並べ、水やり。
 これから晴天が続くから、毎日水やりが必要となる。
(5月8日)
 発芽不良やごちゃごちゃと発芽したもの、大半は「アンデスの乙女」だが、それらは処分することにした。「アンデスの雪」は十分に大きくなった。


<2022年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2022年3月20日)
 今日、5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋(11月末から毎月掘った都度、土中保存)を掘り出し。
(3月21日)
 昨日掘り出した種芋の切り分け作業。なお、切り口に草木灰をつけるといいのだが、草木灰が手に入らなくなり、昨年と同様に省略。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベスト。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がする。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めるが、育苗数を減らしたから、10g以上にしている。
 なお、切り分けにくい部分は、アンデスの雪の場合は昨年と同様に今年も大きな塊(こぶし大)のまま畑に直植えすることに。ただし、アンデスの乙女の場合は、そのようにすると種芋ばかりが大きく生長し、食用部芋が少ししか採れななかったので、従前どおりポット苗での作付けとする。
 切り分け作業は2時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、しばし天日干した後、納屋へ収納し、後日苗床へ植え付けることに。
 できた種芋の数は数えなかったものの、昨年と同様にアンデスの雪、アンデスの乙女ともに200個程度ではなかろうか。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月25日)
 明日は雨が本降りとなるし、、切り分けて4日経つから、今日、苗床に埋め込み。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、約60cm幅で種芋をびっしり並べる。
 土を2cmほど被せ、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを被せる。
 ビニールシートの両サイドに軽く土を乗せ、風で飛ばないようにする。
 苗床の周りにしっかり溝立てし、雨水がきれいにはけるようにした。
 冷え込みがなくなれば、ビニールシートを外し、その後、ムシロも外す予定。
(4月5日)
 朝の冷え込みがなくなり、昼間も暖かくなったので、ビニールシート&ムシロを外す。
 かすかな芽吹きがほんの一部あり。来週にはポット苗づくりに入れよう。
(4月6日)
 表土がカラカラに乾いてきており、当面雨なしだから、水やり。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月10日)
 育苗床で16日しか経っていないが、ここのところ暖かく、芽吹きが進んでいるであろうから、今日半日強かけてポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」3袋強を使用。なお、草花用土(繰り返し使用)が溜まってきているので、中ポットにはこれを2割程度混ぜ込む。
 アンデスの雪は程よい芽吹きであったが、アンデスの乙女は若干芽吹き不足。
 育苗床を2重保温したから、種芋の腐りは全くなし。
 両品種とも今年は少々大き目の種芋(20g弱程度)が多かったので、ポットは小サイズがあまり使えず、中サイスを多用。なお、アンデスの雪は黒色ポット、アンデスの乙女はカラーポットとし、今年は名札付けを省略する。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠き。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使った。アンデスの雪は芽が少ないが、アンデスの乙女は細かな芽がたくさん出ている。品種によって、かなりの違いあり。また、アンデスの雪は既に根がけっこう出ている。
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットに入れる。小ポットにはたっぷりり入れて少々抑える。中ポットは培養土が入りすぎるから8分目ほどに控えた。
 出来たポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   約250ポット
  アンデスの乙女  約250ポット  合計 約500ポット
 ポット苗を入れたトレイ(各10個)を畑の空きスペースに並べ、水やり。
 これからまだ晴天が続くから、毎日水やりが必要となる。

<2021年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2021年3月14日)
 今日、5畝目を最終収穫するとともに、畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。掘り出したものは、11月下旬から毎月順次各1畝を収穫し、今年用に畝立てした第1畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。
 その種芋を自宅庭に運び、今日、塊茎を切り分け、種芋作りをしました。なお、切り口に草木灰をつけるといいのですが、草木灰が手に入らなくなり、今年からは省略です。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めます。例年10グラム程度にしていましたが、今年は少し大きめに切りました。
 なお、切り分けにくい部分は、今年から大きな塊のまま畑に直植えすることとし、苗づくりは全部普及活動用にします。
 種芋の出来は無肥料栽培4年目ということもあって、若干小振りの感じがしますが、食用部の塊根は不作でも、塊茎(種芋)は十分大きいです。
 切り分け作業は2時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、しばし天日干し。
 できた種芋の数は数えなかったのですが、アンデスの雪、アンデスの乙女ともに200個程度ではなかろうか。1個当たりの大きさは例年より若干大きめにしました。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月14日)
 時間があったので、切り口が乾いていませんが、今日、苗床に埋め込み。たぶん腐ることはないでしょう。(結果:ごく一部に凍みるものあり。原因は雨水が入り込んだようだ。)
 ネギの収穫跡を部分的に均し、60cm幅に種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べる。
 土を3cmほど被せ、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せる。ちょうどムシロ1枚分で収まる。
(3月29日)
 暑いほどの陽気になったから、ムシロとビニールシートをともに外す。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月18日)
 育苗床で1か月以上経ち、今日半日ほどで、ポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」3袋弱を使用。
 2品種(アンデスの雪、アンデスの乙女)ともに今年は芽吹きが良く、根がけっこう出ているものが多かったです。
 アンデスの雪は種芋がけっこう大きく、ポットは小サイズがあまり使えず、中サイスを多用。アンデスの乙女は大半が小サイズで事足りました。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは手でちぎり分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。
 なお、今年は育苗床に土を被せすぎたようで、芽が長く伸びたものがけっこうあり、ポットに入れると茎が随分飛び出してしまい、きれいな姿の苗に仕上がるか少々心配です。
 できたポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   200ポット強
  アンデスの乙女  200ポット強  合計 約450ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。

<2020年>
<第1回目の作業=種芋の切り分け>
(2020年3月22日)
 畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。
 11月下旬から毎月順次収穫し、今年用に畝立てした5畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。
 その種芋を自宅庭に運び、今日(3月22日)、根塊を切り分け、切り口に草木灰をつけ(今年は省略)、種芋作りをしました。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。逆に50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、やはり収穫量が落ちるような気がします。
 「アンデスの乙女」は、種芋が5グラム程度でも十分に収穫が見込めます。例年10グラム程度にしていましたが、今年は少し大きめに切りました。
 種芋の出来は無肥料栽培3年目ということもあって、アンデスの雪は若干悪かったものの、アンデスの乙女は例年並みの成育でした。また、種芋を2口けっこうな量を進呈したため、苗づくり用の種芋は今年はだいぶ少なくなりました。
 作業は4時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、納屋の軒先に。
 できた種芋の数は数えなかったのですが、アンデスの雪300程度、アンデスの乙女400程度ではなかろうか。

<第2回目の作業=種芋の育苗床への植え付け>
(3月23日)
 1日しか経っていないが、切り口がけっこう乾いており、今日、苗床に埋め込み。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、60cm幅に種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べる。通路側にアンデスの雪をまず並べ、区切りの棒を入れて、その先にアンデスの乙女。土を3cmほど被せ、鍬で軽く転圧し、しばらく好天が続くので、ジョウロで軽く水やり。
 例年、保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せるが、今年は冷え込みはないので覆いは全くせず。
(3月25日)
 これから数日間は雨模様であり、湿り過ぎで種芋が腐る恐れがあり、保護措置をとることにした。昨年の保温措置とは逆に、先にビニールシートを掛け、風邪で飛ばないようにその上にムシロを置いておいた。→ムシロは29日に外す。
(4月4日)
 昼は暑いほどのなってきた。ビニールシートを外す。

<第3回目の作業=種芋をビニールポット詰め>
(4月19~20日)
 育苗床で概ね1か月経ち、2日かけて都合8時間ほどで、ポット詰め作業。野菜苗用培養土「土太郎」を4袋ほど使用。これがけっこう高く数千円の出費。
 アンデスの雪は芽吹きも良く、根もけっこう出ていますが、アンデスの乙女は小さな芽吹きのものが多く、根はほとんど出ていません。例年、こうしたものです。
 ポットは小さいサイズを使い、苗トレイ1ケースに7×5=35個入ります。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは手でちぎり分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。
 できたポット苗の数は次のとおり。
  アンデスの雪   約11ケース(370ポット)
  アンデスの乙女  約15ケース(497ポット) 合計867ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。
(5月10日)
 今までに4人の方に大きそうな苗を差し上げ、今日IT地区の方が100株持っていかれた。残りは、とある製薬会社を通して東海北陸の薬局・薬店に持っていってもらい、希望者に配布してもらう。そこで、だいぶ大きくなってきているポット苗をチェックし、複数出ている芽の芽欠きを行なった。例年そうだが、アンデスの雪は芽欠きするものは少ないが、目がいっぱい出やすいアンデスの乙女は随分と複数の芽が出ており、芽欠き作業にけっこう時間がかかった。

<2019年>
(2019年3月24日)
 今日は第1回目の作業。
 畑に土を掛けて保存しておいたヤーコンの種芋を掘り出しました。
 11月下旬から2月下旬に順次収穫し、今年用に畝立てした5畝の端に種芋をかためて埋めておいたものです。なお、3月中旬に最終収穫した1畝の種芋はダンボール箱に入れ、納屋に。
 その種芋を自宅庭に運び、今日(3月24日)、根塊を切り分け、切り口に草木灰をつけ、種芋作りをしました。
 「アンデスの雪」の場合は、10~20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。逆に50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、やはり収穫量が落ちるような気がします。
 「アンデスの乙女」は、種芋の大半が5~10グラムにしか切り分けられませんが、5グラム程度でも変わりない収穫が見込めます。
 昨年の猛暑(そして無肥料栽培に取り組んだ)の影響で、栽培2品種(アンデスの雪、アンデスの乙女)ともにチョウ不作で、種芋の成長も悪かったです。
 作業は5時間で終了。できた種芋をムシロに広げ、数を数えてみました。そしたら、アンデスの雪500程度、アンデスの乙女300強で、合計800個ほどしかなかったです。切り分けた種芋はムシロに広げ、納屋にいったん収納。
 全部きれいに発芽することはなく、良品のポット苗はアンデスの雪450程度、アンデスの乙女270程度、計720個ほどになりそうです。
 2年前までは収獲した種芋の約半分をブログ読者で希望される方に差し上げていたのですが、一昨年、昨年と不作続きで、それを全部お断りしました。そして、今年から栽培規模を縮小しますので、もう種芋進呈はできなくなりました。
 ただし、ポット苗は若干余裕がありますので、取りに来ていただける方には、数量限定ですが差し上げることにしてます。
 自家使用分は80個もあれば足りるのですが、お約束している大口の団体が3つあり、どこもかも希望数量を減らすしかなさそうな状況となりました。
 個人的にご希望される方の予約がすでに80個で、これもそろそろ限界です。 
(3月27日)
 例年、陰干し2、3日後に苗床へ埋め込む予定にしており、本日実施。
 ネギの収穫跡を部分的に均し、ムシロより気持ち狭い幅に、種芋を隙間がほとんどないほどにびっしり並べていきます。通路側にアンデスの雪をまず並べ、区切りの棒を入れて、その先にアンデスの乙女。
 土を3cmほど被せ、植え付け終了。保温のためにムシロを乗せ、その上のビニールシートを二重に被せ、周りに石で押さえにして終了。育苗床の大きさは、ちょうどムシロ2枚分です。
 例年、何も被せないことが多いのですが、発芽をよくするため、2017年からこの方法を取っています。朝の冷え込みがなくなり、暑くなったとき(たぶん4月10日頃?)には覆いを外すことにします。こうすると種芋が凍みることは全然ないです。
 そして、ほんのわずか芽吹いた頃(4月半ば)に、ポット苗作りする予定です。
(4月12日)
 育苗床の保温のために乗せておいたムシロ・ビニールシートを外す。
 アンデスの雪は1割弱が芽吹き、アンデスの乙女は芽がまだ地表まで達せず。
 (下の写真は、アンデスの雪の育苗床の芽吹き具合)
DSCN0634.JPG
(4月15日)
 昨日は午後から雨につき育苗床にビニールシートを被せ、晴れてきた今朝ビニールシートを外し、ポット苗作りを始めました。土が湿りすぎると芽欠き作業がやりにくいからです。
 午前8時から作業を開始し、あと少しのところで午後4時で中止。ポット詰めする土(野菜苗用培養土「土太郎」)が底を突いたから。8時間の連続労働で少々疲れ、続きは明日にでもしましょう。
 アンデスの雪は芽吹きも良く、根もけっこう出ていますが、アンデスの乙女は小さな芽吹きのものが多く、根はほとんど出ていません。例年、こうしたものです。
 (下の写真は、アンデスの雪を掘り出したもの)
DSCN0635.JPG

DSCN0636.JPG
 ポットは小さいサイズのもので、苗トレイ1ケースに7×5=35個入ります。
 種芋を1個1個よく見て一番丈夫そうな(軸が太い)芽を残し、それ以外は全部芽欠きします。指で欠きにくいく箇所はクギの頭や先を使って欠きます。アンデスの雪は芽が少ないですが、アンデスの乙女はたくさん芽が出ているものが多いです。品種によって、かなりの違いがあります。
 なお、大きな種芋で2分割できそうなものは包丁で切り分け、切り口はそのままで直ぐにポット詰めしています。これであっても、腐ることはないです。 
 残した芽が真っ直ぐ上に伸びるようにして培養土をポットにこんもり入れ、一丁上がり。培養土がフワッと乗っているだけですから、雨に打たれて(あるいは水やりで)そのうちフラットになります。なお、今年は培養土をケチって、2割ほどは草花プランターから取り出した残土(草花用培養土+牛糞堆肥)の在庫を入れ込みました。
 できたポット苗の数は次のとおり。(翌日に残りをポット詰めした分を含む)
  アンデスの雪   16ケース+αで564ポット
  アンデスの乙女  13ケース+αで462ポット
            合 計  1026ポット
 ポット苗を入れたトレイを畑の空きスペースに並べ、水やりして作業終了。
 これから晴天が続くと、毎日水やりが必要になります。
 (下の写真はポット苗育苗場の全景とポット苗の姿)
DSCN0637.JPG

DSCN0638.JPG

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