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3.25 今年もヤーコン苗をたくさん作ろうぞよ [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 もう20年以上続けている、大量のヤーコン種芋づくり。ヤーコンに惚れた小生ゆえ、多くの方にヤーコンを栽培していただきたく、せっせとポット苗を作り、様々なルートで苗を配布し、ヤーコン栽培の普及活動をしてきている。
 しかし、もう歳(御年73歳)だ。うちの畑での栽培も100㎡から70㎡へと順々に縮小してきているし、苗づくりも1000ポットから500ポットへと半減させた。
 でも、体が動くかぎり、精いっぱいの普及活動は続けていきたい。
 というようなわけで、昨日は畑に保存しておいた種芋の塊を掘り出し、今日、その種芋の塊を切り分けるという作業を、あれこれせねばならない百姓仕事の合間に行ったところである。なお、切り分け作業に先立ち、ブログを通して要望のあった、ヤーコン栽培を始めたいという農業者3名の方に種芋の塊を箱詰めし、送付した。
 そうしたことから、切り分け作業も少しは少なくて済むことになったが、さらに切り分け作業を減らすため、昨年から、切り分けしずらい塊はうちの畑に直植えすることとし、ポット苗もその分少なくなった。
 ところが、こぶし大の塊を直植えすると、ヤーコン品種「アンデスの雪」は十分な収穫が得られたが、「アンデスの乙女」は食用にならない巨大な種芋ばかりが成長し、食用部芋が貧弱になって収穫量が激減してしまった。
 よって、今年は「アンデスの乙女」は例年どおりポット苗を作り、それを畑に定植するというオーソドックスな方法をとらざるを得ない。その分、省力化にブレーキがかかった。
 まあ、こうして今年は、昨年と概ね同じぐらいの切り分けた種芋ができた次第。その数約400といったところだろうか。これにて本日の作業は終了。
 明日明後日は雨模様だから、3、4日後には切り分けた種芋を育苗床(露地)にびっしり植え込み、1か月経たないうちに芽吹くだろうから、少々の芽吹きが認められたらポット苗にすることになる。それからは連日水やりし、ゴールデンウイークから順次、苗希望者に配布するという段取りに。
 けっこう手間のかかる作業が続くことになるのだが、ヤーコンがすくすく生長する様を見ていると、やる気がどんどん出てくるから、育苗作業が全く気にならなくなるから不思議なものだ。やはり小生、ヤーコンに惚れっぱなしなのであろう。“ヤーコンばか”と言っていいほどに。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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ヤーコン栽培の年間スケジュール(新版) [ 年間スケジュール]

<ヤーコンの概要>
 晩秋には人の背丈ほどに生長するヤーコンです。DSCN0233.JPG
 葉っぱは糖の吸収抑制作用があり、また、インスリン様作用もあって、高血糖の改善に効果が高いです。乾燥させてお茶として使うと良いです。
 地下の芋はオリゴ糖たっぷりで、整腸作用が抜群です。低カロリーですからダイエット効果が期待できますし、糖尿病の養生食に最適です。
 栽培はいたって簡単ですが、芋の収穫量を上げるにはそれなりの工夫が必要です。
 最大のポイントは牛糞堆肥をたっぷり入れること。
 なお、種芋になる部分は、地面に隠れて見えませんが(右の写真は2013年11月24日、畑で土をのけて撮影)、茎の直ぐ下、食用部芋(さつまいもの形のもの)との間にある塊茎です。それを切り分けて種芋とし、植え付けます。
(品種は「アンデスの雪」で、芋の表皮は薄茶色)

ヤーコン栽培の年間スケジュール(新版)
(2015年5月14日作成)
(2017年3月5日、2018年3月30日、2022年3月22日一部改訂)

 当地は、岐阜市近郊、濃尾平野の一画にあり、海抜10メートルの沖積層の土壌です。
 3月下旬からヤーコンの作付け準備に取り掛からねばなりません。
 うちでは約100㎡(概ね10m×10m)の区画に7畝(2016年から6畝、2019年から5畝へと順次縮小し、現在は約70㎡)を作付けし、例年11月末から1畝ずつ順次掘り始め、3月中頃に最終収穫しています。
 そして、2月までに掘ったヤーコンの種芋(凸凹した塊:塊茎)は、その都度1か所に集めて土を掛け、春の苗作りに向けて畑で保存しています。
 1株の塊茎から10~20個程度の種芋が作れますから、通常は全部を保存する必要はないですが、ヤーコンを普及させたく、切り分け種芋やポット苗をたくさん作り、皆さんに差し上げることにしていますから、基本的に捨てることはしません。

 うちの2014年度までのヤーコンの栽培方法は下記の記事で紹介しています。
   ヤーコン栽培年間スケジュール(旧版)
 これは、通常の農法によるもので、基本は里芋と同じです。ただし、ヤーコンは暑さに弱いですし、湿り気にも弱いですから、それなりの対応が求められます。
 ところで、小生は2013年には65歳「高齢者」となり、体力的に自身がなくなってきましたので、軽作業で栽培したく、2015年度からは自然農法を可能な限り取り入れようと考えました。つまり、土をあまりいじらず、雑草と共生させる、というものです。
 よって、従前とは畝立ての方法や定植の位置を変え、施肥も定植前に全部済ませ、その後の土寄せを止めることとしました。それを頭に置いて栽培スケジュールを立て直しました。
 2015年度はこれで大成功し、2016年度も同様でしたので、今後は改定新版で栽培することにした次第です。
 さらに2018年からは無肥料連作栽培に取り組んでいるのですが、これはなかなかうまくいかず、あれこれ試行錯誤中です。これについては、ページ末で示し、以下の栽培スケジュールは牛糞堆肥を主として使う農法について述べます。 

*3月下旬:冬越しさせたものを最終収穫
    上部の凸凹した塊(塊茎)が種芋で、下部は食用芋です。
ヤーコン種芋イラスト.jpg
DSCN0236.JPG

(写真:2013年11月24日撮影)
  下部の食用部を千切り取ったあとの種芋部分(塊茎)です。小さい丸で囲った種芋は小さすぎるので捨てます。中ぐらいの丸で囲った種芋はちょうど良いです。下側に大きな塊になっているものは切り分けて種芋にします。

*種芋の塊を10~20グラム程度に切り分け
 1株から種芋が10~20個取れます。
 「アンデスの雪」の場合は、種芋を10~20グラム程度に切り分けるのがベストで、5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。一方、「アンデスの乙女」は種芋が5グラム程度でも十分に収穫が望めます。
 こぶし大という巨大な種芋を直植えする方法もありますが、「アンデスの雪」はこれでうまくいくも、「アンデスの乙女」は、収穫時に種芋が巨大となり、食用部芋の生育が貧弱となりますから、「アンデスの乙女」は小さな種芋にすべきです。
 なお、冬越しさせたものを放置しておくと、4月には芽が地上に出て、バラバラに分かれ、それを苗にできますが、芽吹いた種芋があまりに小さい場合は収穫量が落ちるように思われます。ただし、「アンデスの乙女」の場合は、これであっても収穫は十分望めます。

*切り分けた種芋を2、3日陰干し
 切り口に藁灰や草木灰を振っておくと腐り防止になり、また、ミネラル補給にもなり、成育が良い感がします。もっとも、何も施さなくても種芋が腐ることはまずありません。
 芽が伸びすぎているものは、切り分け作業中に傷が付くことが多く、綺麗な成長が期待できそうにありませんから、欠き取っています。別の箇所から新たに綺麗な芽が出ますから心配ないです。

*苗床(露天)に埋め込み
 台形の畝を立て、無肥料でよいです。降雨直後で湿りすぎている土ですと種芋が腐る恐れがあり、土が少し乾いてからのほうがいいようです。
 ポット苗にするときは、かすかな芽吹きで掘り出しますから、ビッシリ芋を並べて、土を2cm程度かけます。苗床から直接定植する場合は、芽がある程度伸びてからの移植となり、根がだいぶ張ってきますから、数センチの間隔が必要になりましょう。
 水やりは、あまりしなくて良いです。
 種芋の数が少なければ、穴を十分に空けた発泡スチロール箱でいいです。
 なお、2010年、2011年は、4月の異常低温で発芽が遅れましたし、一部(といっても1割以下)の種芋が凍みて発芽しませんでした。露地育苗では遅霜に注意。氷点下になると種芋が凍みて全滅の恐れがあります。
 霜が降りなくても冷え込みが予想されるときは、夜間ムシロなどで覆うと発芽が早まりますし、凍みる種芋も少なくなります。
 うちでは、2017年からムシロの上にビニールシートを被せ、暖かくなり冷え込みが弱くなったら外しています。降雨による水浸しで種芋が腐ることもあり、ビニールシートはこれも防げますから、これでもって発芽率がほぼ100%になりました。
 また、ビニールトンネルでの育苗が良いようですが、2012年は急に暑くなった日にビニールシートを覆いっ放しにしておいたら、芽がゆだって溶けてしまい、逆に失敗しました。この点は里芋と大違いです。暑さにも弱いヤーコンです。
 冷涼地では早期育成が収穫量を上げるコツとのことで、ビニールトンネルさらにはハウス育苗がおすすめです。寒冷地では、収穫時期が早まりますから、より早期育成が肝腎となり、温室での育苗が必須のようです。

*苗に芽が複数出たら芽掻きし、1本立てに
 苗の段階で主茎が1本ですと、太く高く生長するようですし、収穫量が上がると思われ、複数の芽が出た場合は芽欠きしています。
 うちでは、ビニールポット苗にして育苗しています。(ポットは小でよい。)
 よって、苗床で全体の1~2%が地表に芽吹きかけたら、全部掘り出し、ポット苗にします。そのとき、たいてい幾つも芽が出ていますから、一番軸太の元気のいい芽だけ残して1本立てにしています。
 1本立てにしたポット苗でも育苗段階で複数の芽が生長することがあり、その場合は早めに芽欠きしています。
 苗のうち1割弱は綺麗な葉が出なかったり、ちっとも大きくならないものが生じます。これらは定植しても収穫量も落ちると思われますので処分しています。
 育苗管理は、毎日の水やりが欠かせません。
DSCN0390.JPG

*4月下旬:高畝づくり
 畝幅は150cmとしました。これ以上狭くすると、何本も出る脇枝がために通路がふさがって風通しが悪くなり、収穫量が落ちると思われます。過去の経験では、畝幅を180cmと大きく取っても、逆に120cmと狭くしても、単位面積当たりの収穫量は変わらなかったです。
 うちの畑は若干湿り気が多い土質ですので、高畝にしています。これは、秋に湿り気が多いと、種芋が大きくなり過ぎてしまって、肝腎の食用部の成長があまり進まないからです。
(注)水はけが良すぎると、真夏の長期雨なし日照りで、枯れる恐れがあります。枯れ具合は里芋と同程度かと思われますが、里芋より若干丈夫のように思います。
 なお、うちではずっと連作しており、前年の畝間を今年の畝にするようにします。こうすると、前年に繁茂した雑草が堆肥化され、肥料の節約にもなりましょう。
 肥料は、高畝作りをするときに、牛糞堆肥以外は全部入れ込みます。うちが使うのは、苦土石灰、種粕、鶏糞を適当な量、そしてここの畑で生じた野菜の残骸や柳の木の枝などを燃やした草木灰(近年は住宅が立ち込み野焼きできなくなりました)です。化成肥料は使っていません。
 なお、ヤーコン栽培には、特に連作する場合、牛糞堆肥がベストと聞いていますので、これは定植時に定植穴を大きく空け、たっぷり入れることにしています。

*5月中旬:畑に定植&施肥
 苗の背丈が5cmになれば定植してよいです。
 株間は60cmは取りたいです。これ以上に密植すると1株当たりの収穫量が落ちます。
 生長の悪いものがあったり、ネキリムシに株元を食いちぎられることがありますから、予備苗を1割程度、畝の法面にでも植えておくとよいです。
 ヤーコン苗の定植穴を大きめに掘り、牛糞堆肥をなるべく量多く(少なくとも2リットル:多ければ多いほど高収穫になる感がします)入れ、土とよく混ぜてから苗を植え付け。

*6月:苗の手入れ
 苗が1本立てであっても、後から新芽が種芋の別の箇所から伸びてきて複数立てになることがありますが、以前は芽欠きしていたものの、これをしなくても十分に収穫量は期待でき、最近は放任しています。
 なお、成育が進めば、主茎の近くから脇芽がどんどん出だします。最終的に10本以上の脇枝が生長しますが、これは芋の成育に欠かせないものです。
<食べられる葉と茎>
 芽欠きした葉と茎は、あまりうまくないですが、味噌和えや佃煮にして食べられます。
 ただし、そのまま使うと苦味が強く、ゆでた後で2、3時間水にさらすと良いです。葉っぱのお茶より血糖値を下げる効果が大きいです。糖尿病の方におすすめします。ただし、量多く食べると、低血糖になることがあるようです。

*6~7月:畝の法面に枯草などを被せる
 ぐんぐん生長を始め、脇芽がどんどん出ますが、脇芽は放置し、芽欠きしません。
 ここのところは里芋と大きく違います。
<本格的に葉と茎が食べられるようになり、お茶にもできます>
 全体の2割程度の脇枝を取っても芋の収穫量に差は出ないようです。
 畝間や法面に繁茂しだした雑草は伸びるがままにしておきます。
 雑草でヤーコンが隠れそうになってきたら、草刈機でざっと草刈します。
 (うちでは、年に2回ほど草刈する必要があります。)

*梅雨明け後:必要に応じて熱射、乾燥対策
 暑さに弱いヤーコンです。畝の法面に雑草が生えていれば、地温上昇が防げ、ヤーコンへのダメージが随分と減ります。
 雑草の繁茂がなければ、どこかで刈り取った雑草や藁などをたっぷり敷くこととします。その藁や雑草は最終的に堆肥になります。
 雑草は引き続き繁茂しますが、梅雨明け後の猛暑で雑草の方が倒れて、ヤーコンが勝ってしまい、以後の草刈は不用になることでしょう。

*真夏の日照り対応=水やり
 2012年のまれな猛暑のときは、用水路から汲んだ水で何度も水やりをしましたが、これは20数年の栽培歴で1回しかないです。
 水はけが良すぎる畑では、里芋と同様に水やりが必要でしょう。          

*9月:必要に応じて湿気対策、風害対策
 真夏の間は、ヤーコンにとって暑すぎるからでしょう、生長がとんと鈍いですが、朝晩涼しくなった頃からぐんぐん伸び始め、脇芽もどんどん出て伸びます。
 湿り気の多い畑(種芋部分が大きくなりすぎ、食用部の成育が鈍る)は、水はけを良くするために、畝の削り上げを行い、雨水が流れ去りやすくする必要がありますが、当初から高畝にしておけば何もしなくて済みます。
 たびたび強い風害が予想される地域では、背丈が1mほどになるよう、主軸の上部を刈り取っておくと軸折れせず、収穫減を防ぐことができるようです。

*11月下旬以降:順次収穫し、種芋は別途保存
 10月下旬には芋がだいぶ大きくなっていて、一部収穫して良いですが、芋はまだ成長中です。葉の元気さがなくなったら、そろそろ収穫時期です。霜が降りたら、葉が凍みて黒く変色し、もう芋の生長は見込めません。
 食用部はさつまいもの形をした部分です。収穫量は1株当たり3キログラム以上になります。条件が整えば5キログラム程度にもなります。
 痛みやすい芋ですから、長期保管が難しいです。
(写真:上側が「アンデスの雪」、下側が「アンデスの乙女」)
DSCN0441.JPG

<大量に収穫したとき>
 収穫後、呼吸が落ち着いてから、さつまいもと同じ方法で貯蔵すればよいとのことです。大きな箱に籾殻を入れて保存しても良いです。新聞紙で囲みこんでもかなり持ちます。乾燥に弱いのがヤーコン芋ですから、こうした保存法を取るのですが、単にダンボール箱に入れておくだけでも冬季は少なくとも1か月は十分にもちます。
 掘らずに冬越しし、3月に収穫した芋を籾殻の中で保存すると5月中旬までは持ちます。2015年産からは、籾殻を入れず、新聞紙でダンボール箱の上下左右を覆う形で乾燥防止し保管していますが、これで5月までは十分な感がします。
 また、2016年3月収穫の大きな芋を4月半ばに1個ずつ新聞紙に包んで冷蔵庫保管したところ、7月までは良かったのですが、それ以降は乾燥してダメになったものが多くなりました。(アンデスの雪はまだ良かったのですが、アンデスの乙女は日持ちが悪かったです。)
 よって、2017年以降は8月以降に食べる分はアンデスの雪だけとし、ビニール袋に入れて冷蔵庫保管することとしています。でも、もって8月末まで。

<種芋(根塊)の保存>
 種芋を畑の一角に積み上げ、土を掛け、ビニールシート(肥料袋でよい)で上部を覆い、雨水が染み込むのを防止し、冬越しさせます。里芋より若干寒さに強いです。なお、雨水が浸み込むと種芋が腐りますから、周りに水が溜まらないよう、水はけを良くしておきます。          

*12月下旬:地上部を刈り取り、畝にシートを掛けて、冬越し
 雪や雨で、芋が凍みることがありますから、必須です。雪が降らない温暖地では土寄せだけで良いようです。こうして、2月、3月にも収穫できるようにしておきます。
 畝間に雑草を繁茂させたために枯れ草がビッシリあり、シート押えの土寄せができず、ヤーコンの残骸などを重しにしただけにしたら、シートが一部分めくれたました。よって、石や瓦をいくつも持ってきて、これでシート押えにしています。
(2013年3月撮影 5畝は収穫済み、残りは2畝)
DSCN0079.JPG
        
備考:連作障害について
 連作は可能ですが、化学肥料栽培だと収穫量が年々落ちます。安定した収穫を得るには、堆肥、特に牛糞堆肥をたっぷり投入し、土壌を肥沃にするのが理想的です。
 うちでは長年連作していますが、牛糞をそうたくさんではありませんが意識して使うようにしており、収穫量は落ちていません。
 なお、ヤーコンの跡にトマトを栽培すると全滅することがあります。ナスも出来が悪くなる傾向にあります。(ヤーコンの根に毒がありそうです。) 

 以上の栽培方法は、当地(濃尾平野の一角で夏は猛暑。やや湿り気のある土壌)での方法で、2015年から少々変えた、当地に最適の栽培法です。
 地域や土壌の違いで、やり方が変わりますから、工夫なさってみてください。
 なお、ヤーコンはまだまだ原種の力を持っていますから、環境適応力が強く、1年目が失敗に終わっても、その地域の気候と土壌を学習し、2年目、3年目と収穫量が上がってきますから、種芋を保存し、あきらめずに栽培を続けてください。
 皆さんのヤーコン栽培の成功をお祈りいたしております。
 そして、隣近所やお友だちに栽培をお勧めしていただき、ヤーコンの輪を広めていきましょう。よろしくお願いします。
 

※2018年産から「無肥料栽培」に挑戦
 雑草と共生させ、牛糞堆肥をメインとする栽培法を確立したものの、その後に各種野菜の「無肥料連作栽培」に取り組むこととし、ヤーコンもそうしました。2018年がその初年度で、この年は残留肥料があって減収しなかったのですが、その後は収穫量が半減し、悪戦苦闘しています。
 ヤーコンの無肥料連作栽培については、別立ての下記ブログで書いています。
 「チャレンジ自然農法」、ヤーコンの連作・無肥料無農薬栽培 
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3.21 ヤーコンの種芋づくりに精を出す昨日今日 [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 もう20年以上続けている、大量のヤーコン種芋づくり。ヤーコンに惚れた小生ゆえ、多くの方にヤーコンを栽培していただきたく、せっせとポット苗を作り、様々なルートで苗を配布し、ヤーコン栽培の普及活動をしてきている。
 しかし、もう歳(御年73歳)だ。うちの畑での栽培も100㎡から70㎡へと順々に縮小してきているし、苗づくりも1000ポットから500ポットへと半減させた。
 でも、体が動くかぎり、精いっぱいの普及活動は続けていきたい。
 というようなわけで、昨日は畑に保存しておいた種芋の塊を掘り出し、今日、その種芋の塊を切り分けるという作業を、あれこれせねばならない百姓仕事の合間に行ったところである。なお、切り分け作業に先立ち、ブログを通して要望のあった、ヤーコン栽培を始めたいという農業者3名の方に種芋の塊を箱詰めし、送付した。
 そうしたことから、切り分け作業も少しは少なくて済むことになったが、さらに切り分け作業を減らすため、昨年から、切り分けしずらい塊はうちの畑に直植えすることとし、ポット苗もその分少なくなった。
 ところが、こぶし大の塊を直植えすると、ヤーコン品種「アンデスの雪」は十分な収穫が得られたが、「アンデスの乙女」は食用にならない巨大な種芋ばかりが成長し、食用部芋が貧弱になって収穫量が激減してしまった。
 よって、今年は「アンデスの乙女」は例年どおりポット苗を作り、それを畑に定植するというオーソドックスな方法をとらざるを得ない。その分、省力化にブレーキがかかった。
 まあ、こうして今年は、昨年と概ね同じぐらいの切り分けた種芋ができた次第。その数約400といったところだろうか。これにて本日の作業は終了。
 明日明後日は雨模様だから、3、4日後には切り分けた種芋を育苗床(露地)にびっしり植え込み、1か月経たないうちに芽吹くだろうから、少々の芽吹きが認められたらポット苗にすることになる。それからは連日水やりし、ゴールデンウイークから順次、苗希望者に配布するという段取りに。
 けっこう手間のかかる作業が続くことになるのだが、ヤーコンがすくすく生長する様を見ていると、やる気がどんどん出てくるから、育苗作業が全く気にならなくなるから不思議なものだ。やはり小生、ヤーコンに惚れっぱなしなのであろう。“ヤーコンばか”と言っていいほどに。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。

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2007~2021年産ヤーコン芋の全収穫量 [ヤーコン芋の収穫経年変化]

 当地は岐阜、濃尾平野の一角にあり、海抜10メートルの沖積層で、粘土質が比較的多い土壌です。よって、夏は土壌が高温多湿となり、ヤーコンの栽培適地とは言えません。そのため、高畝とし、また、風通しを良くするために、株間70センチ、畝幅150~170センチと広く取っています。
 新品種「アンデスの雪」を作付けするようになったのが、2007年で、それ以来、同じ場所で連作しています。当初は6畝、2009年からは、西隣のグラジオラスを栽培していた場所にも作付けし、1畝増やして7畝にしていましたが、2016年からは前年の畝間での栽培としたことにより6畝に戻し、2019年からは東端1畝を減らし5畝としました。
 1畝約13株の作付けで、作付け面積は7畝だと約100㎡(1アール)。
 畝ごとの収穫量は次のとおりです。

※2014年以降の * 印は最新品種「アンデスの乙女」、無印は「アンデスの雪」
   (西)                        (東)(単位 Kg) 
20・・第1畝 第2畝 第3畝  第4畝 第5畝  第6畝 第7畝  合計 7畝換算
07年 ー   31.2  31.2  38.2  38.2  47.6  48.7  235  273
08年 ー   37.2  39.9  36.4  36.6  43.2  57.5  250  291
09年 46.2  34.8  28.5  28.2  32.9  36.6  36.4  244  244
10年 24.2  22.9  17.9  17.9  20.3  26.4  24.2  153  153
11年 38.9  32.4  31.0  38.3  34.4  33.3  33.3  242  242
12年 [34.3]   36.5  33.5  37.4  37.2  30.1  49.8  259  259
13年 17.0  13.6  16.9  20.4  19.2  23.9  [12.8]  113  113
14年*[23.0]  24.2  31.2  28.2  32.4  29.4  *34.9   203  203
15年 40.7  *40.2  50.5  *38.7  50.7  *49.3  57.9   328  328
16年 ー  33.4  *44.0  41.3  *52.0  34.5  *54.7     260  303
17年 19.4  *27.4  18.6  23.4  *40.0  23.5   ー    152  178
18年 ー  8.2  *6.2  *11.2  12.7  10.6  11.8     61    71
19年 32.4  *21.4  16.9   *11.5   17.0   ー         99  139
20年 ー  19.0  *12.4  21.0  *16.2   37.5         106  148
21年 30.0  *10.0  21.1   *13.3   26.6   ー        101  141     


<2007年の1畝当たり収穫量の平均値39.2Kgを100とした場合の指数>
※2014年以降の * 印は最新品種「アンデスの乙女」、無印は「アンデスの雪」

20・・  第1畝  第2畝  第3畝  第4畝  第5畝  第6畝  第7畝  平均
07年       80   80   97   97   121   124   100
08年       95   102   93   93   110   147   107
09年  118   89   73   72   84     93     93     89
10年   63    58   46   46   52     67     62     56
11年   99    83   79   98   88     85     85     89
12年   [88]   93   85   95   95     77    127     95
13年    43   35   43   52   49     61    [33]    41
14年 *[59]   62   80   72   83    75    *89    74
15年  104   *103   129   *99   129    *126    148    120
16年     85    *112  105  *133   88   *140     111
17年   49   *70    47   60   *102    60         65
18年     21   *16  *29   32    27    30      26
19年   83   *55    43   *29   43               51
20年     48   *32    54   *41    96            54
21年   77   *26    54   *34   68               52

(備考)
 この場所は、2005年に在来種ヤーコンを、2006年は夏野菜を作付け。
 各畝ともに、12、3株中、真夏でも南側3、4株は隣家の陰になる。また、西南の角に柳の木があり、第1~3畝の数株は何時間か陰になる。
[ ]:2012年の第1畝は半畝を早掘り(10月末)し、収穫量が少なかった。
[ ]:2013年の第7畝は同一品種「アンデスの雪」の種芋を購入し、翌年種芋の更新を図ろうと考えて植え付けしたもので収穫量はわずかであった。これは初期成育不良もあったが、当地の今夏の激しすぎる猛暑に耐えられなかったのであろう。翌年からはヤーコンが気候を記憶して猛暑に耐えてくれるようになると考えられる。
[ ]:2014年の第1、2畝は、まだ芋が成長中で収穫量が少なかった。

 2007年から2010年までの4年間の連作から言えることをまとめてみましょう。
 まず、天候の影響ですが、2010年が大幅な収穫減となったのは、夏の猛暑と雨なしで、枯れる寸前まで行ったものがかなりあったからです。
 その前の3年間は、特別に大きな気候変化はなかったと思います。
 2009年の収穫減は、毎年使っている混合肥料(化成肥料と種粕)を全く使わず、牛糞と動物残渣ペレットのみとしたので、肥料不足であったと思われます。なお、半分の畝には、燐酸肥料を少々撒きましたが、効果は認められませんでした。
 2009年の第1畝の収穫量が多かったのは、10年ほどミニ・グラジオラスを栽培していた場所で、肥沃であったからと思われます。
 連作による収穫減が生じているかどうかですが、2年目は収穫増になっていますから、有機肥料を十分に入れれば、問題ないような気がします。
 その後の各年の特殊事情は次のとおり。
(2011年産)
 有機肥料をまずまず入れたので、連作障害は出なかった模様
 第7畝(東端)の収穫量が多いのは、午前中にたっぷり日が当たることと、風通しが良いことにに起因していると思われます。西端の畝は、風通しは東端と同一条件にありますが、真夏に強烈な西日が刺し、葉枯れが目立ちますから、そのダメージを受けて、収穫量が伸びないのでしょう。
(2013年産)
 降雨はあったものの猛暑となり大幅な収穫減に。
(2014年産)
 第1、2畝はまだ成長中で収穫量が少なかった。気候は良かったから多収穫になってよいはず。そうならなかったのは、余りものの化学肥料を多用したため樹体が絶好調に繁茂したものの芋の出来を悪くしたようだ。
(2015,16年産)
 大豊作となったのは、雑草を繁茂させたことにより、真夏の猛暑を防ぐことができたからと思われる。2016年の第1、第6畝の収穫減は各々欠株2株あったため。
(2017年産)
 大幅な減産。特にアンデスの雪がひどい。原因不明。
 栽培が盛んな山口県の方の話では、天候不順で不作だったとのこと。
(2018年産)
 かつてない大凶作。無肥料連作のせいもあろうが、それより今夏の例のない猛暑が原因と思われる。
(2019、20年産)
 さほどの猛暑ではなかったが、無肥料連作のせいで収穫減。
(2021年産)
 ポット苗の10~20gの種芋に代え、こぶし大の塊を直植えしたことによって、無肥料栽培であっても、とても生育が良く、豊作と思われたが、それは「アンデスの雪」だけで、「アンデスの乙女」は種芋ばかり大きく生長して食用部はチョウ不作となった。
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2021年産ヤーコン芋の第5回(1畝)(最終)収獲 [ヤーコン芋の収穫]

 約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年ヤーコンを連作しています。
 ずっと7畝の栽培でしたが、2017年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝としました。さらに2019年から、他の野菜を作付けするため、さらに1畝減らして5畝と縮小しました。
 畝幅は約150cm、1畝(約10m)に13株(株間約70cm)の栽培です。

<2021年産>
 約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年ヤーコンを連作しています。
 ずっと7畝の栽培でしたが、2017年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝としました。さらに2019年から、他の野菜を作付けするため、さらに1畝減らして5畝と縮小しました。
 畝幅は約150cm、1畝(約10m)に13株(株間約70cm)の栽培です。

<2021年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年もアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月28日 収獲)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月20日部分収穫、1月初め残り収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月16日、23日 収獲)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月24日 収獲)
    第5畝 アンデスの雪   (3月20日 収獲)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

<第5回(最終)ヤーコン掘り>西から第5畝(アンデスの雪)
(2020年3月20日)
 猛暑はなく、収穫量が多くなっていいのですが、ここ4年、無肥料・連作栽培しており、今までの4畝は平均して例年の半分ほど。この畝は一番東につき期待するも、26.6kgの収穫で、平年の3分の2となりました。この畝の芋は収穫後、大半を冷蔵庫保管し、なんとか8月まで持たせたいです。
 あまり出来が良くないので、掘るのは簡単。ビッチュウで少し遠めを軽く起こし、芋が見えた当たりにビッチュウを振り下ろし、グイッと持ち上げればよし。
 来季の作付け位置は掘った跡をそのまま使いますから、あまり土移動はさせないことに。
 なお、掘り出した上部の種芋になる塊は、今年は寒かったのであまり発芽は進んでおらず、種芋づくりがやりやすいです。
<収獲した芋は水洗い>
 自宅に軽トラで運んで、プラスチック桶に入れ、ジェット水流を少しかけてから、軽く混ぜて泥落し。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、泥付きだと扱いにくいから、こうしています。

<2020年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、昨年からアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

(2020年3月14日)
<第5回(最終)ヤーコン掘り>西から第5畝(アンデスの雪)
 猛暑はなく、収穫量が多くなっていいのですが、ここ4年、無肥料・連作栽培しており、今までの4畝は例年の半分ほど。でも、この畝はけっこう出来ており、37.5kgの収穫。平年並みの高収穫となりました。この芋は大半を冷蔵庫保管し、なんとか8月まで持たせたいです。
 掘る方法、併せて来季の畝づくり、これらは1か月前の第4畝と同じですから、省略します。畑で長く保管したこともあり、部分的に凍みた芋が数個はありました。
 なお、掘り出した芋のうち、上部の種芋になる塊はけっこう発芽が進んでいました。
<収獲した芋は水洗い>
 自宅に軽トラで運んで、平たいプラスチック桶に入れ、ジェット水流で泥落し。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、泥付きだと扱いにくいからです。

<2019年産>
 今は2品種の栽培で、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、今年はアンデスの雪3畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。
 西から 第1畝 アンデスの雪  (11月末 収獲予定)
    第2畝 アンデスの乙女 (12月末 収獲予定)
    第3畝 アンデスの雪   (1月末 収獲予定)
    第4畝 アンデスの乙女  (2月末 収獲予定)
    第5畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)
 以上の作付けとしており、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。

(2020年3月15日)
<第5回(最終)ヤーコン掘り>西から第5畝(アンデスの雪)
 第1回ヤーコン掘りは12月1日に行い、その後12月22日には地上部を全部刈り取り、第3~5畝はビニールシートを被せて冬越しさせました。
 12月末にヤーコン掘りを予定した第2畝は、地上部を全部刈り取っただけで放置し、年明け後の1月6日に収穫作業を行いました。
 次いで第3畝を1月26日に、第4畝を2月24日に、今日が最終の収穫作業。
 2019年の夏もけっこう猛暑でしたが、前年のような酷いことはなく、さほどダメージは受けていませんが、畝の東のほうへ行けば行くほど生育が悪く、その原因は不明です。
 なお、ここ3年、無肥料・連作栽培しており、今年生育がいい西から第1畝であっても、従前に比べると地上部の生育は若干見劣りがします。今日掘る第5畝もイマイチの生育で、あまり期待できません。
 掘る方法、併せて来季の畝づくり、これらは1か月前の第4畝と同じですから、省略します。
 暖冬、暖春につき、凍みた芋はたった2本あっただけです。
 なお、掘り出した芋のうち、上部の種芋になる塊はけっこう発芽が進んでいました。これは、今まで土を被せて保存している箇所の続きに土を被せて保存することにしました。来週か再来週に掘り出して、種芋づくりする予定です。

<収獲した芋は水洗い>
 自宅に軽トラで運んで、水洗いして、ざっと泥落し。大きなプラスチック桶に2回くぐらせるだけで、ほとんどきれいに泥を落とせます。こうすると日持ちが悪くなると思いますが、大半を当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。
 ただし、今回は収穫量が少なかったですから、平たいプラスチック桶に入れ、ジェット水流で泥落しをすることにしました。
 ここで計量。17kgしかありませんでした。平年作の5割。少々さびしいです。
 無肥料栽培3年目ということで、そうなったのでしょう。

<2018年産>
(2019年2月25日)
 2018年産ヤーコン掘りの第1回は、地上部がまだ青々していた11月25日に1畝行いましたが、その後、霜が降り、地上部は凍みて枯れ、これで芋の生長はストップ。12月16日に第2回、12月31日に第3回、年が明けた1月30日に第4回、そして今日(2月25日)に第5回目のヤーコン掘りを行ないました。
 うちでは、約100平方メートルのヤーコン専用畑で毎年連作しています。
 例年7畝の栽培でしたが、一昨年から前年作付けの畝間を利用しての作付けにし、1畝減らして6畝(畝幅は約150センチ)とし、今年も同様に6畝としました。
 なお、1畝(約10m)に13株(株間約70センチ)の栽培です。
 2018年産の作付けは、前年同様2品種ですが、アンデスの雪のほうが評判が良く、種芋や苗を皆さんに差し上げるために、アンデスの雪4畝、アンデスの乙女2畝の栽培としました。

 西から第1畝 アンデスの雪  (11月末収獲予定)→11月25日
     第2畝 アンデスの乙女 (11月末収獲予定)→12月16日
     第3畝 アンデスの乙女 (12月末収獲予定)→12月31日
     第4畝 アンデスの雪   (1月末収獲予定)→  1月30日
     第5畝 アンデスの雪   (2月末収獲予定)→  2月25日
     第6畝 アンデスの雪   (3月中旬収獲予定)

 以上の作付けとし、品種別・畝別の栽培比較をすることとしています。
 そして、毎月下旬に西から1、2畝ずつ掘っていき、3月に掘り終えます。
 なお、第4畝から先は真冬における芋の凍み防止のため、12月16日にビニールシートで覆っておきましたが、今日、この先暖かい日が続く予報なので、第6畝のシートを外しました。

<今年の第5回ヤーコン掘り:2月25日>
・西から第5列(アンデスの雪)
 どの列も例年より全般に非常に育ちが悪いです。原因は、無肥料栽培としたこともありますが、何よりも今夏の例のない猛暑によるダメージが大きいでしょう。枯れるものもけっこうあり、今回の畝は4株が無収穫となりました。
 これでは芋がほとんど採れないと思われたのですが、なんとか10.6kgの収穫がありましたが、平年作の3割弱と、みじめなものです。
 種芋の生育も、平年よりずっと悪かったです。

<収穫と同時に来季の畝づくり>
 第5畝のヤーコンの地上部は12月16日に鎌で刈り取り、これは第6畝との畝間に置いておきました。
 第5畝を掘るに当たり、まず、テンワで枯草を畝の両脇に削り落とします。
 次に、鍬で畝の片側の法面を掘り進み、ヤーコンの残骸やうっそうと生えていた枯草に土を被せていきます。そして、もう片側の法面を掘り進み、同様に土被せ。
 次に、株間を鍬で両側に土退けするのが常でしたが、出来が悪いので、ビッチュウをふるって芋を掘り進めることとしました。
 芋を掘り終わったら、片側のみ土をビッチュウで寄せて、今季の畝間が来季の作付け畝となるようにします。
 今回、作った畝は、来期の第5畝で、ビッチュウで土移動をさせながら粗整形をしたところです。畝の中央下部には枯草などがたっぷり入りました。
 来季も今季と同様に無肥料(ただし、枯草は堆肥化しますが)での栽培に挑戦することにしています。

 掘り出した芋のうち上部に塊として付いているのが種芋で、これは、畝を完成させた後、畝の北の端に埋め込んでおきました。もう冷え込むことはないですから、前回までのような、ビニール製肥料袋を乗せて凍み防止措置を取るのは省略です。

<収獲した芋は水洗い>
 収穫量が少なかったので、本日、ジェット水流で泥落し。
 豊作のときは、大きなプラスチック桶に2回くぐらせるのですが、これでほとんどきれいに泥を落とせます。水洗いすると、日持ちが悪くなるかと思いますが、大半を、といっても今年は自家消費が半分近いでしょうが、当店のお客様に差し上げるものですから、泥付きだと扱いにくいですし、見た目にも悪いですからね。

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ヤーコン畑の畝作り [ヤーコンの栽培]

 約100㎡のヤーコン専用畑(2019年からは約70㎡)。約10mの畝を5畝(2018年まで6畝、2015年までは7畝)立て、毎年ここで連作しだして、もう14年目になります。近年、体力が落ち、労力を要しない作物への切り替えで、規模縮小しています。
 専用畑にする前は、畑全体を使っての夏野菜との輪作でしたが、ヤーコンの跡に翌年トマトを植えたら全滅し、ナスもだいぶダメージを受けました。ヤーコンの根の毒がトマトやナスに悪影響したと考えられます。そして、トマトが順調に育つようになるのに2、3年かかりましたし、ナスが従前に戻るのに数年かかりました。
 よって、ヤーコンは専用の畑で連作することにした次第です。

 5月半ばに行うヤーコン苗の定植のための畝立ては、例年4月になって行っていましたが、2016年からは、ヤーコン芋の収穫(11月下旬から毎月下旬に、3月まで)の直後に、来季の畝作りを順次行うことにしました。
 前年の畝間に、翌年の畝立て、というやり方です。
 畝間には前年に繁茂した雑草の枯草があり、刈り取ったヤーコンの地上部の枯れた残骸、そして他から持ち込んだナスなど夏野菜の残骸を入れ込んでいます。
 ヤーコン芋の収獲時に掘り起こした畝の土や枯草を畝間に動かし、これで概ねフラットな状態になりますが、1畝の収穫が終わったところで、ビッチュウや鍬で土移動をさせて畝間に盛土し、来季の畝とするというやり方です。残骸がけっこうかさばり、思いのほか高畝になってしまいます。
(下の写真は2018年4月2日撮影)
DSCN0555.JPG

 ただし、2022年からは、畝づくりがかなりの重労働となるため、省力化優先で、前年の畝をそのまま使うことにしました。
 なお、畝幅は、若干みっともないですが、南側165cm、北側150cm(2021年から、南側158cm、北側145cmに変更)で、少しばかり扇型にしています。これは畑が若干変形した形になっているからです。
 さて、施肥ですが、以前は畝づくりのときに各種有機肥料をすき込み、定植穴にはたっぷりの牛糞堆肥(1株当たり2リットル程度)を入れ込み、追肥なしでけっこうな収穫量が得られていました。

 ところで、近年、自然農法を極力取り入れるべく、先ずは福岡正信氏が提唱する自然農法を参考に、2015、6年(従前どおり施肥栽培)は「雑草との共生」を図り、ヤーコンが雑草に負けそうになったら、草刈機でざっと草刈するだけにしています。そうしたところ、2年連続してヤーコン芋を高収穫することができました。2017年もそうしたのですが、1畝以外は不作で、天候不順が原因のようですが、はっきりしたことは不明です。
 福岡正信氏の基本路線は「不起耕」なのですが、ヤーコンの場合は、芋を掘らねばならず、畑全体が「起耕」状態になってしまいます。ですから、イマイチぴったりいきません。
 そうしたところ、2017年に、ある方から「炭素循環農法=たんじゅん農」というものがあることを教わりました。窒素分を多く含むものは禁忌で、炭素分が多いものを入れ込み、土壌が改善したら、ほとんど不起耕でいけるというものです。
 →「たんじゅん農」との出会い、そして河名秀郎さんの「自然栽培」との出会い
 初期には高炭素素材をすき込むと良いとのことで、1に廃菌床、2にトウモロコシの残骸、3に刻み藁という順番になるようで、入手が容易な刻み藁を入れたかったのですが、在庫不足で入れることができませんでした。
 敷き込んだ雑草の枯草、ヤーコンの地上部の残骸、ナスなど野菜の残骸が、どの程度効果を発揮するかわかりませんが、これでもって「たんじゅん農」1年目の試験栽培を2018年に実施しました。
 そうしたところ、この年は史上最大の猛暑となり、暑さに弱いヤーコンは大ダメージを受け、20年を超える栽培歴の中で、最悪の収穫量となってしまい、無肥料栽培での収穫減がどの程度のものかは分かりませんでした。
 2019年は、さほどの猛暑ではなかったですが、やはり無肥料栽培がたたったのでしょう、不作となり、20年、21年も不作で、これはやはり無肥料栽培の影響でしょう。
 そうしたことから、2022年は定植時に牛糞堆肥を1株当たり1.3リットル入れ込む(肥料はこれだけ)ことにしました。

<2022年産>
 今季は、昨季の畝をそのまま使いますので、昨季の収穫時にあまり土を動かさないようにしました。でも、けっこう凸凹し、また、一部の土が法面に移動したりしています。定植作業が少々やりにくいですが、今季は定植穴に牛糞堆肥を混ぜ込むことにしていますから、問題ないでしょう。
 ということで、今年は、事前の畝づくりは完全省略。

<2021年産>
(3月1日)
 今年の畝は昨年の畝間となる形で半畝ずれ、一昨年と同じ位置に戻ります。収穫時に順次、畝づくりをしてきており、3月中旬に掘る第5畝の収穫時に畝全部が完成しています。既に4畝が完成していますが、畝間に入れ込んだ夏野菜の残骸や畝間に生えた雑草の枯れたものが意外に多く、かなりの高畝となってしまいました。
 一昨年ほどではないですが、昨年も畝幅が若干不ぞろいでしたので、今年立てた畝も不ぞろい。よって、定植位置はメジャーで測って、均等間隔になるよう目印の棒を差しておきました。
 今年も無肥料栽培とし、例年は5月中頃にポット苗を定植していますが、今年の植え付けは種芋の直植えとし、3月2日に「アンデスの乙女」、3月中旬に第5畝の「アンデスの雪」収穫時に直ぐに種芋の植え付けをすることとします。
(3月14日)
 今日、第5畝の「アンデスの雪」収穫し、併せて今季ヤーコンの第5畝も作る。いったん自宅に持ち帰り、種芋を切り分け、切り分けにくい大きな塊だけを再び畑に持っていき、早速直植え。今年の3月は冷え込みがないから、こんなにも早い時期に植え付けができ、助かります。

<2020年産>
(4月29日)
 今年の畝は昨年の畝間となる形で半畝ずれています。収穫時に順次、畝づくりをしてきており、最後に掘った3月下旬に畝は完成しています。
 ただし、昨年は畝幅が不ぞろいでしたし、東隣の野菜区画と整合性を持たせるため、若干畝の位置をずらし、東のほうは北端がほぼ昨年の畝と同じ位置に。
 今日、雑草がけっこう生えてきたので草叩き。そして、スギナ除去。
 今年も無肥料栽培とし、5月中頃にポット苗を定植しようと思っています。

<2019年産>
(2019年4月11日)
 上述したようにヤーコン畑の畝作りは3月末には完成しています。随分と広幅で、かつ高畝となっています。
 今年も無肥料栽培とし、5月中頃にポット苗を定植しようと思っています。

(付記:慣行農法で行われる皆さんの畝立てに参考になりそうな事項を以下に挙げておきます。)
・湿り気がある土壌では高畝にするといいようです。畝が低いと、梅雨明け時の高温と相まって、根腐れして全滅の恐れもあります。また、秋に畝が乾くと、食用部の芋が大きくなり、種芋となる根塊の生長が抑えられるとのことです。
・幾畝も栽培する場合は、畝幅は150cm以上、株間70cm以上にするとよいと思われます。その昔、畝幅を120cmにしていましたが、うっそうと生い茂るヤーコンですから、お盆過ぎにアブラムシが大発生し、ヤーコンの成育にけっこうダメージがありました。また、隣の畝とゴッツンコしてしまい、十分に日光が当たらなくて1株当たりの収量が上がらず、畝幅は広くても狭くても単位面積当たりの収量は変わらないと思われます。株間も以前は60cmでしたが、今は70~80cmにしています。株間が狭いと1株当たりの収量は落ちますし、豊作のときには掘るときに芋が折れやすくなります。
 そうしたことから、100㎡に100株までを基本にした方がいいと思います。うちの場合は100㎡に約80株程度です。
・連作するには、牛糞堆肥をたっぷりすき込むと良いとのことで、例年1株当たり2リットル程度の牛糞を入れ込んでいましたが、多ければ多いほど連作障害も減り、多収穫となるのは間違いないようです。なお、他の堆肥でも同様な効果があると思われます。
・鉄分が十分ある土壌でヤーコンを栽培すると、収穫した芋が長持ちするとのことで、2012、3年頃に、使い捨てカイロ(自治会の金属類収集日にもらい受け)から取り出した酸化鉄をけっこうな量、入れ込みました。
 して、その効果はというと、残念ながらはっきりしません。引き続き酸化鉄の入れ込みを行うといいのでしょうが、使い捨てカイロを叩いて粉末にする作業にけっこう労力を要しますから、2014年以降はやっていません。
・真夏に35℃以上の猛暑が続く地域では、地熱も上がりヤーコンの根にもダメージがいきますから、その頃には雑草を繁茂させておくと、かなりダメージを減ずることができます。また、これは保水にもなり、旱魃の害も小さくします。よって、追肥は梅雨入り頃までに完了させる必要があります。雑草が繁茂した後では追肥作業は大変ですからね。
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