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イノシシに食われない芋、ヤーコン芋の栽培をしよう [ ヤーコンの普及]

(2013年12月16日)
 小生、ヤーコン芋の魅力に取り付かれてから、もう10年以上になります。
 全国各地で、地域の特産品にしようと頑張っておられますし、大量作付けされる農家が独力で販売網を広げられたり、契約栽培して加工品の開発・販売に努力しておられる、などなどヤーコンは少しずつ広がりを見せています。
 また、農林省付属の研究機関も、品種改良に努力しておられます。
 でも、まだまだマイナーな作物で、市場に出回るほどには至っていません。
 小生は、毎年苗を1000個ほど作り、そのほとんどを、ある製薬会社を通して東海北陸の薬屋さんの方々に差し上げ、身内やお客様に栽培していただけるよう、地道に普及活動をしています。
 このブログも、どれだけかでもヤーコンの輪が広がらないかと期待し、公開しているのですが、アクセス者数は1日50人程度で、少々さみしい思いをしています。
 しかし、割と近くにお住まいの方の目に小生のブログが触れました。今年の10月のことです。その方のお住まいの地域は山縁にあり、いろんな作物がイノシシの害に遭うことが多く、何かいい作物はないかと探していたら、ヤーコン芋だったらイノシシの害を受けないとの情報を得て、その栽培法をネットで検索したら、小生のブログに出くわしたとのこと。
 そこで、小生に早速電話がありました。

 たしかに、物の本にはイノシシの害はないと書いてあるけれど、イノシシに荒らされたというブログ記事を目にしたことがあり、安心はできないと、小生は申し上げたのですが、物は試しで、来年栽培に取り組んでみたいとのご希望があり、栽培状況を見ていただきました。
 その方は、岐阜大学工学部の名誉教授で人脈が広く、地域の人望も厚い方のようで、えらくヤーコンに興味を持っていただけました。
 そして、11月末に初収穫したヤーコン芋を12月始めに取りに来ていただき、小生お勧めの料理レシピを添えて5キロ程度をお渡ししました。
 そしたら、今日、あれこれ試食したら皆が美味しいといい、農家の方で栽培したいという方も何人か現れ、来年実行に移したいとのことでした。
 ついては、ヤーコンの収穫作業を農家の方と一緒に見せてもらいたいとのご希望があり、年末前には1畝掘る予定ですから、事前に連絡し、見学していただくことにしました。当然、そのときに掘った芋もどれだけかはお渡しし、別メニューの料理を作っていただいたり、他の方に食べていただいたりしてもらおうと思っています。
 あとは3月に切り分けた種芋をお渡しし、多くの方々に栽培していただけることを望んでいます。きっと、たくさん持っていってくださることでしょう。
 こうして、思わぬ近くでヤーコンの輪が広がろうとしています。
 この輪が何とかうまく軌道に乗ってほしいと願っているところです。

(2014.3.27追記)
 今日、名誉教授ともう1名(農家の方)にお出でいただき、残しておいた1畝分の根塊を切り分けて種芋作りをやっていただき、それを持ち帰っていただいたところです。さすが人脈の広い方で、これでも種芋が不足するようですが、当方も必要な分を残さざるを得ず、3日前に切り分けた種芋を少々追加して差し上げ、それでもって我慢していただくことにしました。

(2019年3月28日追記)
 オピニオンリーダーの岐阜大学工学部の名誉教授の力で、もう1地区がイノシシ対策でヤーコン芋の栽培を始められました。

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