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私とヤーコンとの出会い [ ヤーコンの普及]

(2010年11月5日)
 小生は、今、薬店を経営しています。ヤーコンとの最初の出会いは、全薬工業さんが発売された健康茶「ヤーコン」です。当店でもそれを販売し、ヤーコンの葉っぱが糖尿病にとても良いことを実感しました。
 そして、平成9年に全薬工業の社員さんからヤーコンの苗を3株いただき、ヤーコン芋が腸内環境改善にとても良いことも知りました。つまるところ、お通じがとても良くなるのです。
 また、平成11年に同社から書籍「奇跡の健康野菜 ヤーコン」(監修 月橋輝男 茨城大学農学部教授、取材協力 渡辺最昭さん 廣済堂出版)もいただきました。
 これを契機に、ヤーコンを本格的に栽培しようと考えました。

 幸い、約40年前までは専業農家でしたので、今でも畑は十分過ぎるほどにあります。小生のおふくろが熱心にヤーコン栽培に取り組んでくれ、平成12年秋には、おふくろ(当時82歳)が、何と「先進地視察をしなあかんわ、探し出して連れて行け。」と、申すものですから、先の書籍から、三井ヘルプ株式会社社長の渡辺最昭さんを知り、はるばる岐阜から山口県光市を訪ね、渡辺さんから栽培ノウハウをご伝授いただきました。
 その後も、渡辺様からは、お手紙などで栽培の留意点などを教えていただいています。昨今は、三井ヘルプさんのホームページ「ヤーコンドットコム」の社長日記で、時々栽培のノウハウが紹介されますので、それを覗いて参考にさせて頂いています。この場を借りて、改めて、渡辺さんには深く感謝申し上げます。

 毎年、うちの作付け面積は、約100平方メートルと小規模ですが、薬屋稼業のかたわら、ヤーコン栽培を楽しませていただいており、これは小生の生き甲斐にもなっています。
 うちで栽培していたヤーコンは、当初は在来種でしたが、平成18年からは、新品種「アンデスの雪」に切り替えました。まだまだ、十分に普及していないようですが、「アンデスの雪」は、素晴らしいです。在来種で栽培されている方は、切り替えをおすすめします。
 比較実験しましたが、収穫量が5割程度多いですし、なんと言っても「ひび割れ」がほとんど無く、商品価値が高まりますし、何よりも調理がし易いと女房が喜んでいます。
 なお、味の方は一長一短があり、在来種も捨てがたいところがあります。

 ヤーコンは、新品種と言えども、原種のたくましさを持っていまして、環境適応力がかなりあるのを実感しています。赤道直下のアンデスの高地にしか自生していない種ですから、年中涼しいところが適地になり、日本では、中山間地が良いようで、うだるような暑さに見舞われる当地、濃尾平野は、あまり条件が良くないようです。
 でも、最初の夏は、ぐったりとし、とろけて死んでしまいそうになったのですが、3年もすると、猛暑に耐えてくれるようになりました。芋の収穫量も、年々増えてきます。
 問題は、冬の寒さです。日本の冬は厳しすぎると、ヤーコンが悲鳴を上げています。もっとも、それまでには、芋が十分に成長しきっていますし、種芋が雨や雪でしみないように管理してやれば良いです。
 環境適応力につては、折を見てご紹介することにします。

 ヤーコン芋は、通信販売か、道の駅あたりでしか手に入らないのが現状ですが、「アンデスの雪」の栽培が普及して行けば、市場にも出回るようになるのではないかと、期待しているところです。
 なお、道の駅や野菜の産地直売場にヤーコン芋が置いてなかったら、大きな声で、「ヤーコン芋、ないの!」と叫んで下さい。そうすれば、多くの販売者や生産者の耳に入り、自家用にしかならないと思っていた生産者が、出品してくれるようになります。対面販売の良さがここにあります。
 濃尾平野のあちこちで、小生が苗を差し上げた「アンデスの雪」が栽培されていますから、ひょっとしたら、あまりヤーコン栽培が進んでいない濃尾平野の道の駅でも、ヤーコン芋を出品してくれるようになるかも。

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コメント 2

堀内敬介

ヤーコンとの出会い。
僕は今71歳の年金生活者。しかしいたって元気。今年から500坪の畑で野菜作りを始めました。
ヤーコンは野菜作りの勉強で、ネットで色々調べていたら、さつまいもに良く似たヤーコンを発見。これ凄いじゃないですか?
まず、JAの道の駅(超大型店)スーパーの産直コーナーを探したのですが、全く見つからず、何で?
こんなに凄い効能のヤーコンが売られていないの?
疑問をもったら、もういてもたってもいられない性分。
今ヤーコンの種?(苗)探しと、ヤーコンについての勉強中です。
もう一つカボッキー(韓国かぼちゃ)これも、美味しいのに売られていない。なんで?
この2つの野菜。奈良の都の天理市周辺で是非とも、爆発的に拡大したいと思っています。
今年中に戦略をたてて、来年は必ず成功したいと思っています。
団塊の世代、来年72歳、まだまだ若い。若者のための先駆者となって頑張るぞ!
by 堀内敬介 (2019-11-29 05:54) 

どろんこ

堀内敬介様、こちらへもコメントいただいていたのですね。失礼しました。このブログへのコメントの通知設定を忘れていました。(よって、メールには別立てブログへのコメント通知しか届かず。あわてて通知設定。)

貴兄のご熱意に打たれました。
2年目まではヤーコン新規栽培に取り組もうとされる全国の方に、種芋を無料進呈していましたが、あまりに多くの要望があり、不作ということもあって(老体につき面倒にもなり)、近隣の方に苗を進呈するだけに戻しました。
でも、グループで大がかりに取り組もうという方々には全面的に協力させていただくことに変わりはありません。そして、貴兄のように熱心に大規模栽培を目論まれる方も同様です。

3月中頃には種芋の全体量がはっきりしますので、その頃にご連絡いただければ、ご相談に応じさせていただきます。
連絡先等はこのブログのメイン記事の最下段に書き込みました。
https://yahkon-oyaji.blog.ss-blog.jp/2019-03-24-1
by どろんこ (2019-11-29 09:41) 

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