SSブログ

4.30 ヤーコン品種札を大量に作る [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 明日5月1日から9日(日・月曜日を除く)まで、ヤーコン苗を店頭に持ってきて、欲しい人に差し上げることにしている。
 その苗は2品種(「アンデスの雪」と「アンデスの乙女」)あり、どれがどれだかはっきりと分かったほうがいい。
 そのためには、ポット苗に札を差し込んでおくのが一番。何年か前に、それをまとめて作り、2、3年は使ったが、それがなくなり、ここ数年は札なしにしていた。
 でも、やっぱりあったほうがいい。そこで、とりあえず各140枚、札を作った。全部に付けるとなると、その倍はいるが、たくさんあったパウチフィルムがなくなってしまいそうで、“さて、どうしよう”である。
 中途半端はいかん、全部に付けよう! 
 札を付けると、格好良くなり、価値も上がる。
 今年も、こうしてヤーコンの普及活動に精を出しているところです。

 興味がお有りの方は、小生が別立てしている下記ブログをご覧あれ。
 ヤーコン芋の特徴と料理法
 さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう
コメント(0) 

4.20 今年も頑張ってヤーコン苗をたくさん作ったぞ! [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 ヤーコンに惚れ込んでいる小生、毎年たくさんの苗を作って無償提供している。
 年によってヤーコンの種芋の出来が違うし、種芋をそのまま差し上げたりするから、苗の数は毎年けっこう変動する。
 そして、栽培規模は従前は7畝(約100㎡)であったが、近年、順次減らして今では5畝であるから、苗づくりもその分少なくなった。
 3月22日に種芋を切り分け、翌日に育苗床に埋め込み、約1か月間養生してきた。
 そして、昨日の午後と今日の午前中で、その全部をビニールポットに詰め込み、明日から育苗場でのポット苗管理を始める。ポットの表面が乾いたら水やりする、というものである。天気が続けば毎日たっぷり水やりせねばならぬが、納屋からホースを引っ張ておくから、さほど手間はかからない。
 さて、何ポットできたのか、数えてみたら、アンデスの雪370ポット、アンデスの乙女497ポット、合計867ポットあった。昨年より2割弱少ないが、これだけの数を作るとけっこう疲れる。でも、育苗場に苗トレイを27個並べると実に壮観であり、“やったぁ~!”と、爽快な気分になり、おおいに自己満足。
 うちの畑で植えるのはその1割弱で、9割強を無償提供することにしている。一般の方々に無償提供するのはゴールデンウイークあたり。
 もう20年ほど、こうしたことをやっているのだが、“ようやるなあ~”と自分でもあきれるほどだ。これもヤーコンに惚れ込んでいるからだろう。
 いつまで続けられるか分からないが、体がゆうことをきく間は頑張ろうじゃないか。
 なお、ヤーコンとはなんぞや? どうやって栽培するのか? 
 興味がお有りの方は、小生が別立てしている下記ブログをご覧あれ。
 ヤーコン芋の特徴と料理法
 さあ皆さん、ヤーコンの栽培を始めましょう
コメント(0) 

12.24 ヤーコン栽培のオピニオンリーダー現る [ ヤーコンの普及]

別立て「一楽日記」で投稿した記事ですが、このブログに密接に関係する内容ですから、再掲することとします。

 今年の5月にヤーコン苗を2品種各10ポット差し上げたY市に在住の方から電話があった。これから報告におじゃましたいとのことであった。
 車で3、40分ぐらい所であり、1時間もしないうちにお出でになった。栽培にけっこう熱心に取り組んでおられ、写真も何枚か撮ってファイルに貼り付けたりしておられたりし、また、全国の栽培状況を調べたり、産業おこしにも興味を持っておられた。
 地元の皆さんはヤーコンを全くご存じないようで、ヤーコンが成長して目立つようになると、“何だ、これは?”と聞く方が幾人も現れ、“収穫出来たら教えてやるよ”と、もったいぶり、先日、全部収穫して皆にヤーコン芋を配り、その効能と調理法を書いたメモ(小生が差し上げたもの)をコピーして渡されたとのこと。
 その方、まずまずヤーコン栽培に成功し、来年は規模拡大するとともに、苗をたくさん作って隣近所の農家の方に栽培を勧めようと考えておられる。道の駅などの販売所もあるようで、そこでの販売も画策しておられる。
 ご指導させていただいた県内のIW地区やIT地区が苦戦するなか、新たにグループ栽培が始まろうとしているY地区の成功を祈りたい。
 ヤーコンに惚れ込み、ヤーコン栽培が大きく普及することを夢見ている小生である。先日、N県でもオピニオンリーダーになられそうな方が登場した。既存の地区を含め、どこもかもグループ栽培がうまくいってほしいものだ。

コメント(0) 

12.3 今年はヤーコン芋がまずまず豊作で良かった [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 毎年けっこう豊作なヤーコン芋であるが、一昨年は天候不順の影響らしく、思いのほか不作に終わり、昨年はひどい猛暑がためにチョウ不作となった。
 今年は何とか豊作であってほしいと願っていたが、昨年から無肥料(といっても畝下には枯草や夏野菜・ヤーコン地上部の残骸を埋め込み)栽培にしているから、そうは問屋が卸さないであろう。
 案の定、地上部の生育は過去の豊作時のようには参らなかった。そして、5畝のうち西のほうは生育がいいが東のほうは生育が悪い。こうしたアンバランスは過去になく、原因はわからない。
 毎年、1畝ずつ毎月月末頃に掘っていくから、今年もそうすることにし、12月1日に一番西の1畝を掘った。地上部の生育がまあまあだったから、芋の生育もよかろうと思われた。掘った結果は32kg強あり、平年作の83%の出来であった。無肥料でこれだけの収量があれば、御の字であろう。
 早速、予定していた2か所に宅急便で送り、今日から当店セールが始まるから、ご来店の主だったお客様に差し上げることにした。そして、昨日記事にした製薬会社のお偉いさんが、うちの店にも訪問いただいたので、お土産に渡した。
 皆さんに、けっこう量多くお渡ししたから、半分近くが出ていってしまった。この分だと、あと4日あるセールの期間中に出尽くすのではなかろうか。
 次回掘るのは年末だから、自家消費分が底を突きそう。まあ、そうなったら、2畝目の1株を掘れば十分足りよう。
 というようなことで、3年ぶりに、多くの皆さんにヤーコン芋を差し上げられる12月となった。年末掘る分も出来がいいと有り難いのだが、ちょっと無理だろうなあ。
コメント(0) 

2019年は昨年同様にすさまじい猛暑になりそうな濃尾平野 [ 暑さ、寒さに弱いヤーコン、風も]

(2019年7月29日)
 昨年(2018年)は梅雨明けが早く、7月中旬からすさまじい猛暑にさらされた濃尾平野です。よって、暑さに弱いヤーコンは大ダメージを受け、一部は枯れ、収穫量は平年作の4分の1しかありませんでした。
 その前の猛暑は2013年で、2018年ほどには高温が続かなかったものの、日照りが長く続いたこととのダブルパンチで、収穫量は平年作の3分の1近くまで落ちました。
 さて、今年2019年、5月頃まではエルニーニョ現象が起きており、猛暑にならず、ぐずついた夏になるとの予報でしたが、6月頃にはエルニーニョ現象が消え、7月にはチベット高気圧が勢力を高めそうとの予測が出て、今年もすさまじい猛暑が2波に分かれて日本列島を襲う恐れがあるとの予報が出ました。
 その第1波は8月に入って暫らくしてからとのこと。東海地方は28日に梅雨が明け、35℃超えの猛暑日の連続となったものの、これはまだ序の口。10日間予報では、8月6日から8日までの3日間の岐阜の最高気温は40℃、40℃、39℃と昨年並み。
 これではヤーコンに与えるダメージはすさまじいものとなりましょう。
 
 そこで、対策を考えました。ここ数年は、ヤーコンと雑草との共生を図り、なるべく草ぼうぼうにしておき、ヤーコンの葉への熱射を弱め、地温の上昇を食い止める手立てをしてきました。でも、完全に放置しておくと、ヤーコンが雑草に負けそうになり、成育に大きな支障が出そうに感じられますから、年に1、2回は大雑把に草刈りをしていました。
 昨年は第1回目の草刈りをしたのが、7月2日で、その1週間後には梅雨明けし、ヤーコンの葉への熱射を弱めることはできませんでした。なお、草刈りはこの1回だけ。
 今年は、6月23日に大雑把に草刈りをしました。その後、ヤーコンも少しずつ生育して来ていますが、一部は雑草に埋もれそうになっており、今日7月29日に今年第2回目の草刈りを予定していたものの、先の予報からすると1週間もすればすさまじい猛暑になりそうなので、草刈りを中止したところです。
 ヤーコンと雑草との共生でもって、このすさまじい猛暑をなんとか乗り切ってくれないかと期待しているところです。
(写真は7月30日早朝撮影)
 DSCN0681[1].jpg
 今年のヤーコンは1畝約10mで5畝の作付け。手前は枝豆、支柱は山芋用。

(関連記事)
 猛暑でダメージを受けるヤーコンですが…

(9月4日追記)
 今年は昨年ほどのことはなかったですが、けっこうな猛暑となりました。
 近所の岐阜気象台の観測記録は次のとおり。
 
     旬ごとの最高  旬の中での  猛暑日の      
      気温の平均   最高気温   日数(うち37度超)            
2019年
7月 上旬   29.3    30.8   0        収穫量
   中旬   28.4    31.8   0     139kg(7畝換算)
   下旬   33.2    37.3   4(1)    平年作の51%
8月 上旬   37.1    38.5  10(5)
   中旬   35.2    37.9   6(1)
   下旬   30.8    33.9   0   
                     (計20日)(計7日)

 猛暑の度合いは、過去10年間で4番目。これくらいなら、さほどダメージはないでしょう。なお、8月20から早々に秋雨前線が停滞し、まだ1週間はこのままですから、土が湿りすぎるほどになっており、根腐れしやしないか、少々心配です。
(後日追記)
 その後の生育は芳しくなく、無肥料栽培2年目であることが影響していよう。

コメント(0) 

7.5 懐かしい恩師に電話で御機嫌伺い [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 うちの畑でヤーコンを大量作付けしています。といっても最盛期で110㎡、今は75㎡と減らし、たいした面積ではないですが。
 本格的に栽培を始めたのが2000年で、その秋に、今は亡きおふくろ(当時82歳)が、何と“先進地視察をしなあかんわ、探し出して連れて行け。”と、申すものですから、手元にあったヤーコンの書籍から、山口県のヤーコン協同組合代表理事をやっておられる三井ヘルプ(株)社長の渡辺最昭さんを知り、はるばる岐阜から山口県光市を訪ね、ヤーコン博士渡辺様から栽培ノウハウをご伝授いただきました。
 その後も、渡辺様からは、お手紙などで栽培の留意点などを教えていただいていました。そして、2011年5月には、山口県からはるばる当地岐阜へ、北陸と滋賀県のヤーコン栽培地の視察のついでとはいえ、ヤーコン博士にお出でいただき、うちの畑を見ていただき、また、会食しながら懇談させていただきました。
 渡辺様は、ヤーコンを栽培もして見えますが、主力は加工食品の開発・製造であり、幾つもの特許を持ち、数多くの商品を市場に出しておられます。
 そのなかで小生が今、一番気に入っているのが、ヤーコントコロテン(ヤーコン芋のしぼり汁を加えたトコロテン)で、これを親戚へのお中元に使っています。
 もう既に幾軒からかお中元が届いており、こちらからもそろそろ送る手配をせねばなりません。ネットで注文もできるのですが、けっこう煩わしく、昨年は電話して、前年同様に送ってほしいとお願いしました。
 今年もそうしようと、今日電話したところ、電話を受けられた方が小生のことを知っておられ、“今、渡辺が来ていますので、電話を代わりましょうか”とおっしゃる。“ぜひお願いします”と告げ、ヤーコン博士の声を久し振りに聞き、御機嫌伺い。
 お年は82歳、もう少し若いと思っていましたが、小生と一回り違う。声の張りは70歳。実に若々しい。数年前から地域の奉仕活動に積極的に取り組んでおられることを知っていましたが、恩師がおっしゃるには、“80歳を契機に生き方を変えました。仕事から手を引き、地域の奉仕活動に専念することにしました。”とのこと。
 以前、博士は「一生青春」をモットーにしていると言っておられましたが、80歳になっても、これは変えてみえないことでしょう。
 電話でお話しする中で、随分とパワーをいただいた感じ。
 今回、たまたま博士が会社へ来ておられ、かつ、電話を代わってもらえ、実にラッキーでした。最初に電話に出られた方、あの人は博士の息子さんかなあ?
 三井ヘルプ(株)さんの益々のご発展をお祈り申し上げます。   

コメント(0) 

掘ったヤーコン芋は乾燥を防いで冷温で保存 [収穫後のヤーコン芋の保存]

 2010年から試行錯誤しつつ、掘ったヤーコン芋の保存をしてきました。
 その経過を記録にとどめることとします。

(2010年12月)
 収穫したヤーコン芋の長期保存の方法は、1に乾燥防止、2に温度管理のようです。書物(農文協:特産品シリーズ「ヤーコン」第4章)から、その要点を紹介します。
 乾燥防止のため、ポリ袋に入れておくと良い。新聞紙にくるんでも良い。
 0℃以下になると凍りつくので保存場所に注意。5℃がベスト。暖かいとだめ。
 大量保管するには、低温が保てる室(むろ)に入れ、籾殻を掛けて乾燥を防止し、氷点下になるのを防ぐために、わらを乗せる。
 地下水位が低い土地では、大きな穴を掘り、土中保存も可能である。日が当たらない、水が入らない場所が良い。
 概略、以上のようですが、茨城大学農学部の見解でも、まだ試行錯誤の段階にあるとのことです。
 なお、大規模にヤーコンを栽培し、8月まで土中で保存してみえる方が西東京市にいらっしゃいます。「おーじろー」さんという方で、大変参考になりますよ。
 http://ameblo.jp/niikurafarm/entry-10730319200.html

 うちでは、3月に掘り出した芋を水洗いした後、大きなプラスチックの箱に籾殻(または、おがくず)を入れて乾燥を防止し、涼しい場所で保存しています。
 なお、保存するのに、泥つきが良いか、水洗いした方が良いか。これについては、茨城大学農学部で実験されていますが、どちらが良いとは言えないとのことです。
 3月に掘り出した芋は、大半を自家消費しているのですが、初夏までは持つものの、それ以降は気温が高くなるにつれて腐ってしまうものが多くなり、また、味が落ちて何ともなりません。
 なお、芋を空気に当たる場所に放置しておくと、1週間もすると柔らかくなってしまうものが10~20%程度生じますので、近年は、どれだけかの芋は籾殻の中に入れて保存するようにしました。これで、少なくとも1か月程度は固いままです。

(2012年)
 昨年12月22日に2畝掘ったヤーコンが、まだ3籠(スーパーの買い物籠と同じ籠)も残っています。1月半ばには無くなるだろうし、寒さで持つだろうと横着して、籠に入れたままにしておきました。
 ところが、風が当たらない涼しい納屋に置いてあるものの、乾燥は避けられず、気が付いたとき(掘ってから3週間後)には、3割以上がしなびてしまいました。
 しなびたものは調理がしにくいようですが、味は落ちず、当店のお客様にも、わけを話して少しずつ差し上げています。
 でも、ドンドンしなびてきますので、このまま放置しておくわけにはまいりません。
 そこで、用意してある籾殻の中へしまいこむことにしました。
 これで、少なくとも1か月はしなびないことがわかりました。
 これをもっと早くしておれば、しなびるのを防ぐことが出来たのですがね。
 面倒くさいと横着をしたばかりに、このような無残なことになったのです。
 今月末には、また1畝掘らねばなりません。
 今度は、早めに籾殻で乾燥防止することにしましょう。
 なお、この保管法を取れば、1月に掘ったものは、4月まで大丈夫でしょう。

(2013.12.4)
 今年は籾殻がいまだ手に入らず、掘ったヤーコン芋の保管(2週間から1か月)を別方法にせねばなりません。そこで、籠に新聞紙を敷き詰めてヤーコン芋を入れ、蓋も新聞紙にしました。これで、どれだけか乾燥防止できることでしょう。
(追記)籾殻と同程度の効果があることが判明しました。

(2015.5.9)
 昨年は籾殻がたくさん入手でき、掘ったヤーコン芋の保管は10日後には籾殻に埋め込んでいます。
 今年3月中旬に掘ったヤーコン芋は小さいものから自家用にしたり当店のお客様に差し上げたりし、今日現在で、大きな芋10数個ほどが残っていました。
 今年は4月下旬以降、平年より気温が高く、割と涼しい納屋の奥であっても、もう保存の限界に来たようです。残りを取り出してみると、3分の1程度の芋は端っこに腐りが来ていて、切ってみると、芋の表面に近い方は綺麗な色ですが、芯に近い方は幾分変色して来ています。食べてみると、腐敗臭はしないもののイマイチの味でしたので、これらは捨てることにしました。
 全く腐りがきていないもの10個ほどを店にもってきて、早めに自家用にしたり、お客様に差し上げたりしようと思っています。

(2016.4.6)
 今年は冷蔵庫が1台空いたので、冷蔵庫で保管することにしました。大きくて形の良いものを一つひとつ新聞紙に包んで、20Kgほどを入れ込みました。
(2016.7.25)
 6月になってから、アンデスの乙女が傷みかけてきて、7月中旬には全部がダメになりました。芋の表面は硬いのですが、切ってみるとレンコンのように空洞ができています。新聞紙で包んだだけでは乾燥を防止できなかった、ということになります。
 一方、アンデスの雪は、だんだん柔らかくなってきたのですが、切ってみても中は正常で、少々皮を厚くむけば食用にできます。これも新聞紙だけでは乾燥防止ができなかったことによるものです。
 品種により、保存性にこれほど大きな違いがあるとは知りませんでした。
 まだどれだけか残っていますが、このまま観察をすすめ、失敗の確認をすることにしています。(その後追記:アンデスの雪が8月初めに底をつき、長期観察はできませんでした。)

(2017.4.3)
 3月半ばに収穫したアンデスの雪とアンデスの乙女の大きな芋を、紙(アンデスの雪は新聞紙、アンデスの乙女は折り込みチラシ)に包み、さらにビニール袋入れ、冷蔵庫に保管しました。常温保管のものが4月下旬には底をつくでしょうから、その後に、保存性の悪いアンデスの乙女から食べることとします。
(2017.11.30)
 5月頃まで幾度か取り出して食べたのですが、その後は夏野菜を食べることが多く、ヤーコン芋は冷蔵庫に入れっ放しにし、強冷にしておいたところ、11月末には凍りついていました。新芋が採れたので、全部処分。
 点検してみたところ、アンデスの乙女は全部だめ、アンデスの雪は一部が使いものになる程度でした。

(2018年3月13日)
 2月下旬に掘ったアンデスの乙女の一部(大きいもの)を籠に入れて放置していたところ、半分は少ししなびており、ここ4日で2回水打ちして湿らせ(気休めですが)、今日、(今年は新聞紙やチラシ紙は使わずに)ポリ袋に直接1個ずつ(中ぐらいの大きさは2個)入れて密封し、冷蔵庫に保管。温度は当面、弱冷にしておくことに。
(9月30日)
 追記するのを忘れていたが、3月の最終収穫でアンデスの雪をメインにして冷蔵庫で保管し、7月頃には2、3割にカビが生えて捨て、今日、最後の3本を取り出したところ、2本にカビが生えており、これは捨て、1本のみ最後の食用に。

(2019年6月初め)
 冷蔵庫保管もなかなか難しく、少量保管とし、6月初めには全部食べ終わった。

(2020年5月末)
 冷蔵庫保管もなかなか難しく、少量保管とし、5月末には全部食べ終わった。


コメント(0) 

5.22 ヤーコン娘がやっと全員嫁入りしてくれた [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

  ヤーコンの種芋を育苗床で育て始めてからほぼ2か月経った。
 今年は1000個強を育てた。うちで使ったのはたったの75個で、随分前に畑に定植してある。それ以外は希望する方に差し上げるべく、育苗床で芽吹きが始まったら全部ポット苗にし、以来、毎日水やりしたり、芽欠きしたりと、ずっと管理してきた。
 ゴールデンウイーク前半に7名(8人分)の方、皆さんブログを見て取りに来られたのだが、これで120個ほどが出ていった。
 5月半ばに、ここ数年続いているが、グループで栽培しておられる2地区の方に、計400個ほどを持っていっていただいた。
 そして、最後に、本日、とある製薬会社に350個ほどを渡し、東海北陸の薬局・薬店に配っていただくことにした。これは、10数年は続けている恒例行事。
 ヤーコンに惚れ込んだ小生である。精一杯ヤーコン苗を作って、多くの方に栽培していただき、年々ドンドン栽培が広がっていくのを夢見ている。
 だから、単にヤーコン苗と言うのでは味気ないから、ヤーコン嬢と言ってみたり、ヤーコン娘と言ってみたり、嫁入りさせるなんて言葉も使ったりしている。
 まあ、いずれにしても、今日で全員嫁に行ってくれたから、やれやれである。これで、毎日の管理から解放された。暇になって、少々寂しい気もするが。
コメント(0) 

5.2 ヤーコン苗、今年はけっこう多くの方にもらっていただける [よもやま話、雑感]

別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、ヤーコンに関するものは、このブログで再掲することにします。

 一昨年までは全国の方々にヤーコンの種芋を無料で進呈してきたが、種芋が不作であったり、送るのに随分と手間がかかることから、昨年からは苗の無料進呈だけにした。
 そして、苗だと送るのは無理であり、取りに来ていただくことにしている。よって、近場の方に限られる。別立てブログで、その期間は5月1日から11日まで(日・月曜日を除く)としており、毎年、数名の方がいらっしゃる。
 さて、今年はどうかというと、昨日3人おみえになり、今日も2人みえた。いずれもブログを見て、あらかじめ電話をいただいた方で、あと1名が近日いらっしゃることになっている。今のところ、この6名で7人分だ。ざっとで100ポット。過去にない多さである。
 1名を除いてどなたも初めての栽培であり、けっこう意気込んでおられ、たいそう喜んでいただけた。今年の栽培がうまくいき、去年のような猛暑がなければだが、晩秋にはヤーコン芋が大収穫となる、そう祈っている。
 なお、お出でになった方々のうち、1名はオピニオンリーダーの素質がある方であり、この方が中心となってヤーコンの輪が広がりそうな感じがする。ヤーコンの普及を夢見ている小生。この方によってヤーコン栽培が広がってくれるとうれしい。
(追記)
 一昨年苗を差し上げた方で、昨年水に浸かって全滅したからと、今日(5月3日)おみえになった。2品種各10ポットを進呈。
(5月12日)
 グループでヤーコン栽培をなさっている2地区(岐阜市IW、関市IT)にそれぞれ200ポット強、150ポット強、計350ポット強を進呈。
(5月22日)
 とある製薬会社を通して例年どおり東海北陸の薬局薬店へ配布していただく350ポットを製薬会社渡し。
 これにて今年度配布全部終了。個数は約990(自家栽培分を含む)
 
コメント(0) 

ネズミのごちそうはヤーコン芋 [よもやま話、雑感]

(2016年1月14日)
 自宅のあちこちにネズミが出没しだした。
 最初は自宅の天井裏であったのが、倉庫に移り、そして今は納屋だ。
 倉庫に出没したのを発見したのは、玄米の米袋。年末のことである。3袋とも下部が齧られ、玄米をほんの少し食べられていた。被害は軽微だが、このままでは玄米がこぼれ出るからガムテープで補修しておいた。
 その後で発見したのは、長期保存してある芋類。里芋の親芋、ジャガイモ、山芋が所々齧られていた。なお、里芋の小芋には被害はなかった。
 そこで、玄米、芋類の全部を納屋に避難させた。なお、その後、正月には納屋に収穫したばかりのヤーコン芋を置いた。
 ところが、納屋にもネズミが出没した。その被害状況は次のとおり。

 ・玄米 ガムテープで補修しておいたからか被害なし
 ・里芋の小芋 ダンボール箱に蓋をして置いたから被害なし
 ・里芋の親芋 無被害
 ・ジャガイモ 無被害
 ・山芋 2本がほんの少々齧られた。
 ・ヤーコン芋 10日ほどの間に、次々と4本が齧られ、大きなくぼみができた。

 こうしてみると、ネズミがもっとも好む食べ物はヤーコン芋ということになる。
 これは、ネズミの消化器官はヒトにたいへん類似しているというから、彼らにとって好物のヤーコン芋は、ヒトと同様に彼らの健康にとてもいいのである。なんせオリゴ糖をたっぷり含み、腸内環境を大改善してくれるのだから。
 ところで、ネズミの駆除対策をしていないわけではない。
 強烈な毒餌を天井裏と倉庫に、まず置いた。倉庫でどれだけか食ったから1匹は退治できたであろう。天井裏からも姿を消した。
 その後、毒餌を納屋に移し、山芋やヤーコン芋の齧ったくぼみにも毒餌を置いておいたが、蹴散らかされるだけで食ってはいそうにない。
 そこで、粘着板を2個置いたのだが、1週間経っても掛かっていない。

 今日(1月14日)、正月に掘ったヤーコン芋もすっかり乾いたから、これ以上の乾燥を防ぐために、今朝、カゴに新聞紙を敷き、その中にヤーコン芋を入れて、新聞紙を被せておいた。その上に齧られたヤーコンを乗せ、齧ったくぼみに毒餌を置いたのだが、果たして毒餌食ってくれるか。あまり期待できないだろう。
 ところで、ヤーコン芋以外の被害は軽微であり、ヤーコン芋を食うようになった以前は、これでは彼らの胃袋を満たすことは不可能であろうと思われた。
 彼らは何を食ってきたのであろうか。
 これは、後から発見したのだが、倉庫に置いてある牛糞堆肥であった。
 積み上げてある牛糞堆肥の最下部の袋が2箇所食い破られ、大きなくぼみができていた。うちで使っている牛糞堆肥は、牛糞・敷藁orおがくず・バーク(樹木の皮)を完全発酵させて作られる発酵生成物であるから、これまた彼らの体にとてもいい発酵食品である。
 オリゴ糖たっぷりのヤーコン芋を食ったり、発酵食品を食ったりと、彼らネズミどもは、この上ない健康食材ばかり腹いっぱい、いや、被害の程度からすると腹八分で止めているようである。
 ヒトも少しは彼らネズミを見習わねばいかんですね。具沢山の味噌汁、それも屑ヤーコンを多く入れたもの、これを毎食とることでしょうなあ。
 こうして、ネズミに一つ教えられたところです。
 2015年産のヤーコン芋は史上最大の豊作となったから、君たちネズミ君にもヤーコン芋をおすそ分けしてやるよ。
 でも貴重な山芋はもう食わんでくれよな。今度、山芋を食ったら、強烈な毒餌、これはかなり高額だが、もう1箱ばら撒いて、かつ、粘着板を倍に増やしてやるからな。覚悟しておけ!

 と、ここまで書き綴ってきたのですが、人間なんて実に勝手な生き物ですね。自分に都合のいい物差しだけでネズミを褒めたり叱ったり殺そうとしたりするのですから。
 
コメント(0)